憧れの戸隠表山縦走 追加訂正版

長野県の北信にあり、戸隠信仰の中心的存在の山です。
http://yamachizu.mapple.net/mt02-0063/

県内で販売されている書籍には、

「 山伏の修験場であった峻険な岩稜が続く山 」 信州山歩き しなのき書房

「 信仰と伝説の残る信越五岳の人気の山 」  長野県の山 山と渓谷社

「 スリルのある蟻ノ戸渡りを経て天ノ岩伝説が残る・・・ 」 妙高、戸隠、志賀  山と渓谷社

「 蟻ノ戸渡りは中高年には危険な状態、安全対策をしたバーティーの領域 」 
                     北信 東信 日帰りの山  信毎書籍出版センター

などに記載されている様に、なかなかスリルのある山です。


コースは、一般的に 奥社 〜 八方睨 〜 九頭竜山 〜 一不動 〜 戸隠牧場

で、走行距離 9km  約7時間の縦走です。


まあ、登った後の感想ですと 一般の登山は歩くだけですが

なんと、この戸隠山は、両手両足を使って登り上げる山でした。


しかも、蟻ノ戸渡り等のクサリ場では コースを考えて通過しなければならず

精神的にも体力的にも疲れました。


それでは、写真をご覧下さい。


奥社入口の駐車場に車を止めて、戸隠奥社を目指して参道を歩きます。

20分程で、隋神門へ着きます。
 
 

ここから先には、推定300年以上の杉並木が続きます。

 

ひんやりして、なかなかの感じでした。


今年の1/4に来た時は、雪も1m以上ありスノーシューでもやっとでした。


そして、25分程度で 奥社へ着きました。 リックを下ろし、神様に「安全に!」とお願いして


社務所脇へ向かいました。 ここには、安全パトロール隊が常駐しており

登山計画書を提出しました。 

昨日までの連休中は、多くの登山者が入山したとの事でした。

今日は、何人の先客がと聞いたら、1人登って行ったと言っていました。


そして、ここから始まるのです。 急坂な尾根道を登り始めます。


約1時間ほどで、岩下を削った様な五十間長屋、百間長屋へ着きました。


まあ、こんな崖にへばりついて ヤマユリ が咲いていました。( 写真中央赤→ )


ここで、一休みして いよいよ クサリ場 へ向かう



写真の様な、こんな所を登るのです。


まあ、恐怖感とスリル感が。。。  登ってしまえば、安楽感が!

そんな、こんな崖には こんな花も咲いていました。 シャジンの仲間


振り返ると、鏡池が見えました。


またまた、クサリ場が 通称 見返りの岩 


これが、今回のハイライトのクサリ場です。 

通称 胸突き岩 高さ10m程の1枚岩を急登はんをする。


上から見たら


いよいよ、ハイライトの 蟻ノ戸渡り が見えて来ました。


どうも、右上の頭が中間点の八方睨の様です。

さて、この岩の背( 白→↓ )を通るらしいです。


近づけば、さすがに 蟻ノ戸渡り なんて言う名前が判りました。


巾が50cm程で、馬の背の様になっています。 つまり両サイドが谷になっています。


この場所では、私一人でしたので ゆっくりと手に汗をかきながらスリルを楽しみました。

どうも、先客は上の八方睨から見ている様でしたので、もし滑落しても通報はされる様です。


カメラが当然に邪魔になるので、ザックに入れましたが

この崖に跨っても、余裕なのか サックからカメラを出して撮る事もしていました。

その写真が、これです。


ようやく、蟻ノ戸渡り を過ぎて 振り返った写真です。


そして、ピークの八方睨(1900m)に12時半に着きましたので


昼飯タイムとなりました。 ここは、名前の通り360度の展望なのですが

天候がイマイチでしたので、北アルプスや下界は見えませんでした。


いつもの様に、ガスでお湯を沸かして、味噌汁とおにぎりを そして、ドリップコヒーをこれが旨いのです。

食事をしている直ぐ前に、蝶が止まりました。

まあ、こんな高い所まで。。。


天候がイマイチでしたので、午後1時過ぎに縦走路へ向かい始めました。


この縦走路は、神社側はスパッと即ガケで、覗くにも怖いです。


反対は樹木林でした。

そんな、縦走路なのに シラネアオイヤマユリギボシなどの植物が


18分程度で、本縦走路での最高地点の 戸隠山(1904m)に着きました。


ここからも、右は崖の道を高山植物を見ながら進むのです。

右に飯縄山が見えたり



後には、鏡池


そして、あの恐怖の 蟻ノ戸渡り が


こんな縦走路に、カエルがいたのです。 保護色で動かないと判りませんでした。

いったい、何処で卵を産んでいるのかな?

段々、笹藪らしき道になり、気を付けないと転びますので注意ですね。


転んで、谷へ なんて事もありますので!


やっと、黒姫山が見えて来ました。


異様な風貌した 屏風岩が間近に見えて来ました。


この谷底も怖いです。 下から、これまた涼しい風が吹いて 最高なんですが。。


真下には、戸隠神社が見えました。


この縦走路も、平坦でなく 何度もピークを登り下がりする道で

まあ、いい様に疲れますし、汗がダラダラでした。


それでも、癒しの高山植物が多々あり、面白かったです。


ようやく、裏側へ この時には、午後3時過ぎでした。

戸隠連峰の最高峰 高妻山(2353m)が望めました。


ここから、一気に約100m程も下ります。

 

前日の夕刻に雨が降ったので、滑る!滑る! 何回、尻餅を着いたか!


午後3時半に一不動へ到着!!


ここを、真っ直ぐ登ると 高妻まで行けます。但し、3時間+でね。


私は、ここから右へ降りますが、ここから戸隠牧場まで下りで90分も掛かるのですよ!


下山途中にも、ご覧の様にクサリ場があるのです。


前日の夕刻に雨が降った為か、登山道にも水が流れていたりして

結局、牧場へ着いたら、午後4時半過ぎでした。


うしろの戸隠山は、もう霧に隠れて何も見えませんでした。



下界へ戻ったが、ここからが大変なのです。 と言うのは

奥社の駐車場まで、アスファルト道を30分も歩くのです。

登山靴でこんな道を歩くのは、実は大変で足が痛くなります。


バス停にバスが居たので、聞いて見ると アト8分程で出る!との事

ラッキー! ¥200円で乗せて頂き 無事に駐車場へ戻りました。



そして、長野市内の夕方の渋滞の中を自宅まで舞い戻って来ました。

もちろん、愛犬のモコは待っていました。 疲れているのに散歩に。。。


シャワーを浴びて、近くの酒屋へ 瓶ビールを買いに行く。


面白い事を発見しました。

杏の収穫前の体重が、最高で *5kgだったのです。

収穫後の体重が、*2kgまで落ちました。

そして、戸隠山登山後は、*0kgになりました。

体の水分が消えたのか? 多少でも脂が燃焼されたのか?は不明です。

今朝、計ったら *1.5kgになっていました。 

何しろ、昨日の水分補給は、ただ物ではなかったですからね。


また見てね!