レッドデータブック観察会に参加!

『 セツブンソウ観察日記 3 』


千曲市では、国の環境省が昨年に創設した、地域に於ける生物多様性保全

再生に資する活動等を支援する『 生物多様性保全推進支援事業 』の募集に

昨年に応募をし、全国19件の採択箇所の1つに決まりました。


そして、昨年の12月に『 千曲市生物多様性保全協議会 』を設立し

昨年の希少動植物調査で、約1,900種の調査を実施いたしましたら、

国のレッドリストに掲載されている種が63種、県のレッドリストに掲載の種が92種確認され多くの希少種や絶滅危惧種が発見されました。


今年は、「 千曲市レッドデータブック 」の作成に向けて調査を継続しますが

そんな中 一般の市民にも 興味を示して頂き 

レッドデーダの植物で代表的なセツブンソウの観察会がありましたので参加をしました。


セツブンソウは、個人では 今年に入って 何回も群生地を訪れていますが

やはり、専門家と一緒に行く事により、色々な情報が得られるので参加をしました。


昨日に引き続き、今日も この時期としては 暖かい日よりでした。



千曲市戸倉庁舎(旧戸倉町役場)に9時に集合だったので、少し早めに自宅を出て

大正橋を渡ると千曲川河川敷から煙が上がっていた。 

今日は、市内を流れる千曲川河川敷での野火を行う日で、地元の消防団

参加して大々的に実施していました。


そして、定刻にマイクロバスに乗り込み、セツブンソウ群生地の自在山(天狗公園)へ

さすがに、もうセツブンソウへの駐車場は一杯でした。


その近くにある臨時駐車場に止めて、群生地へ向かいます。


そんな中 興味を示した 植物や木々をご紹介しますと


群生地へ向かう林道で、普段は気が付かなかったが 「 アブラチャン 」と言う 木です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3

こんな不思議な 花芽を持っていたのです。 【 左右対 】

そして、花が咲いた後に 実がなり この実から 油が採れ 灯用として活用したので

こんな 名前が付いた様です。



また、「 ミヤマウグイスカズラ 」が ピンクの花を 咲かせていました。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/uguisukagura.html


 

群生地に着きましたら、日曜日でしたので 近隣から?か 多くのギャラリーが居ました。


私が見て ちょっと変わった セツブンソウ を 紹介しますと


左の未開花の 葉が 多い様な気がしますが!


ちょっとボケているが、花びらの枚数が多いと思います。

少し薄黄色の花?


並んで延びて来た! もっと離れろって言っているかも?!


これは、昨年にこぼれ落ちたタネが芽吹いた1年生です。

約3〜4年後から花芽が着く様です。


群生しているセツブンソウ


思い思いに、愛機を使って 撮影をしていました。



セツブンソウの群生地で説明を聞いた後、下り道で藪へ寄り道したら

ひがんばな科の「 キツネノカミソリ 」と言う植物の葉が出ていました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%82%B8%E3%83%8A%E3%83%8E%E3%82%AB%E3%83%9F%E3%82%BD%E3%83%AA

これは、面白い植物で これから葉が出て 夏には枯れてしまい

晩夏から初秋にかけて、花だけ咲くと言う 習性を持っています。



下山してから、バスに乗って上山田地積の城山へ向かい

外来種に負けずに頑張っている「 イヌノフグリ 」を見ました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%8C%E3%83%8E%E3%83%95%E3%82%B0%E3%83%AA

 
これに良く似ている 「 オオイヌノフグリ 」と言う外来種が ほとんど占めています。 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%82%A4%E3%83%8C%E3%83%8E%E3%83%95%E3%82%B0%E3%83%AA

国産固有の「 イヌノフグリ 」の特長は、オオイヌノフグリに比べて

葉っぱや花が 1/5程 小さいもので 石垣などの土の少ない所で

細々と生きています。



まあ、今回の観察会で 普段、目にはしているももの 又は、踏んづけている所に

ある植物の説明付きの観察が出来て、興味も沸き 楽しかったです。

千曲市 環境課 環境推進係の事務局員 及び 千曲市生物多様性保全協議会の役員さん達に

お礼を申し上げます。 次回も参加をしたいと思いました。 



じぁあ、またネ!