面白い名前の花木です。
「 猿滑り 」 その名前の様に、樹木の木肌がツルツル状態なので
猿でも、滑ってしまう所から、そんな名前が付いたのでしょうかね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%99%E3%83%AA
このサルスベリの木は、剪定 や 消毒 を 怠ると 病気が 発生してしまい
花見どころか、見た目も悪く、その近くや下にある花達も大変な事になってしまいます。
http://www.yasashi.info/sa_00006g.htm
一般的には、「 アブラムシ 」が集り、その排泄物により
「 うどんこ病 」が発生してしまいます。
我が家の庭に、推定200年以上前からの古木で、根元の胴回りが90cm以上もあります。
つまり、私達家族以上に この地に根付いているのです。
まあ、この土地の守り神様の様な存在でしょうかね?!
所が、このサルスベリの木は、可愛がってやらないと、あの夏の暑い時に
沢山の花を咲かしてくれませんので、年間の世話が大変な花木です。
まあ、放任しておけば大変になります。
つまり、アブラムシの巣に化けてしまい、前記の様な病気が蔓延してしまいます。
所が、ある時代からご先祖様がこの地を離れた事により
まあ、面倒を観なかったので、樹高も3mは越えてしまったり、枝も放任状態でしたので
ここへ家を建ててからは、数年間は このサルスベリと格闘をし
それから、毎年の子守が始まりました。
そんな訳で、果樹用の三脚を建てて、しかも最上段まで登っての芽掻きになります。
今年は、思いきっり1本にしてしまいました。
芽掻きをした後は、スッキリ状態ですが、8月の開花頃までに更に新芽を出しますので
もう1回程、芽掻きが必要になります。
もちろん、その間にも 殺虫剤 や 殺菌剤 を 打ち続けなければならず
まあ、子守が大変です。
それでも、夏の暑い頃に 他の花木が咲いていない時の開花なので
そして、夏の暑さがなくなり、涼しく感じられますと花も落ちて、
その枝も、紅葉の準備に入ります。
その後も、ちゃんとアブラムシは狙っておりますので 消毒が必要になります。
そして、紅葉も終わり、葉っぱも落葉し、枝だけになりまと
これ又 大変な作業が待っているのです。 このサルスベリの剪定が始まります。
サルスベリの剪定は、今年延びた枝を 全て 切り落とします。
但し、その枝の先を延ばしたい時は残しますが、花殻枝は全て切り落とします。
そんな訳で、毎年に新芽枝を切り落としますので、
その部分が、丁度 手でグーを作った形の様に丸くコブになります。
あまり、大きくなって来ると、そのコブ頭を切り落としてしまいます。
つまり、毎年に新しい枝を作り、その先端に 花 を咲かるのです。
これを怠ると、コブの先がジャングルになり、アブラムシ等の住みかになってしまうのです。
まあ、そんな訳で 今年も素晴らしい花を咲かせてくれるのが楽しみです。
子守の大変な サルスベリ でした。
じゃあ、またネ!