晩秋の晴れ間にキウィを

我が家には、2ヶ所にキウィを植えてあります。

ご存じの様に、キウィって 育てて収穫をするのは楽な果物です。



当地では、5月頃に雄花と雌花が咲き

受粉が行われると、10日程で 枯れた花殻の後ろから

可愛い小さなキウィが顔を出して来ます。


本来、この時期に 摘果を行う事によって、より大きな果実となる。

そして、収穫するまでに果肉が密になり太って来ます。


7月〜9月頃になると 翌年に向けて新幹を

まあ、出てくる! 出てくる!

新芽が! 

これを放任させてしまうと ジャングル化してしまい

果実や葉っぱに光があたらなくなり、光合成も出来なくなり

病気の発生や害虫を呼び込んでしまうのです。

また、翌年も放任してしまうと、樹ばかり広まってしまいます。

不思議なもので、果実はならなくなってしまいます。

なので、この頃は 高枝切り等を使って 新芽との戦いになります。



先日、収穫した ゴールデンキウィ(中身が黄色の)の棚は


実は、山野草(ヤマシャクヤク)の飼育棚も兼ねております。


何故かと言うと、 山野草は、5月頃までは 太陽光を必要とし

以降は、日陰を欲しがりますので この様な棚が一番なのです。

所が、春先に そのキウィの下に 鉢を全面に敷き詰めてしまったので

摘果が出来なかったのですよ!


これが、その 結果 です。


ご覧の様に、ビッシリと果実が成ってしまい 大きさも小さな物に

お陰で、収穫量は増えましたが

やはり、店で売っている様な 大きさには程遠い世界となってしまった。


そんな、こんなで 来年に摘果が出来る様に

今年は、山野草の鉢を 列を作って並べてみました。


お陰で、収穫も 楽 に 出来ました。

来年が、楽しみになりました。


一般に、キウィ農家では

9月〜10月頃(初秋に)堅いキウィを収穫します。

元々、キウィは 樹上で完熟しない果物です。

収穫して、ムロで追熟させるか 炭酸ガス等で強制的に

追熟をさせて市場に出て来ます。

丁度、南の果物(バナナ等)と同じ状態なのです。


我が、枝成り完熟の収穫時期は、やはり こだわり ます。

できるだけ、ながく樹上に置きます。


そして、その収穫する目安は

今頃、寒気が南下して来ると 霜が降ります。

その途端に、キウィの葉っぱが枯れて落ち葉となります。

その時に 収穫を行います。


当然に、葉っぱが無いので 果実が目立ち 収穫も容易くなります。

この時に、キウィを手で持って 上へ持ち上げると


ポロっと 手の中へ入って来ます。


これが、今年のゴールデンキウィの成果です。


私は、この収穫した キウィを 

この様に 箱に入れて 真ん中に林檎を置いて

追熟を促進させます。


この追熟中の注意点は、 寒冷地なので 凍らせない事です。

もし、凍らせると 廃棄となってしまいます。


ただ、当地ですと 未だ、そんなに外気も低下しませんが

今月の中旬以降に もう一ヶ所に植えてある

ヘイワード種(中身が緑色)の収穫があります。

これの追熟中には 注意したい所です。


こんな小さなキウィでも 確かに、食卓には載りませんが

食後等で、温かいコタツに入って

追熟させたキウィを半分に切って スプーンで掘りながら

この時期の ビタミン補給には、最高なのですよ!



8月に亡くなった 父親は、こんなキウィを良く食べていました。

もう半年、生きていれば ひ孫の顔も見られたし

今年のキウィも食べられたかも!!

これも、父の寿命なので しょうがないのかな?!



キウィを植えて見たい方へ

鉢でも育ちますが、オス木とメス木が必要となります。

地面では、1坪以上の棚が必要となります。

これに注意してから、苗を買って下さい。

消毒等は、特に必要ありません。




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