約40年ぶりの浅間山

この所、台風が去っても いい天気が続かなかったが


一昨日、天気予報で 「 明日は、晴れる! 」 と 

これに期待をして 数十年ぶりに 上信越国立公園内にある 

浅間山(活火山)への登山をして来ました。



私が20代の頃で、

未だ 登山なんて興味がなかったが

当時の会社に そんなクラブがあり なんとなく 申し込み

初めて 登った山が この浅間山なのです。


当時は、今の様に 車社会でなかったので

国鉄 信越線で 小諸駅へ そこからバスで 車坂峠へ

浅間の初期の外輪山(黒斑山)経由で 浅間に登った様です。

そんな 懐かしい登山計画書が 残っていました。


あの頃は、浅間山の火口縁まで行けて 噴煙を上げる釜を覗いた。

その時に 実撮影をした 釜の中写真があった。 

( 昭和47年当時 )


しかし、 昨今は それが 出来ない様ですし

軽井沢の 峰の茶やまで抜けるコースも廃止となっている。



前日、親友の T 君へ 電話して

早朝 7時に迎えに行くと連絡を取り 軽のボロ愛車で

高速の上信越道 坂城IC から 小諸へ向かう。


自宅で、朝食中にTVを見ていたら 

何と! 小諸−佐久間が事故で通行止めとか!

ヤバイ! 混むかも  

でも しょうがない。

それでも、高速は順調に流れていた。


小諸IC 近くへ来ると 

通行止めは解除され 一車線通行となっていた。

我々は、ここで降りるのに 関係はないがね。


高速を降りて、浅間サンラインに入ると 

やはり、あの情報を聞いたのか?

トラック達が多く走っていましたし、通勤時間帯も重なり

車は多かったですが、それでもスムーズに流れていました。


トンネルを抜けて、直ぐに右へ 県道131号線

通称、チェリーラインを車坂峠へ向かって昇って行きます。



途中に こんな看板が  


天狗温泉(浅間山荘)は、右に

未舗装の林道を進みますが 早朝の未明まで雨が降っていたらしく

こんな様に ガスっていました。


そして、こんな幻想的な ツタの紅葉を目にしました。

秋を感じました。


また、そんなガスが晴れて これ又、幻想的な風景を

樹木の間から見ましたので

車を止めて 写真を撮りました。


霧がなくなると カラマツ林が白く見えました。


無風で霧雨がカラマツの葉に付き それが太陽の光で反射し


この様に 白く( 霧氷の様に )見えました。



浅間の登山口 天狗温泉に着くと

駐車場は、もう一杯! かろうじて私の所が確保された。

天気も 上々の様ですね。

早々に支度をして、駐車料金¥500円を払い 8時半 出発する。

このルートは、2011.5 浅間山の外輪山 剣が峰へ行った時に
http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/20110525

歩いたので 途中の火山館までは 楽勝のコースだったが

不動滝から上は、やはりキツかった。

それでも、期待された様に晴れたので疲れは飛んだ。


予定通り 10時16分に 火山館に到着した。 



ここで、一服し 通称 湯の平へ向かう。

外輪山の黒斑山 トーミの頭への分岐、 


Jバンドの分岐を過ぎると 

唐松の背も低くなります。


本来ならば、ここで 浅間山の本体が 目の前に見えるはずですが

残念ながら 霧の中

それでも 晴れる事を期待して 登って行きます。



いやいや、この登山道 

ご覧の様に 岩と小石、そして砂 歩きずらい。


しかも、この傾斜!


私には、辛いのだが T 君とは、グングンと離れて行く。


振り返ると、 少し霧が晴れて 湯の平が見えた。


そして、上空に 青空が見えた。 


浅間山の この傾斜  凄いですね。 

直登は無理なので 斜めに登って行きます。


11時45分 霧の中 釜山分岐らしい看板が見えた。


2分後に 分岐に着いた。 


その昔は、ここから 火口に向けて 直に登る道がありましたが


現在は、登りが禁止されています。


また、ここを右に行くと もう一つ中側にある外輪山(前掛山)へ

それにしても 風が強い!! 

それに、霧雨も 寒くて 手が硬くなる。


これが、噴火の時の退避用の避難壕です。


この周りにある 火山弾などの大きさから見ると

これで、本当に 助かるのか? と思ってしまいます。


そんな 待避壕の脇で 昼飯とするが

インスタント味噌汁を持って来るのを忘れたので

おにぎりに、コヒーと言う アンバランスの食事となる。


それにしても 風が強くて 寒い! 

フリースを持ってくればと思ったが もう、遅いのだ。


天気ですが、相変わらず強風でしたが 時々、霧が晴れたり

太陽が見えましたので、 

前掛山へ登る事にしました。


おっ! 一瞬、晴れる。


でも、またガスが  なかなか幻想的でした。


一瞬晴れたので、内側を覗くと

一気に下っている。 落ちたらヤバイ!


来た道を 振り返ると

なかなかの景色ですね。



そう言えば、この様な自然状態で霧が立ちこめている側の
反対から太陽の光が射し込みますと、ブロッケン現象
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%B1%E3%83%B3%E7%8F%BE%E8%B1%A1

起きる事が多くあります。

私も、過去の山行で そんなブロッケンに逢った事があります。

まるで、自分が お釈迦様になった様になります。



いよいよ、もうすぐ 前掛山の山頂か? あの霧の先!


見えて来た。


それにしても、疲れる。


山頂に T 君が。。  

もう少しだ! 頑張ろう!!

外輪山の前掛山で 記念撮影を 

(やはり、写真を載せるのはヤメる。)



それにしても、相変わらず 浅間山の本体が見えない。


おっ、雲が切れるか?


見えた!  ラッキー!!  

これが、浅間山です。

あの縁の向こうが火口です。

本当の頂上は、右奥の様です。


登って来た 前掛山の雲が取れ この景色が見えました。


この外輪山の内側に 浅間山の本体があるのです。(右側)


雲が取れた様なので、先程の分岐へ下り始める。

振り向く


青空が見えたので 折角来たので

浅間山の本体へ登る事にした。

現在、本体への登山は禁止されています。

やはり、柵を乗り越えて 登っているらしく 道が出来ていました。

ここは、直登となりますので、傾斜がキツイです。

それでも、さっきまでガスっていたが 最高のコンディションに


こんな火山弾も


やっとこ 本体の火口縁まで辿り着いた。

右端が、先程登って来た 前掛山 そして、左が火口の釜


先に登った T 君は、向こうの縁に


ご覧の様に、

残念ですが 火口の中は 真っ白で見えませんでした。


山頂の火口縁に、火山観測の設備が設置されていました。



早々に、戻る事にしました。

この頃になると 雲が晴れて 先程の前掛山の全体が


そして、下り始める。

14時に 分岐に戻る。


雲も晴れて 周りの景色が見え始めました。


下り始めるが 右奥に 鬼押し出し園 が 見えました。


また、遠くに 草津温泉が見えました。


さっき、苦労して登って来た道を 軽々と下る。


外側の外輪山(黒斑山)と 湯の平が見える。


結局、こんな青空になる。



我々が登っている時に、下って来る人に

「 上は、どうですか? 」 と 聞くと 

皆さん、真っ白で 何も と

答えが返って来たが、

私たちの様な遅番が得をした様に感じました。



湯の平まで下ってくると 広大な本体が見えた。


紅葉には、ちょっと早かったが

こんな山野草達が迎えてくれました。

初夏に葉の中心に白い花が咲く ゴゼンタチバナ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%81%E3%83%90%E3%83%8A

赤い実を付けていました。



真っ白な白い実を付けた シラタマの木 
http://kyo-no-hana.com/blogs/kyohana/2010/07/post-879.html

 


未だ、咲いていた マツムシソウ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%84%E3%83%A0%E3%82%B7%E3%82%BD%E3%82%A6



何の花だろうか? 葉っぱが紅葉していました。



それに、日陰の林の中に こんな黄色の キノコ? が



背が低い カラマツ? 紅葉していました。



下りは、火山館にも寄らずに 一気に下りに徹して

16時に 駐車場へ戻る。



しかし、ここで またもや アクシュデントが待っていた。

それは、来た時に 霧の中を走ったので スモールライトを

そして、消し忘れて 登ってしまったのです。

エンジンがかからない!! バッテリーが上がる。



他人の車から電気をもらうしかない!!

T 君が ケーブル! 持っている? と 聞いた。

さてな、と思い 荷台に載っている箱を物色したら

「 ラッキー!! 」 載せてあったのです。


我々が止めた脇に、 高崎ナンバーの山ガールが!

「 すいません! バッテリーを 」 と 言うと 

了解が取れて 快く車を動かしてくれた。

早々に、ケーブル配線をし セルを 一発で掛かる。

これで、帰れる!!



高崎ナンバーの山ガールさん、 お陰で助かりました。

持ち合わせが無かったので、寸志で すいませんでしたね。

ブログ上から お礼を 申し上げます。



16時40分頃に 小諸のICへ


17時10分に 無事に 自宅へ戻って来ました。

携帯電話の簡易歩数は、 27446歩となっていた。


翌日の今日は、 朝から 足が痛い!!

階段を登るのは。。。





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