雨の中、南アルプスのお膝元へ

29日、友人Tより電話があり

今年のお盆の連休に、南アルプスへ登山を予定しているが

30日にドライブを兼ねて、登山口まで行って見ないか!と誘われましたので出掛けました。


雨男が企画するので案の定、30日は早朝より雨が降っており

まあ、行ける所まで行って見るかと言う事になりました。



長野県は、信州とも呼びまして

私の居る場所は、北部なので「 北信 」(ほくしん)と呼び

軽井沢方面は、東部なので「 東信 」(とうしん)、

諏訪や松本は真ん中なので「 中信 」(ちゅうしん)と呼ばれています。

飯田、伊那は南なので「 南信 」(なんしん)と呼ばれています。


そして、南信の東側の山々を「 南アルプス 」と呼んでいます。

そんな場所なので、ちょっと日帰りで登山と言う場所でないので

あらかじめ、アプローチをする場所へ向かいました。



T君の愛車で、高速の長野道 姨捨(おばすて)SA よりETCで入り

松本、岡谷、伊那を通過して、松川インターチェンジで降りて

天竜川を渡り、大鹿(おおしか)村へ入りました。



大鹿村は、長野県の地図を見て伊那市駒ヶ根市の中間より右側へ進んだ山奥になります。

ここ、大鹿村には 中央構造線 が走っており、地質学的には面白い位置にあります。

http://www.ooshika.com/


中央高速の道中は、雨が降ったり止んだりした天気でしたが

松川から大鹿村までは、雨も止み遠くに南アルプスらしき山々を望みながら

まあ、くねくねした道を進みました。どうも、友人のTは車に酔ったらしい!!


そんな事も、気にせずに一路鳥倉林道を進みました。

この林道は、大鹿村の村落(海抜約1000m)から一気に山道を1600mまで登り上げる

舗装がしてある林道です。

いくら雨が止んでも、ご覧の様に「 」が巻いており、なかなかの林道です。

そんな、山奥の林道ですので

数頭の「 日本鹿 」を見る事が出来ました。

この鹿の対策なのか、植えてある幼木には、写真の様にテープを巻いて幼木を保護してありました。


ここ、大鹿村では

昭和36年の集中豪雨で、大西山が大規模に山津波を起こして

下市場、文満の集落を襲い39戸の住宅を壊滅し、42人の尊い人命を

奪い去った36災害の現場です。

写真は、その山です。

現在では、公園になっています。


この林道の海抜1620mの所に「 夕立神パノラマ公園 」があり

天気が良い時は、南アルプスの展望が出来るはずなのですが

ご覧の様に、雲海に包まれていました。

遠くの山には残雪も見られました。

それにしても、南アルプスは奥が深い山並みでした。


また、ここには緑色の大きな岩があり地質学的に面白い場所です。

http://www.osk.janis.or.jp/~mtl-muse/subindex02.htm


そんな岩肌にへばりつく様に、山野草が咲いていました。

ミヤママンネングサです。

霧が晴れたら、谷の向こうに林道が見えましたが


しかし、ここから100m程で通行止めのゲートがあり大きな駐車場がありました。

つまり、ここが車での最終地点なのです。


ここから、徒歩で30分位で「 鳥倉登山口 」となる様です。


塩見岳 」への登山口になり頂上までは、片道8時間程度の登山の様です。

そんな訳で、小屋泊まりの1泊2日のコースとなります。


北信の山々ですと、

日帰りが可能ですが 南アルプス連山 になりますと、結構な距離がありますので

私は未だ 未登頂 です。


ご覧のように、月曜日でしたが駐車場には沢山の県外ナンバーの車が多々ありました。

様子を見ていましたら、続々と登山者が下山して来ましたので

混まない内に大鹿村村落へ戻りました。



どうも、腹が減ったと思ったら午後1時を過ぎており

鹿塩(かしお)地区にある「 塩の里 」と言うドライブイン?で食事をする事にしました。

ここには、「 鹿肉の焼き肉定食 」があり、¥900円と格安で旨かったです。

この鹿肉は、臭いもなく、柔らかくて美味でした。


この鹿塩は山奥なのですが日本で唯一

塩を含む水 が湧き出る場所で、その昔は製塩業もあった場所です。

http://www.ooshika.com/history/kashio.html


また、日本にも珍しい不思議な塩辛い湯が湧き出るのです。

そんな訳で、鹿塩温泉の「 湯元 山塩館 」で¥700円を払って

外来湯に入る事にしました。

やっぱり、「 しょっぱい(塩辛い)湯 」でした。

http://www.yamashio.com/


男湯は、こんな感じでした。

キャー!恥ずかしい!! 裸体で!!!

なかなか、面白いお風呂で満喫して帰宅しましたが

帰りの高速で 眠い眠い、眠かった です。


では、またネ!