杏のシロップ漬け ってなあに!

昔から、母( 84才で現在も健在 )は

杏の収穫が出来る頃に、シロップ用を1篭欲しいと言う

そして、一人で皆が寝静まった頃に 台所で杏と格闘して

このシロップ漬けたる物を作っている。( 現在でも )



元々、シロップ漬けたる物は、素人には難しい物とされて

当地でもあまり、皆は作らなかった。


だから、杏の加工業者( ジャムや、食品加工や )が作り、

物流に載った物を

買い求めて、食べる以外しかなかった。


この 杏シロップって 買えば 結構 高価なもの です。



しかも、前回のジャム編でご紹介をした様に

市販品は、甘すぎるのである。


所で、私のお袋は 商人の家庭に産まれ育ったので

杏のシロップ漬けたる物を、母から教わったのではない。

一体 誰から 伝授されたのか?


ある時に、聞いた!

シロップ漬けの作り方は、 誰かに教わったの?! とね。


そしたら、

昔( 40年前頃? )、杏が盛んに採れた 現在の 

千曲市森地区(あんずの里)に

あった( 現在は不明 )加工業者に勤めていた人が

そっと教えてくれた と言っていました。

たぶん、この時代では 一般家庭でのシロップ加工は誰も

しなかったらしい。

そして、その製造方法は 門外不出であったと思います。



それ以来、母は シロップ漬けを作っている。



その作る瓶の量が半端ではない!



瓶は、ケースで買って来いと頼まれるのである。


だから、お袋の所へ行くと 専用の冷蔵庫があり

1年中保管されています。



何しろ、市販品と違い 添加物もない 絶妙なシロップ漬けなので

良く、遠い親戚等へ出掛ける時に、あの重い瓶を持たされた。



私が、ネット上での 完熟杏を頒布始めた頃に

数人の方へ 売ったのか? オマケとしたのか覚えていないが

杏と共に同梱した事がある。


もちろん、その方々から 作り方を教えて! 来年に挑戦するから と 

言われたので 秘蔵版のジャムの作り方 と言う レシピーに

付け加えて頒布を始めました。



シロップ漬けって、コツを覚えると 

そんなに 難しいものではありません。


但し、1 〜 10 の工程を その日に一貫して行うので

片手間では、出来ないのである。



だから、お袋は 「 深夜に 」行うのである 


シロップ漬けは、完成しても 直ぐには食べられないのです。

名前の様に、シロップ 漬け なので


瓶の中で、熟成させて 良く冷やして 食べる事になります。


夏の暑い昼下がりに 良く冷えた杏シロップは最高ですよ!!



でも、リピター様は 待てないらしい!!

つまり、漬けにならない内に食べてしまうとの事でした。



数年前から、私のリピター様から 

シロップ漬け用の杏が欲しいとの要求が増えて来た。


まあ、皆さん あの味を忘れられないのでしょうかね。


自作品の写真を送ってもらうと


これまた、多くの瓶を作っていますね。 感動ものです。


そして、何と! 食べた後のシロップを 

これまた、薄めたりして飲んで 楽しんでいるのです。


確かに、ジャム作り等で 要らなくなったタネも使うので

そのタネの効用成分が入っているのか? な!



もし、チャレンジしたい方は シロップ用の杏を依頼してね。

一旦、収穫が始まると 忙しくなるので ダメよ!



完熟やでは、用途に合った品種の木を確保して

予約量に合わせての収穫を行います。


農家では、絶対に こんな、手間の掛かる事はしませんが

私は、あえて 皆様の喜ぶ姿を描きながら 収穫、発送をします。



私は、 杏の色 と 触った感触 で 用途別に収穫をしています。


早朝と夕方に 愛犬モコ稚との散歩に行い

予約分から、明日の収穫が出来そうな用途と量を決めて

早朝に収穫をします。


そして、その日の午前中に梱包し 


午後の一番 宅急便に託します。


つまり、お客様へ届くのは 前日に収穫した杏なのです。

( 但し、遠方は前前日となります。 )


それでも、杏 一つ一つの熟しにはバラツキがありますので

最終的には、お客様の所での選別が必要となります。


現在、予約注文が入っていますが

一人一人への返信が遅れています。 もう暫くお待ち下さいね。

何しろ、1年ぶりなので イマイチ勝手が。。。

全て、一人で頑張っていますのでね。



まあ、今年も 宜しくね。



杏の頒布をご希望の方は

私のブログ 5月20日号をご覧下さいね。



またネ!