2010 セツブンソウ日記 1

昨日は、節分の日だった。

近くのお寺だったか、花火が上がっていた。


節分と言うと、最近は やはり セツブン草 を思い出してしまいます。


と、言うのは 

実は、我が町には( 自宅から車で10分以内に )セツブンソウの大群落地が
あります。


とは、言っても 昔からあった( 知っていた )訳でなく

戸倉町上山田町更埴市との合併後に
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E6%9B%B2%E5%B8%82
( クリックしてみてね )

千曲市で環境調査の一環として、新市内での稀少動植物の生息確認調査を

始めました。 

たぶん、この時までは 一部の方だけで楽しんでいたか

または、「 なんだか、花が咲いているね 」って感じだったと思います。


分野ごと調査で、この植物が セツブンソウ と判明をしました。

私も知らなかった。


しかも、現在発見されている群生地は、市内に2ヶ所もあるのです。


とぐら地区


くらしな地区


確かに、県内の岡谷市や近隣の県での群生地はありますが

これらの群生地より、北にあり 北限ではないかと言われる程の

稀少な植物であります。


つまり、つい最近に 世に出た 群生地 なのです。

このセツブンソウは、昨年に あんずの花 ともに 市花に指定されました。
http://www.city.chikuma.nagano.jp/app/b-soumu/k-soumu/20090624092906372.html



昨日の当地での天気は、小雪が舞う寒い一日でした。

そんな気候なので

我が家の庭で、鉢に植わっているセツブンソウは

日々の寒さで、霜柱が立っている状態で

まだ、鉢の奥で 冬眠中です。


( これがセツブンソウの球根です )


でも、先週、厳寒の晴れ間 

日射しが暖かかったので

未だ、ちょっと早いと思ったが、あのセツブンソウ大群落地へ行って見ました。

もちろん、雪景色だろうと思い出掛けました。



それでも、駐車場から上の林道は、雪も消えており群生地まで4WD車で


入って行きましたら、 何か? 工事をしていました。


聞いて見ると、市からの依頼で 柵を設置しているとの事でした。



この群生地までは、林道を行きますが 群生地は、この様な斜面にあり


( 去年の写真 )

登るのも、下るのも 危険な場所なのです。


昨年までは、地元の「 戸倉セツブンソウを育てる会 」が中心となり

林道や群生地の足下などを整備しておりますが

ここ数年での人気で、押し寄せる人々に対応が難しくなっていました。


まあ、正式に 市花 に指定されたので この群生地に予算が

投入されたと思います。

それにしても、この手すりは頑丈ですが

 

写真の様に 棒の長さの6割が 地中に埋めるので


この工事も大変な作業ですね。

だって、この斜面ですので 重機が入らないのです。

そんな工事を見ていたら 何と、仮杭をハンマーで叩き埋め込んでいるのです。

しかも、この斜面で この山土を 堅い石があったら大変ですね。

作業員に聞いたら、 この様な出来合の柵なので、間隔が決まっているし

深さも決まっているので、大変との事でした。



それにしても、群生地を一周する柵の工事は大変だと思います。

仕事とは言っても、ご苦労様です。



この完成によって、遠くからお越しの皆様にも 安心して上り下りが可能となります。



是非、一度はお越し下さいませ!! 

 

満開時は、圧倒されます。


昨年は、開花が始まった後に 寒さが訪れてしまい イマイチの開花でした。



さて、今年は どんな様に咲くのか楽しみです。


当方では、随時に セツブンソウ日記 を載せますのでお楽しみに  



以下が、過去のセツブンソウ日記です。

2007年
http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/archive/200703


2008年
http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/archive/200802


2008年
http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/archive/200803


2009年 
http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/20090215
http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/20090226
http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/20090311



では、またネ!!