久々の好天気 山へ行っちゃいました

9日早朝、目覚め窓へ寄りブラインドの隙間から空を見たら久々の好天気なので気持ちは「山へ行く!」に早変わり、早速にデジカメ、ネガカメラ、交換レンズや衣服を用意し出発となる。
いつも車には登山用具が乗っており、昼飯だけを買えば良い状態になっていますので、途中でいつも「おにぎり3個、インスタントみそ汁、ポカリ1本、ジュース1個」を調達します。
飲料水は1Lポリへ入れ替えて持って行きます。

6時半自宅を出発し車に乗って、北の方向へ走るが今日の登山先は未だ未定!!
一応、目的地としては「戸隠山1904m」「飯縄山1917m」「斑尾山1381m」のどれかをと決めていたがこの所の天候から見ると、前日の雨で「戸隠山」は滑りやすく危険だし、好天気で展望は良さそうなので、360度の展望が利く「飯縄山」に決定し車をその方向へ進めました。
当地からは長野市内を通過して冬季オリンピックのルージュ会場の脇を通り登山口へ向かう様になります。

この「飯縄山」の目の前には「戸隠山1904m」や9/25登った「高妻山2352m」があり、北側には9/8に登った「黒姫山」があります。後ろ側には「斑尾山」があります。

長野県の北信地方では、昔から「北信五岳」と言って「戸隠山」「飯縄山」「斑尾山」「妙高山2454m」「黒姫山2053m」があり親しまれています。


高妻山」から見た「飯縄山


黒姫山」から見た「飯縄山


飯縄山」は、その昔、飯縄流忍法の使い手「天狗三郎」が山中にあった「天狗の麦飯」を食べながら修行したことに由来しており、地形図には「飯縄山」と「飯綱山」の字が併記されている。
地質学的には、「飯縄山」「妙高山」「黒姫山」「斑尾山」はいずれも火山でした。中でも「飯縄山」「妙高山」「黒姫山」の三山は、およそ8kmごとに南北に直線上にみごとな火山列を作っています。最初にできたのが「飯縄山」で次に「黒姫山」で続いて「妙高山」が出来ました。
妙高山」の北西8kmには丸い形の「焼山」は今も活動している活火山です。信越五岳の火山は富士火山帯の最北端にあたります。

飯縄山」への登山はルートとして4ルートありますが、一番ポピュラーな南登山道の登り口へ8時50分に到着しました。登山口の駐車場は一杯でした。適当な場所を探し、駐車し出発しました。

さーて、いよいよ「飯縄山」登山が始まります。何処の山へ登っても最初はきつくて「どうしてこんなに苦労して!」と脳裏で考えますが、調子が出るのはいつも午後の頃です。

やっぱり人気のある山なので、結構人が登っています。やはり中年が多いです。

灌木がうっそうと茂り、道も大きく歩きやすいが前日の雨で滑りやい状態でした。


飯縄信仰もありますので、石仏が13体も要所にあり数えながらの高度を稼ぐ事が出来ました。


傾斜も徐々にきつくなり、天狗の硯石

大きな一枚石の上に少し窪みがあり、休憩するには最高でした。


山腹の紅葉も始まっていました。


南東方面を望むと飯縄高原(手前)や長野市(奥)が見え始めました。


13石仏を過ぎると高木の少ないガレ場になり、視界も開けました。


ほどなく西尾根コースとの合流点に到達 

天候は、この時点では多少のガスが掛かっていました。


やっぱり秋ですね!山アジサイもご覧の様に


まだまだ、結構登って来ますね


南陵ピークに到着 11時20分頃


ここから、稜線に出てササ原越に見える山頂?


この登山道に、未だリンドウが咲いていました。


11時30分 「飯縄山 1917m」に到達


人気のある山なので、山頂には約30人程おり昼食で賑わっていました。
この混み様なので、あまり人が行かない隣の「霊仙寺山 1875m」(れいせんじやま)へ向かう事にしました。
とは言っても片道50分も掛かりますし、昼飯前でしたのでちゅうちょしましたが、山頂からの眺めもガスが多少あったので、「霊仙寺山」へ向かう事にしました。
まあ!確かにあまり人はいませんし、ご覧の様な道で天候が良くないと、とても通れる道ではありません。


さすがに、途中で合った人は3人だけでした。
ここ、信州の山奥では「熊」の出没が多いと聞いていましたので、心細くなりますので「大きな声での一人言」を言いながら進みましたり、帰りの道が判らなくなってしまうので、要所にプラ袋を破いて木々にくくりつけて進みました。それでも、人が通らないので自然が残っており楽しかったです。


途中で足下に冬支度をしている「ショウジョバカマ」を見つけました。


飯縄山」と「霊仙寺山」途中の稜線で素晴らしい紅葉を見ました。


また、途中からは北アルプスもちょっとだけ見えました。


ようやく、「霊仙寺山」へ12寺30分に到着しました。
先客は1人だけで、またガスっていた視界も取れ最高な状態でしたので、腹は空いていたがカメラを全開して撮影を始めました。すると、先客の人が「富士山」が見えるよ!と言ったので、その方面を見ると「見える」ではありませんか!! なかなか、この山で見える機会は少ない様です。ラッキー!!
幾つかの展望写真を紹介します。

厳寒の季節ですと空気も冷えていますのでクッキリと見えますが、今の季節ではこんなモノでしょう。
「富士山」が 私の目には見えましたが!


紅葉と「火打山 2464m」(中央) 左側「焼岳 2400m」 初冠雪です。


槍ヶ岳 3180m」 中央の三角


この連休に遭難があった初冠雪の「白馬三山」(右から白馬岳 2932m 杓子岳 2812m 白馬鑓ヶ岳 2903m)

手前の山は「戸隠連山」になります。


紅葉と「高妻山 2353m」9/25登った山


右が「焼山」で奥左中央が「金山 2245m」奥左側が「天狗原山 2197m」です。


奥が「妙高山 2454m」で手前が9/8登った「黒姫山 2053m」になります。


志賀高原寄りの「鳥甲山 2038m」(とりかぶとやま)三角の山と台形の「苗場山 2145m」


景色としては、「野尻湖」方面を望む


八ヶ岳連峰」(右のお椀を伏せた山が「蓼科山 2530m」左の三角が主峰「赤岳 2899m」と思われる)


まあ、こんな具合に展望が最高で、1時半頃まで撮影をしておりました。
やっとこ昼食にありつきました。
そして、「飯縄山山頂」を目指して戻り始めました。当然に戻るにも大変でしたが何とか3時頃に到着しました。頂上には2人だけ居りました。皆、下ってしまった様です。
名残が惜しいですが、私も下山し始めました。3時50分頃
この時間になると、太陽の強さも弱くなり薄寒さがありました。
この高さで最後の戸隠連峰の写真を撮りました。


こんなに薄暗くなってしまいました。さっきの霊仙寺山稜線の時の様に「大きな声での一人言」を言って下りました。


4時50分頃に、ようやく登山口へ到着しました。足はガクガク状態でした。
これから、混雑の予想されている長野市を抜けて安全運転で戻りました。

最後まで見て頂きまして有り難うございます。