穏やかな日の『どんど焼き』

当地での「 どんど焼き 」は昔は小正月(1月15日)の火祭りでしたが、昨今は子供が少なく役員不足もあり1月の第二週目の日曜日に行われています。        それが今日でした。

朝から風も無く、暖かい日で『 どんど焼き 』には最高でした。

良くは判りませんが、この習慣は私の子供の頃からありました。
一説によると、
どんど」とは「尊いもの」という意味があるようです。松飾りやお札は神様が宿っているので「尊いもの」というわけです。それを焼くのでどんど焼き。また「どんど・どんど」とはやすことからどんど焼きと言うようになったとい説もあります。


お正月に使った門松や竹、しめ縄、お守り、破魔矢、祈願成就した「だるま」などを地区の子供達やPTA役員が午前中の8時30分頃に各家より集め、河原の一角に木を骨格として、三角柱の櫓を組み、これに門松やしめ縄、お守り、破魔矢等で積み上げて、最上部に「だるま」を吊します。

これは、当地区( 若宮 )の櫓です。他の地区に比べて、ダルマが多いですね!


それぞれの地区の様子や世帯数等によって、組まれる櫓は違いますので、当地区の近隣をちょっとご紹介をしますと


T温泉地区は、各家に竹を飾るので竹が多い

左の山が八王子山、右の橋が大正橋です。



新T温泉は、新しい旅館や世帯が多いので



K団地地区は、新設された団地なので世帯数も少ないので、農地の一角に



K温泉地区は、この辺で一番大きな温泉地区で旅館さんや商店も多いので!



K地区はこれから世帯が増えるの所なので



S地区もこれから世帯が増える所です。


最近は消火等の関係で昼間に点火をします。本日は午後の1時30分でした。
点火の時間になると、役員や子供達、両親達が河原に集まって来ます。
そして地区の区長さんのご挨拶の後に役員さん達が櫓に点火をします。


子供達と一緒に燃やします。豪快に上がった火の中に書初めを投じで、高く舞い上がると上達するなどと言われています。


まあ、良く燃えるしので子供達は「 熱い!、熱、暑い!


だるまも


だるまの原型が。。


会場では役員が御神酒を配ったり、


子供達にお菓子等を配っていました。


燃えている炭を持ち寄って、子供達は河原に「 即席の釜戸 」を作り餅網で餅を焼きます。


餅が黒こげになっても食べて無病息災を願うものです。


私の子供の頃を思い出しました。『 盛大で(子供が一杯いたからかな?)前日(1月14日)に門松、竹、おしめ縄、お札、破魔矢、だるま等を近所の空き地に集めて、その夜は仲間と夜通し見張りをしたものですし、他の地区と集めたモノと交換をした事もありました。
私の地区は戸倉上山田温泉に近かったので門松やだるまは多く集まりますが、おしめ縄は集まりません。
しかし隣は農家の多い地区で自給自足でおしめ縄は沢山ありますが、門松やだるまは不足気味でしたので、夜中に中間点の洞窟でで「 物物交換 」した事もありました。
そして翌日の15日に大人の人が山から切り出した木で三角柱の櫓を河原に作り、他の地区に負けない大きさの櫓でした。そして夕刻になると多くの地区の方が集まって「どんど焼き」をしたことを!!』


お正月にお迎えした神様をお送りする日本の伝統的な行事です。
風邪を引かないと言う言い伝えもあります。
どんど焼きの燃えさしは魔除けになるといわれ、家路につく人は持ちかえり、門口に立てておきます。


以上、本日のお正月最後の行事でした。

じゃあ、 またネ!