『 あんず情報 』 7

今年は、昨年と違って遅霜( おそじも )が来なかった。

杏の花が 咲く頃 や 咲いた後 に、冷たい 冷気(0度以下) に当たると

受粉が未完だったり、小さな実が凍ってしまい枝枯れをおこしてしまい

実が成らなくなってしまいます。


この冷気は、深夜( 午前2時〜5時頃 )にやって来ます。

また、同じ畑であっても、また同じ木であっても、その時の冷気の流れで

冷気に逢った所だけが枯れてしまいます。


昨年は、この現象が発生して約3〜4割程度の収穫量が減ってしまいました。


今年はお陰様で、そんな気象状況に近い温度が低い日もありましたが

被害が出る事は無く、その時期は過ぎてしまいました。


今年は、4月4日頃から杏の花が咲き始めました。

そして、満開は4月の8日頃でした。


それでは、その様子をご覧下さい。 

但し、今日は雨降りでしたので親戚の杏畑へは行きませんでしたので

3枚目の写真の無い物もありますよ!


1枚目が咲き始め  2枚目が満開  3枚目が今日の様子 となります。


在来種  【 我が家にあり親戚になし 】
昭和初期から長野県で栽培されています。果実は円形で、黄色がかった橙色をしており果重は60g前後。甘みがあるものの酸味が強いため生食には向かず、主に干し杏やジャムに利用されます。出荷は6月下旬頃


平和種  【 我が家と親戚にあり 】
大正時代に長野県埴科郡(現:長野県千曲市)の杏園で発見され、第一次世界大戦終結を記念して命名された品種です。酸味が強く甘みが少ないので、主に加工用に栽培されています。果実は橙色の円形で、果重は50〜70g前後。6月下旬から7月上旬に出荷されます。


新月  【 我が家にあり、但し親木は枯れ他品種に接ぎ木 】
長野県埴科郡(現:長野県千曲市)森地区で最後に出荷される品種 新潟大実とチルトンの交雑実生 平均重量80g 加工 ・ 生食 両方に利用できる


信山丸  【 親戚にあり、我が家3年目 】
酸味が強く、主に ジャム や シロップ漬け などの加工用として栽培されています。果形は楕円形で橙色、果肉は緻密で果重は40〜50g前後とやや小ぶり。生産数が少なく質が高いことから高級アンズとしても人気です。出荷は6月下旬頃から。


昭和種  【 親戚にあり、我が家になし 】
昭和の初め頃に長野県埴科郡(現:長野県千曲市)の杏園で発見され、平均重量70g 甘味は中位 酸味が強いですが、完熟させると 生食 や シロップ漬け 等に最適


信州大実  【 親戚にあり、我が家になし 】
「新潟大実」と「ア−リ−オレンジ」を交配して1980年(昭和55年)に登録された品種で、果実が80〜100g前後と大粒なのが特徴です。酸味が比較的少なく糖度もあるので 生食 ・ 加工 を兼用することができます。果実は円形で果皮・果肉ともに橙色、香りも強いです。7月中旬頃に出荷されます。


ハーコット種  【 親戚にあり、我が家3年目 】 
カナダ生まれの品種で1979年(昭和54年)に日本に導入されました。酸味が少なく甘みが強いので生食用として栽培されています。果実は橙色で、80〜100gとやや大きめの楕円形。あまり日持ちしないので購入後は早めに食べましょう。7月上旬頃から出荷されます。


今の時期の杏の実は、写真3枚目の様に長細い格好をしています。

これから、段々に丸く変身していきます。


これから、農家では杏の摘果( てっか )作業に入ります。


出来るだけ大きくさせる為に、杏の実を落とします( 7〜8個を落とす )が、


当家では、あまり落としません。 ( 作業が大変ですし、何か勿体ない気がしますので )


これから、随時 あんず情報を流しますので、見ててね!


オマケの写真


愛犬モコの愛嬌

近くへ行くと寄って来て、お手をする。


そして、頭を下げて


横になり


体を触ってやると喜びます。



じゃあ、またネ!