あんず情報  ⑧

3月末頃は、割合に暖かく順調に杏の花も開花したが

4月の始めの頃の 「 春の嵐 」 により

当家及び親戚のあんず畑は、近年にない「 」の被害を受けてしまいました。

4/4 最低気温は−3℃、 4/5は−2℃と冷え込み

折角、咲いた杏の花も凍結してしまいました。



この時に開花前の花芽は、殻に囲まれているので霜にもめげませんが

一端、開花してしまうと氷点下の温度では、受粉しても実りませんし枯れてしまいます。


28日は、雷も鳴ったり大粒の雨が降りましたが、

本日は久々の快晴に恵まれ、農家では杏の「 摘果 」が始まりました。



今年は霜の被害もありましたが、

それでも霜にめげずに「 摘果 」をする程の実が付いていました!!



当初、「 摘果 」の必要なしと楽観や心配がありましたが

写真の様に「 あんず達も頑張りました 」ので

今年の杏は、皆さんに出荷が出来ると可能性が出て来ました。



それでも、

親戚の生食用の最高峰品種の『 ハーコット 』 は、全滅状態 です。

ご覧の様に、『 』がありません。

近隣の同品種を植えている農家でも同様でした。


また、例の「 一目百万本 」の名所である 森地区 の

平地では、私の所と同じ頃の開花でしたので

被害があり、少し奥の山手側では未開花だったので

被害は無かった様です。


今年の杏の価格は多少の値上がりが予想されますが

当家では『 昨年並みの価格 』と『 昨年並みのオマケ 』と考えております。



それでは各あんずの今日の様子を、ご覧下さい。

昭和種


信州大実種


信山丸種


山形3号種


平和種


在来種


接木の新月


その分を、『 昭和種 』『 信州大実種 』『 信山丸種 』『 山形3号種

平和種 』『 在来種 』『 接木の新月 』と多品種カバーさせて頂きますので

ご希望の品種をお選び下さい。


但し、販売等の量は限りがございますが!!


2006.6.12の日記に、あんずの種類や特長を載せてありますが

簡単に申し上げますと


昭和種

平均重量70g 甘味は中位 酸味が強くシロップ漬け等に最適


信州大実種
 
果重80gで実が大きく酸味少なく、甘味強く、香りも良い。加工、生食もいける。


信山丸種

果肉は緻密で果重は40g前後とやや小ぶり
酸味が強く、主にジャムやシロップ漬けなどの加工用


山形3号種

果重は60g前後で甘みがあるものの酸味が強いため生食には向かず、
主に干し杏やジャムに利用されます。


平和種

果重40g、肉のしまりよく、緻密で品質優良。生食用・加工用に適します。


在来種

昔あんずとも呼び、酸味が強く生食には向かないが
他の品種とブレンドしたジャムは最高!


接木の新月

平均重量80g シロップ漬、ジャム、生食に利用できる



また、今年は新品種等の苗も植えております。

ゴールドコット種 』を親戚の畑へ、『 信山丸種 』を自宅へ

但し、3年以降からの収穫ですが!!


確かに、今年の春の気候は現在でも異常と思われます。

早朝の温度が低すぎますし、暖かい日が続いたと思えば、

この時期に珍しい寒気が入り、未だ「 霜注意報 」が発令されています。

植物に取っては、最悪な年かも?!


各日付の日記をブログタイトル下の 「 日記一覧 」 をクリックして選び参照して下さい。

2/20 ①  あんず情報
   
3/27 ②  あんず情報 

3/28 ③  いよいよ開花!

4/2  ④  杏の花は?!

4/4 ⑤  杏の花は満開!! そして

4/5  ⑥  やっぱり 霜にやられてしまった!!

4/23 ⑦  4/4の霜被害は絶大だった!!


それでは、随時に あんず情報 を載せますのでお楽しみに!

明日は、「奥信濃」へ山菜採りに出掛けます。


またネ!