無事、生還! 天狗原山、金山 は別天地だった!

先週の3日〜4日に、長野県と新潟県との県境にある同山へ

登山に向かいましたが、4日早朝に登り始めましたら、突然の雨と雷で撤退をして来ましたが
http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/20080804

予定通り、8日から 再チャレンジに単独で行って来ました。


出発日は、結局の所 愛犬モコとの散歩や、早めの夕食を与えてからの

出発となり、午後4時半になってしまいました。


小谷温泉に6時過ぎに着いたのですが、これから野天風呂に入っていると

夕食の支度時間が、遅くなり 真っ暗になってしまうので、野営地へ直行しました。

その途中で、夕日と雲海の中から、百名山の 雨飾(あまかざり)山 が見えました。

当然に、金曜日の夕刻の登山口駐車場には、私一人だけでした。

夕食の支度!と言っても、ご飯を熱湯で蒸して、中華丼の元も暖めて、味噌汁を

そして、糖質ゼロの発泡酒で、一人宴会となりました。


山岳道路の脇で、車の中での一人は 怖いものです。 当然に鍵は内締めしてね。

また、色々と考えます。 ここで、地震が来たら。。。とかね!


朝方2時頃に、寒くて起き 長ズボン と 長袖のシャツを無意識に着ました。


いまの時期は、4時過ぎる頃になると 明るくなるのですね。

5時少し前に起床して、朝食の準備を始めていたら

登山客1名が自家用車で到着! 車の中で、パンを。。。 そして、登って行った。

朝食が終わった頃に、2台目の登山客が到着!!  直ぐに、登って行った。

ゆっくり、朝食後の デザート なんてと思いつつ、気が急いてしまい

結局、私は3番手で出発となり 5時47分に登り始めました。


そして、教科書で約1時間のこのコースで唯一の水場へ45分で到着した。

この水場は、海抜が約1600m程で、ここから先はブナ林の中を登って行きます。

通称、ブナダテ尾根 と言っています。 

素晴らしい、天然のブナが沢山残っています。


また、途中で 朝日が ブナ林から見え 幻想的でした。


それにしても、この登山道はキツイです。 戸隠は怖かったが、こっちの方が長くてキツイです。

ハシゴあり、雨降りには冠水する登山道(滑る)、細かい小石のザレ場があったり


それでも、林の中を登るので 直射日光が当たらないのが救いでしたが


まあ、景色の見える尾根まで出るのに、水場より3時間も掛かるのです。


それでも、最初に見えた 雨飾(あまかざり)山は、素晴らしいの一言です。


また、戸隠連峰最高峰の高妻、乙妻山を後から覗く事も出来ました。


尾根道を行くと、これが天狗原山と思われる頂が見えました。 でも結構な高度差でした!

これを、左に回り込みながら登り上げる様です。


その途中の湿気のある日陰の登山道脇には、

季節はずれの キヌガサソウ が

また、サンカヨウ も咲いていました。


天狗原山まで来ましたら、ブナ林もなくなり 開けて、 目の前に 焼山(活火山) が


素晴らしいパノラマが見え始めました。 ただ、遮るものがないので 暑い!
 

更に進むと、 焼山の右に 火打山 が見え始めました。


こんな、尾根道を更に進みますと


この登山道際が この登山コースの ハイライトのお花畑 なのです。

シナノキンバイの群落 が


そして、 火打山 の隣りに 妙高山 が見えました。

 

登山道の脇には、 コケモモ の群落が

ハクサンフウロ の群落も

所々に ダイモンジソウ も

ハクサンチドリ

クルマユリ も


天狗原山のお花畑を過ぎると お地蔵山がひっそりと鎮座していました。


そして、更にお花畑の続く登山道を進みますと 金山が見えて来ました。


金山と焼山


所が、この先の登山道は ここを 一旦 右に下りるのです。 折角、高度を稼いだのに!


下り始めましたら、所々に雪渓が残っており


実は、この近くの場所は 春なのです。 雪解けで冷気があるからです。

また、登山者にとっても涼しいので助かりますが、横切る時は怖いですがね。


神の田んぼの手前の雪渓上部には 季節外れの シラネアオイ が ( 赤の↓の所 )

咲いていました。普通に咲く頃は、虫達も少なかったのですが、

今頃に咲いたので 虫達の喧嘩状態で蜜を争っていました。


そして、また登ぼり上げるのです。 そこにある台地が 

神の田んぼ と呼ばれている お花畑群 で 小さな池もあります。

6月頃にくれば、もっと花が咲いていたと思います。


その道中には、右を見ても左も ハクサンコザクラ の群生地です。

そして、 ツガザクラ が

 

しかも こんなに大きな物は始めてでした。


稜線の所々に、黄色の ニッコウキスゲ も

それにしても、金山までの景色は 雪渓もあり 天気も良かったので最高でした。

これが、最終点の 金山頂上 です。 

10時、丁度に到達しましたので、約4時間とちょっとで!


正面に 焼山 が  ご覧の様に、もうこの時間に 雲が 火打山 に掛かっています。

どうも、天候がイマイチになる様です。

遠くの景色が見えなくなって来ましたので

ちょっと早かったので、昼飯は止めて 水分補給に ドリップコヒーを2杯頂き

10時50分に、下山の準備をしました。


まあ、下り道の なが〜い 事 なが〜い 事 本当に登って来たのって感じでした。


登山道って、下りの方が怖いのですよ!

ガレ場では、ズルズルと滑るし 濡れている石も 滑るし

帰り道も、写真を撮りながらですが、ヤバイ所では 両手を開ける為に ザックに!


下へ着いたら、野天風呂に入りたいとか、山荘でソフトクリームを食べたいとか
考えながら、慎重に降りて行きますが、下り道だけでなく、登りもあるのです。


苦しくて登っている時には、気が付かなかったが 妙高へ抜ける乙見峠までの

山岳道路が見え始めました。


下り道も 汗が出る!出る! それでも、14時30分に登り口の道路が見え

やった!って 感じでした。


結局、ご覧の様に 駐車場は満杯でした。 延べで10名程は登っていたでしょうか。


結局、野天風呂に入らず 村営の山荘で ソフトクリーム を食べて、来た道を舞って来ました。

途中、愛犬モコのグルメ餌を買いながら 自宅へ 17時に無事に到着しました。


早速、シャワーを浴びる前に 自分自身を計量しましたら

*9.6kg と **kgの大台より軽くなっていました。


シャワーを浴びた後で、晩飯まで待てずに 糖質0の発泡酒

一気に500ml飲んでしまいました。 その後も 麦茶 を飲む飲む!!

そんな、苦しくて 楽しかった 登山でした。


またネ!