只今、ヤマシャクヤクの子守に熱中

4月の末から5月の連休に掛けて

実生(タネから始めた)の白花ヤマシャクヤクが、やっとこ5年を迎えた。


昨年の春に、成長の早かったヤマシャクヤクが十数本程


花を咲かせてくれたが、今年は 何と 数百鉢と増えた。


そんなに多く、開花をすると 当然に、比べてしまう。

当たり前か! 5鉢程度なら あっ、咲いたな〜で済んだろうが

咲いた花を見ていたら、面白い(変種)ものがありました。


1、 本来、雄花は黄色なのが普通ですが、白花があった。



2. 花弁の枚数が多い



3. 八重の様な花



4. 八重のなり損ない花


これが、世に言う変種のヤマシャクヤクでしょうかね?


この様な変種の確率は、咲いた鉢数の約2%程度でした。

当然に、区分けをし 名札を付けました。

問題は、来年も この花が咲くのか? 



つまり、その芸が固定化されているのかが問題ですがね。

固定化していれば、この花のタネを採って 植えれば

しかし、そのタネが発芽して 早くて4年目 普通で5年目の開花が

検証できる期間なのです。 気の遠い世界にハマってしまった。



現在、ヤマシャクヤクの鉢が推定で 300鉢以上はあると思う。

当然に、四季の子守も大変な作業となる。 ( 半端仕事ではない! )


その開花したヤマシャクヤクもタネ袋が

順調に膨らんで来ています。


このまま、秋を迎えたら 相当のタネが採れてしまうだろう。

 ( 赤色がニセタネで 紺色が本物のタネ )


それに、限られた鉢と言う世界に根を張らせているので

これから夏、秋、冬 それから来春に掛けてを考えると

タネ袋を膨らませてタネを採るには、ちょっと可哀想なので

タネ袋を取り除く作業をしました。


植物は、花を咲かせるのも タネを膨らませるのも 

相当なエネルギーを使います。

所が、その栄養分を拾得する根が、限られた鉢の世界ですと

ヘタをすると、本根が参ってしまい タネと一緒に枯れてしまう事もあります。

この為に、開花初年度は 採タネをしないで もっと根を太らせるのです。


これが、地植えでしたら 採タネをするのですが!


タネ袋を切断して、根を太らせる為にエサを与えました。

これで、葉っぱで光合成を行い、栄養も補給されると思います。

また、5月の中旬以降になると 日射しが急に強くなりますので

枠を作り、ネットを掛けて 直射日光を防ぎます。


自然なフールドで見かけるヤマシャクヤクは おもに雑木林で生きています。

つまり、春先は 周りの雑木の葉はないので日光が

しかし、開花後の頃には ちゃんと雑木の葉で直射日光を

防いでもらっているのです。

なかなか、彼らは住める場所をDNAに記憶されているのですね。



所で、ここへ来て 今度は 赤(紅)花の開花が近づいて来ました。


自然界では、白花に比べて 約1ヶ月ほど遅れての開花となります。

赤(紅)花の花芽は、白花に比べると ちょっと小さい様です。


この赤(紅)花も 南は、九州  北は、北海道に生息しています。


面白い現象ですが

当地は、丁度 中間点なので 南(九州産)の実生苗は、

これから芽が出始めています。( やはり、寒いのかね! )


また、北(北海道産)の実生苗は、花が ( 暖かいのでしょうかね! )


つまり、タネにはDNAで発芽温度等が記憶されているのでしょうかね?!


そんな、こんなで この所 ヤマシャクヤクを観察しながら

子守をしています。



只今、完熟やでは

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では、またネ!