第3回目として、「 サンシュユ 」 をご紹介します。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%A6
( 過去の写真デターを駆使して編集をしています。 )
我が家の家の回りには、ヤマボウシ と ハナミズキ が沢山植えられていますが
これらの樹木は、実は 半数が、実生から育て上げた ものです。
そんな中で、1998年に発芽し 2 〜 3年程 鉢で育てた1本が
何となく、葉っぱが違っていましたし、大きくなるにつれて樹木の肌が剥けて来ました。
変種のヤマボウシかな?と思っており、ヤマボウシと一緒に庭に植えました。
もう1年もすれば、花がと思っていましたが一向に咲く気配がなかったので
切ってしまうつもりでした。
そんな時に、友人のT君が来たので、見せたら 「 これは、サンシュユだ! 」と言いました。
彼の家には、この サンシュユの木があったので、見立ての間違いは無いと確信しました。
来年は咲くだろうと思い、待っていたら! 翌年の春先に やっと咲きました。
このサンシュユは、初めて花が咲いた時はヤマボウシ以上に感動的ものでした。
この サンシュユ が咲く頃は、長野でも遅雪が降る頃で
そして、花が咲いた後で 葉っぱが 出て来ます。
彼が来なかったら、たぶん切られていたでしょうね。
どうですか? 今の時期のヤマボウシの花芽に似ていませんか?
ヤマボウシの葉
サンシュユの葉
タネを植えて、発芽した頃は全く判りませんでした。
そんな、サンシュユですが、やはり 剪定で切るのに ちょっと ためらう事もあります。
来年の花芽が、良く判ります。
つまり、来年の春に花が咲くか?咲かないか!の判別が出来る樹木なのです。
そして、花芽だけになり冬期は氷点下になったり、雨の雫で凍ったりしても枯れる事はありません。
ヤマボウシ や ハナミズキ は紅葉しますが、この サンシュユは 紅葉しませんので
ちょっと、つまらない樹木です。。。
そして、冬の季節は この様に花芽だけ残ります。
ハナミズキと同様に、花が咲いた後に 葉っぱが出て来ます。
晩秋の頃には、葉っぱも落葉してしまうので 真っ赤になった実を鳥達が狙っています。
この実も、ヤマボウシ、ハナミズキと同様にタネの回りに発芽をさせない果肉がありますので
このまま、植えても発芽しません。
やはり、鳥達の胃を通って、糞と一緒に排出されると発芽率が高くなります。
植物と鳥類の長きに渡る共存関係が判る様な気がしますね。
この実は、強精薬、止血、解熱作用がある漢方薬になる様です。
未だ、試した事はありません。
グーグル等で 「 サンシュユ 」と検索をしますと、多々の情報が得られますよ。
以上、 次回は ミツマタ を予定しています。
では、 またネ!