鬼女紅葉伝説 の 荒倉山へ

戸隠村と旧鬼無里(きなさ)村(現長野市に併合)の境にある、通称荒倉山と言われる

里山です。 新倉山、砂鉢山、霧見岳、竜光山の一連の山系の総称となります。

その中の最高峰は、砂鉢山(1431m)となります。


荒倉山は、鬼女紅葉の伝説の舞台で有名である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%85%E8%91%89%E4%BC%9D%E8%AA%AC

山の中には、伝説を裏付けるかの様に「 紅葉の岩屋 」などの名の付いた奇岩がある。


友人のT君が、一度は登りたいと言っていた里山です。


当家より、長野県庁前から信州大学教育学部)前の信号を左へ曲がり

一路、裾花川を遡り 鬼無里方面へ車を進めて、途中より右の戸隠方面へ

楠川を遡り、荒倉キャンプ場、鬼女の岩屋 を目指します。

村落を抜けて鬼無里へ抜ける林道へ、荒倉キャンプ場を過ぎて

竜虎トンネルの手前にある駐車場に車を止めます。


まあ、その昔は多々の登山客で賑わったと思えますが、昨今では登山道も荒れており

微かな、踏み後と地図を頼りに登り始める。  9時30分 登山開始


30m程登り始めると、「 鬼女の岩屋 」へ80mと書いた古い看板があったので

ちょっと寄って見た。

流石に、その岩屋は断崖絶壁の下にありました。


道を戻り、ちょっと急な道を登り上げると、安堵ヶ峰と言う鞍となる。


ここは、峠の十字路で右は、竜光山 左は霧見岳となる。 それを左へ進みました。


この道を直進すると古道となり、戸隠村鬼無里村を結んでいるらしい。


霧見岳までは、岩混じりのヤセ尾根で両側が崖の様な所で歩きづらいです。


それでも、こんな山野草も 「 ヤブレガサ 」が


また、山ゴボウの仲間の「 オヤマボクチ(雄山火口) 」も見られました。

この オヤマボクチ の葉っぱは、この様に繊維があり

信濃山ノ内町(現中野市)の須賀川地積では、この オヤマボク の葉っぱ を乾燥させて

蕎麦のツナギにしています。  この手打ち蕎麦も美味です。



霧見岳の直下には、こんな里山にもと言う様な クサリ場 がありました。

このクサリ場は、林の中にあるので 戸隠山や鳥甲山の様に谷底が見える場所と違い

恐怖感はありませんでした。
 

霧見岳へ向かう途中で、北側にある戸隠連峰を見る事が出来ました。


最高峰の高妻山の頭は、雲に隠れていました。 ↓印


鬼女紅葉伝説がある様に、この山には モミジの木が多く 他の雑木は葉が散っていましたが

それでも、最後の紅葉が沢山見られました。

霧見岳と言っても、こんな感じの古い標識が残っているだけです。

まあ、それにしても この稜線を進みますが 大小のコブがあり

折角、苦労して登っては、下り! もったいないと思う事が多々ありました。


正直言って、疲れる山です。 また、稜線の両側には雑木林が多くて、展望がイマイチです。

すぐ裏側にある 一夜山も こんな具合です。


それでも、立木の切れ間から 高妻山(右)と乙妻山(左)が見えました。


木の根っこをつかんで、登る様な場所や


片側が何へ落ち込んでいる様な崖の上を歩いたり


逆に、崖の下を歩く事も多々ありました。


まあ、変化に富んだ稜線の登山道でした。


そして、ようやく 砂鉢山へ着きました。  12時丁度に到着


カラマツ林の中で、一部切り倒された所がありますが、展望のない頂上でした。

近くの村落の人が先客で昼食を摂っていました。

我々も、ここで昼食となりましたが、風が吹くと カラマツの細い葉が雨の様に落ちて来て

味噌汁にも入ってしまう始末でした。 早々に引き上げる事となりました。

来た道を戻る事になります。 12時03分引き上げ開始



戸隠連山方面は、どょ〜んとした暗い雲に隠れ始め、霧雨が降っている様に見えましたら

ちょっと判りづらいですが、虹も見えました。


登りで大変な所は、下りも更に大変なのです。 尻餅はするし!


それでも、やはり下りは早いですね。 13時40分に駐車場へ戻る

まあ、それにしても 膝の上下の筋肉を使い ウサギ飛びを1000回やった感じでした。



帰りは、この林道を更に登り鬼無里へ向かいます。

その途中で、虫倉山 を一望することが出来ました。


また、霧雨の中の 一夜山 も


戸隠連峰の方は、どうも雪が降っている様に思えました。( 風が冷たい! )


途中からは、雨模様で寒くて 暖房を入れた程でした。



明日、いや 明後日辺りは、足が痛くなるのを覚悟しなければ。。。

不思議に、4日もすれば また、何処かへ登りたくなるのです。 不思議ですね。


今朝、起きて 戸隠連峰高妻山を見てみると、やはり昨日は雪が降った様だ!!

 


また、ネ!