4月の始めの頃の 「 春の嵐 」 により
当家及び親戚のあんず畑は、近年にない「 霜 」の被害を受けてしまいました。
4/4 最低気温は−3℃、 4/5は−2℃と冷え込み
折角、咲いた杏の花も凍結してしまいました。
この時に開花前の花芽は、殻に囲まれているので霜にもめげませんが
一端、開花してしまうと氷点下の温度では、受粉しても実りませんし枯れてしまいます。
28日は、雷も鳴ったり大粒の雨が降りましたが、
本日は久々の快晴に恵まれ、農家では杏の「 摘果 」が始まりました。
今年は霜の被害もありましたが、
それでも霜にめげずに「 摘果 」をする程の実が付いていました!!
当初、「 摘果 」の必要なしと楽観や心配がありましたが
写真の様に「 あんず達も頑張りました 」ので
今年の杏は、皆さんに出荷が出来ると可能性が出て来ました。
それでも、
親戚の生食用の最高峰品種の『 ハーコット 』 は、全滅状態 です。
ご覧の様に、『 実 』がありません。
近隣の同品種を植えている農家でも同様でした。
また、例の「 一目百万本 」の名所である 森地区 の
平地では、私の所と同じ頃の開花でしたので
被害があり、少し奥の山手側では未開花だったので
被害は無かった様です。
今年の杏の価格は多少の値上がりが予想されますが
当家では『 昨年並みの価格 』と『 昨年並みのオマケ 』と考えております。
それでは各あんずの今日の様子を、ご覧下さい。
『 接木の新月 』
その分を、『 昭和種 』『 信州大実種 』『 信山丸種 』『 山形3号種 』
『 平和種 』『 在来種 』『 接木の新月 』と多品種カバーさせて頂きますので
ご希望の品種をお選び下さい。
但し、販売等の量は限りがございますが!!
2006.6.12の日記に、あんずの種類や特長を載せてありますが
簡単に申し上げますと
『 昭和種 』
平均重量70g 甘味は中位 酸味が強くシロップ漬け等に最適
『 信州大実種 』
果重80gで実が大きく酸味少なく、甘味強く、香りも良い。加工、生食もいける。
『 信山丸種 』
果肉は緻密で果重は40g前後とやや小ぶり
酸味が強く、主にジャムやシロップ漬けなどの加工用
『 山形3号種 』
果重は60g前後で甘みがあるものの酸味が強いため生食には向かず、
主に干し杏やジャムに利用されます。
『 平和種 』
果重40g、肉のしまりよく、緻密で品質優良。生食用・加工用に適します。
『 在来種 』
昔あんずとも呼び、酸味が強く生食には向かないが
他の品種とブレンドしたジャムは最高!
『 接木の新月 』
平均重量80g シロップ漬、ジャム、生食に利用できる
また、今年は新品種等の苗も植えております。
『 ゴールドコット種 』を親戚の畑へ、『 信山丸種 』を自宅へ
但し、3年以降からの収穫ですが!!
確かに、今年の春の気候は現在でも異常と思われます。
早朝の温度が低すぎますし、暖かい日が続いたと思えば、
この時期に珍しい寒気が入り、未だ「 霜注意報 」が発令されています。
植物に取っては、最悪な年かも?!
各日付の日記をブログタイトル下の 「 日記一覧 」 をクリックして選び参照して下さい。
2/20 ① あんず情報
3/27 ② あんず情報
3/28 ③ いよいよ開花!
4/2 ④ 杏の花は?!
4/4 ⑤ 杏の花は満開!! そして
4/5 ⑥ やっぱり 霜にやられてしまった!!
4/23 ⑦ 4/4の霜被害は絶大だった!!
それでは、随時に あんず情報 を載せますのでお楽しみに!
明日は、「奥信濃」へ山菜採りに出掛けます。
またネ!