やっぱり、野の海は雪があった!

長野県の最北 栄村にある 野の海高原へ 今年 初めて行った。


栄村のHPを見ても、野の海への道路情報は 詳しく載っていなく

冬期通行止めの情報しかなかったが、今期は雪が少なかったので

多少の期待をして、一人で向かった。


何しろ、最北端なので 高速を使って 飯山豊田ICで降りて 117号線を北上する。

平日だったので、高速は混んでいませんでした。


小布施サービスエリア近くの千曲川堤防に植えてある 桜は 満開でした。


飯山市に入り、117号線を北上するが、この時期 飯山市では、河川敷に 菜の花を植えてあり

見事に咲いていました。


栄村に入り、野の海へ向かう林道を登り始めると、やっぱり 通行止め!


でも、その脇を通り 登り走る。 2004年から 毎年 行っているので 勝っては知っている。

所が、今年は 例年より 雪が少ないはずでしたが

林道の1/3程度 行った所で こんな感じで 通行不可 でした。


昨今、この不景気なので 村でも野の海への除雪は予算がないのであろう。

まあ、自然に溶けるのを待っているのであろうか?


この、野の海高原は 残雪とブナ林が 最高なのです。 私は、そう思うが!

( 写真は、2006.6.10です。)

千曲市から 高速代を払っても それなりの価値がある場所なので

この時期に訪れるのである。 ちょっと、残念です。


まあ、上の湖まで 車で行ければ最高なのですが、 ダメだったら雪上歩行をするつもりでしたので

軽アイゼンを着けて、登る事にした。


それでも、道路脇の日向の場所では、雪も無く ショウジョバカマ が咲いていました。

この山野草は、雪が降っても葉は枯れずに圧雪されて、春を待って咲きます。


下の方は、こんな感じで まばらな残雪でした。


それでも、段々 雪深くなって来ましたが、 ブナの木の根元だけは溶けるのです。

つまり、暖かい水を上へ持ち上げているのでその周りが溶けるのです。


そして、確かに ブナの芽は膨らみ始めていました。

丁度、今日の新聞にブナの花が掲載されていました。


それでも、約1時間程 歩いていると こんなに 雪が残っています。

推定、1m以上はあると 思います。



やっと、窪地まで来ました。 ここは、残雪が消えると 小さな池となり

モリアオガエルが 卵を産み落とす 池なのです。

雪が消えると、こんな池になります。

( 撮影 2007.5.16 )


そして、11時45分頃に ようやく 野の海の池の端へ着きました。


そこには、こんな 大きなブナが あります。

野の海のシンボル的なブナの木です。


この写真の 平らな雪原が 野の海の池 なのです。 一面に雪原ですがね!

雪が消えると、こんな感じとなります。

( 2007.5.16撮影 )


12時23分 ようやく 湖畔の キャンプ場へ 到着しました。

 

ここは、推定で 2m以上の積雪と思います。


キャンプの炊事場が雪が無かったので、ここで昼飯としました。


いつもの様に、ガスでお湯を沸かして スープを作り おにぎりを頂く。

雪原を約2時間も歩いたので、おにぎり が 旨かったです。


1時に、 また ここから 約20分ほど 更に 雪原を登りますと


最終目的地の 深坂峠へ 

その峠には、去年の春になかった 信越トレイルの看板が 雪の中に立っていました。


これが、現在地 です。


そして、峠の標石 まで 進むと 標石の頭だけが 見えていました。


『 2004.5.15 での様子 』


『 2006.6.10 での様子 』


『 2007.4.27 での様子 』


『 2007.5.16 での様子 』


『 2008.5.21 での様子 』




この峠の先は、新潟県となります。

そして、林道が続くのですが ご覧の様に 雪に埋もれています。


こんな斜面に作った林道なので、春先の雪解けで 土石雪崩が発生して

通行止めに近い状態で、ちょっと通行にはヤバイと思います。


峠で、写真を撮ったり、休憩をして 1時半に 下り始めました。


この季節は、雪のお陰で ヤブが埋もれているので 曲がりくねった林道を

直線で歩くことが出来るので、帰りは早いのです。


2時半頃に、車を止めた所まで 戻って来ました。
 

まあ、メタボに取っては 最高の運動でした。 

でも、また家に帰って 一杯飲んでしまうので 同じかもね?!


途中で、 いつも見る イワウチワの群生地へ寄りました。

 

満開で素晴らしかったです。


また、ミズバショウの咲く 湿地帯に寄ると

 

やっぱり 今年も 咲いていました。


それにしても、疲れた!!

また、新緑の頃に 訪れたい。


ここまで、誰とも 合いませんでした。 つまり、この景色を独り占めなのです。

残念なのは、雪とブナの新緑がコラボされていなかった事です。

また、完全に雪が溶けた頃に、楽して車で訪れたいと思います。
 



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では、またネ!!