サルスベリ の 剪定今年も

面白い名前の花木です。

「 猿滑り 」 その名前の様に、樹木の木肌がツルツル状態なので

猿でも、滑ってしまう所から、そんな名前が付いたのでしょうかね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%99%E3%83%AA

一般には、ピンク花が多くあり

そのほかに、白花もあります。


このサルスベリの木は、剪定 や 消毒 を 怠ると 病気が 発生してしまい

花見どころか、見た目も悪く、その近くや下にある花達も大変な事になってしまいます。
http://www.yasashi.info/sa_00006g.htm


一般的には、「 アブラムシ 」が集り、その排泄物により

うどんこ病 」が発生してしまいます。


我が家の庭に、推定200年以上前からの古木で、根元の胴回りが90cm以上もあります。

つまり、私達家族以上に この地に根付いているのです。

まあ、この土地の守り神様の様な存在でしょうかね?!


所が、このサルスベリの木は、可愛がってやらないと、あの夏の暑い時に

沢山の花を咲かしてくれませんので、年間の世話が大変な花木です。


この4月から5月は、新芽が出る季節で

ご覧の様に、胴回りや枝の各所から新芽が生えて来ます。


まあ、放任しておけば大変になります。

つまり、アブラムシの巣に化けてしまい、前記の様な病気が蔓延してしまいます。


そんな訳で、5月の末頃に この新芽掻きを行います。


所が、ある時代からご先祖様がこの地を離れた事により

まあ、面倒を観なかったので、樹高も3mは越えてしまったり、枝も放任状態でしたので


ここへ家を建ててからは、数年間は このサルスベリと格闘をし

それから、毎年の子守が始まりました。


そんな訳で、果樹用の三脚を建てて、しかも最上段まで登っての芽掻きになります。


枝の途中は、

全て掻き取ってしまいます。



去年は、枝先に残した新芽は、2〜3本としましたが


今年は、思いきっり1本にしてしまいました。

取る前

掻き取った後


芽掻きをした後は、スッキリ状態ですが、8月の開花頃までに更に新芽を出しますので

もう1回程、芽掻きが必要になります。


もちろん、その間にも 殺虫剤殺菌剤 を 打ち続けなければならず

まあ、子守が大変です。


それでも、夏の暑い頃に 他の花木が咲いていない時の開花なので

それは、素晴らしく感じます。


これは、2階の窓から見た感じです。

そして、夏の暑さがなくなり、涼しく感じられますと花も落ちて、

その枝も、紅葉の準備に入ります。


その後も、ちゃんとアブラムシは狙っておりますので 消毒が必要になります。


そして、紅葉も終わり、葉っぱも落葉し、枝だけになりまと

これ又 大変な作業が待っているのです。 このサルスベリの剪定が始まります。
 

サルスベリの剪定は、今年延びた枝を 全て 切り落とします。

但し、その枝の先を延ばしたい時は残しますが、花殻枝は全て切り落とします。


そんな訳で、毎年に新芽枝を切り落としますので、

その部分が、丁度 手でグーを作った形の様に丸くコブになります。


あまり、大きくなって来ると、そのコブ頭を切り落としてしまいます。


つまり、毎年に新しい枝を作り、その先端に 花 を咲かるのです。


これを怠ると、コブの先がジャングルになり、アブラムシ等の住みかになってしまうのです。


まあ、そんな訳で 今年も素晴らしい花を咲かせてくれるのが楽しみです。


子守の大変な サルスベリ でした。


じゃあ、またネ!