手作り 杏シロップ漬け へのお誘い

ここ、長野県の県庁所在地 長野市より南東側の千曲市周辺は

県内でも有数の杏畑の多い場所です。


そう言えば、昨日のNHKのお昼番組の「 のど自慢大会 」が千曲市

当地で開催されていました。 会場は、自宅から5分程度の所でした。

私は、自宅でTV鑑賞していましたが。。。



昔から 善光寺の鐘の音が聞こえる所までが杏の成る場所と言われていました。


千曲市森地籍は 昔から杏の専業農家が多く、杏畑が多い残っている場所です。

昔から 一目十万本 と言われるほど 全国一 の杏の産地で

4月の始めには、丘一面ピンクに染まり春の訪れを告げています。

杏栽培の歴史は古く、江戸時代から信州松代藩が栽培を奨励したことや

気候風土が適していたことから、杏栽培の中心地として発展してきており、

花の開花時期には多くの観光客が訪れ、観光面でも地域の発展に大きく貢献しています。
http://www.ja-chikuma.iijan.or.jp/anzu/index.php


我が家の地区も、この地区の隣りの 隣りの 更級地区

昔から杏の栽培は行われています。


昨今では、各家の回りに植木代わりに杏の木が植えてあり

最近では、この杏の花を鑑賞する意味で

剪定もされずに、高木になってしまい収穫もせずに落下したり

鳥のエサになっている様です。



一般に、これら果実の木は、毎年 秋から冬にかけて剪定を行い

古枝を新枝に更新する事で、美味しい果実が収穫されます。

つまり、虐めてやると 実を付けるのです。


さて、

市販されている生食用のパック詰めの杏で加工品を作るには

その杏の量を考えると、破格な金額になってしまいますので

なかなか、手を出す訳にはいきませんね。

かと言って、加工する様な杏の物流は、無いに等しいでしょう。


杏は、収穫後に常温では どんどんと熟成され 最後には腐ってしまいます。

そんな訳で、いつ売れるか判らない物は物流には載りません。


また、パック詰めの杏も 樹上で 「 色着き 」 始めたら 収穫を するので

当然に、本来の杏の味ではありません。


ただ、樹上完熟した杏は 少しの風で落下してしまうので

農家では、こんな収穫はしません!!

落下しますと、クズ杏でジャム行き となるからです。



やっぱり、完熟 した

杏を収穫して

加工を したものは、その味は 絶品 です。

しかも、自分での手作り品はね!!



そこで、今年は この 完熟杏 を使って 「 シロップ漬け 」を作ってみませんか!!

もちろん、我が家の 秘蔵レシピー をお付けします。 


確かに、シロップ漬け は 素人には 難しい ですが、 方法を憶えてしまえば

自分で作ったシロップ漬は絶品 ですよ!  たぶん、毎年 ハマって しまうでしょう。


このシロップ漬の加工作業はジャム作りと違い、工程を一日通して行う為

少し、大変な調理となります。 ( 中途半端は失敗します。 )

でも、チャレンジして下さい。


簡単に言うと、

シロップ漬け の杏は、鍋で煮てから瓶に入れるのではありません。

あらかじめ、熱湯消毒した 杏を 瓶に 入れて、そこに シロップを 流し込み

その瓶を 煮沸して、保存します。

瓶の中で、シロップ と 杏が コラボ される訳です。冷蔵庫で冷やして、暑い昼下がりに食べれば 最高 ですよ!


シロップ漬け を初めて作った人達は、 この瓶の中での 熟成 が待てずに

早めに食べている様です。 
 

また、あらかじめの 熱湯消毒 及び 瓶に入れた後の煮沸が 適当ですと

中の杏は、カビたり 腐敗 してしまいます。

これが、完全ですと 1年 は持ちます。 

また、何の調理でも、各行程で個人の サジ加減が 必要となります様に

杏のシロップ漬けも同様です。

 ( 瓶の大きさや数、シロップの量、シロップの甘み 各消毒等 )



そんな大変? と思われるシロップ漬ですが

その工程のポイントをご紹介しますと

まず、

少し堅め の 杏を 使います。 

杏の堅さは!! 完熟手前程度

杏は、種を取り軽く熱湯に入れて( 湯通し )、消毒をします。 

この時の加減が!!

容器の消毒時間!!

容器に入れる杏の量は!!

シロップの甘さ加減!!

容器に納めて煮沸消毒!!


冷蔵庫での保管後に、いつ頃が食べ頃か!!

などなど


私の所より、この完熟の杏をご購入頂いた方は

最初は、「 あんずジャム 」を作ります。


次のステップで「 シロップ漬け 」に 挑戦 しています。


さあ、今年は 貴女様も 「 シロップ漬け 」 を作りませんか?!



今年は、昨年と違い春の開花時に 遅霜(おそじも)が 無かったので

今の所は、豊作気味 の様です。

 

6月の中旬頃から収穫が始まります。

当家及び親戚の 樹上完熟杏を、今年もお分けをしますので!



近日、「 生食杏のハーコット 」 を掲載しますのでお楽しみに。


現在、枝成り完熟 では 『 完熟のあんず 』の予約を承っております。

詳しくは、
http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/20080516

を見てね!!


じゃあ、またネ!