紅ヤマシャクヤク やっとこ発芽!

一般にはヤマシャクと呼ばれていて、北は北海道 南は九州に分布し

普通は白花ですが、紅色したヤマシャクもあります。

自然界では、白花も少ないが紅花は更に少ない様ですが

全国の山々に林道が出来て多々発見されています。

また、盗掘に合い各県で絶滅種に指定されています。

http://ariake.pref.kumamoto.jp/eco/sizen_hogo/sitei/sitei_12.html

もちろん、私は白花も紅花も自然界で見た事はありません。

山野草やさんで販売している紅花は、誰かが自然界より親木かタネで採取して

栽培し、それからタネを採って増やした物と思われます。

採取場所にあやかってその場所の名前を取って「ブランド化」して

高値で取引されています。

一部、ご紹介しますと

佐渡島での発見品で「 佐渡小町


北海道で発見された「


富士山麓での発見された「 富士ベニバナ


東北地方での発見された「 羽前小町


吾妻渓谷での発見された「 吾妻渓谷紅


などがあります。

但し、私は未だ全ては持っていませんが。。。


白花は、自宅の山野草畑にその昔に買った親木が

何年か花を咲かせ


それよりタネを採取し

赤いものは見せかけの物で、紺色が本当のタネです。


発芽させて、今年に2世が初めての花芽を付けました。


タネを植えて開花までに5年程も掛かりました。

そして、その花の咲いているのは2〜3日です。

それでも、その花を見るのが楽しみです。



紅花は05年9月にオークションで九州の阿蘇山麓で採取された

タネを手に入れる事が出来ました。

これが、その群生地の写真です。

そして初めての植え付けとなりました。


トトロのドングリ発芽の気分でした。

2年目にして、やっとこ発芽しました。

色々な文献にも紅花は、2年越しの発芽と記載されていましたが

何の保証もありませんし、やって見るしか無いと思い

見よう見まねで植え付けをしました。


元々、山野草のタネは「 天変地異を考えて全部のタネが翌年に発芽して

干ばつ、水害、噴火、山火事等で地表部が全滅をしても、

タネの形で土の中に保存されていれば種の全滅を防げます。

そんな訳で今日まで生き延びて来たのでしょうね。 」


紅花は2年以上経たないと発芽しないので、慎重に慎重なヤマシャクヤクなのです。

4月の2日に最初の紅花の芽を確認した時は、「感無量!」でした。



また、この時に一般の白花ヤマシャクヤクの植え付けもしましたが

白花は、60%の確率で翌年には発芽しました。

そして2年目ですと、こんなに大きくなりました。

2年目には残りの半分は、今年発芽しました。

かなりの確率での発芽でした。


紅花も白花も発芽状況は同じで名札が無いと判別はできません。

私も最初は、疑い05年の写真を見たくらいです。

結局、この日は3鉢の発芽を確認しました。

それから、日を追う度に発芽の確認鉢が多くなり

今日現在では、20鉢を越えました。


これから、5月頃までは太陽の恵みと水と肥料を与え、

6月からは日陰に移します。

根に栄養を蓄えさせる為に、

出来るだけ葉っぱが11月頃まで枯れない様にしなければなりません。

開花までは、後4年間の辛抱ですが。。。 長〜い!!
以上、ヤマシャクヤクの近況報告でした。



この所の暖かさで、自宅の山野草や花木も芽吹き始めていますので

随時、ご紹介を致しますのでお楽しみに