先週は、ハナミズキの天下だった!

我が家の回りには、花木で人気の高いハナミズキが一杯に植えてあります。

それが、今年も先週にかけて満開です。


これらのハナミズキの祖先は、実は日本の固有の花木ではありません。

戦前に日本が桜をアメリカに贈った時に、アメリカより頂いた花木です。

だから、正式には「アメリハナミズキ」とも言います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%8A%E3%83%9F%E3%82%BA%E3%82%AD


一般的には、白花が多いですが、昨今の植木ブームで赤花の方が人気があります。

そんな訳で、赤花は白花に比べて多少とも高価になります。


でも、最近の傾向では、同じ価格になっています。( ホームセンターでは )


一般的に売っている赤花ハナミズキは、白花の台木に接ぎ木をした物が多いです。


このハナミズキの赤花のタネを植えて、発芽させても9割以上は白花となってしまいます。


我が家のハナミズキは、その昔に植木や等で売れ残ったものを真夏に

格安に購入し、2年程植木鉢で育成して地に降ろした物です。


私は、赤花より白花の方が好きです。

と、言うのは、白花は開花直前には 薄黄色 で開花後に 真っ白 に変化します。

この開花直前は、もっとも美しく感じられます。


赤花の開花直前は、イマイチ綺麗ではないのです。

完全に開花すると綺麗ですが。。


また、開花後に雨等に逢うと、色が薄く変化してしまい、やっぱりイマイチです。


ハナミズキも秋になると紅葉もしますし、


赤いタネを沢山付けます。


このタネを、そのまま植えても翌年には芽を出しません。

私も、最初は知らずに植えましたが、やっぱり発芽しませんでした。


このタネの回りに、発芽を抑制する物質があり発芽はしません。


彼らの理想パターンは、秋に小鳥等に赤いタネを食べられて

何処かの電信柱等で、糞と一緒に排出されて、地上に落ちて枯れ葉等に隠れる事が

出来れば最高なのです。 

生えている地域の拡大が出来るし、糞が栄養にもなります。


私も、毎年 このタネを採取して 回りの果肉を取り除き 黒ポット等へ植えています。

翌年には、8割程度は発芽をします。


これは2年目の若木ですが、時々 こんな赤黒い葉っぱの物も誕生します。


ただ、未だ花は何色かは判りません。。


ただ、開花までは4〜5年はかかるでしょうかね?!


この様に、タネから育て上げた若木は、人に差し上げたり

オークション出品をして楽しんでおります。


今までにオークションで30本程、全国へお送りしました。


すでに、挑戦した発芽苗は親戚や友達宅で素晴らしい白花を付けて咲いています。


このハナミズキは、日本の固有種のヤマボウシと似てはいますが

全く違うのは、ヤマボウシは葉っぱが出てから花を咲かせますが

ハナミズキは、花が咲いてから葉っぱを広げます。


こんな性質なのでしょうか、花が目立つので人気があるのでしょうね。


ただ、似ているのは、前年度に花芽を形成するので、翌年に咲くか判ります。

赤い実の写真で上の左右の蕾が来年の花芽です。


今年は5月の連休明けまでが、当家ではハナミズキの天下でしょうかね。

このハナミズキが散った後は、ヤマボウシの天下到来になります。


その頃には、ヤマボウシ特集を組みますのでお楽しみに!



じゃあ、またネ!