杏戦争が終わって、一夜明けて

一晩中 雨が降っていた。
寝床で、妻と「 昨日、採ってしまって良かったね!」と
つぶやいていた。

 

そう、この時期になると 杏の実は 早くに熟す
特に水分をもらうと 

自然現象で 杏の親は 熟させて 落下を早めるのです。
元々、杏は タネを沢山実らせて 落下をさせて 
タネからの芽を多く出させるのが 目的なのです。

 

人間は、それを利用して 熟したら 実を採ってしまうのです。
杏ちゃん、ゴメンね!

 


そして、起きる頃(7時頃だった)には、雨も上がった。
目の前の里山 頭には、霧が巻いていた。

 


リピータ、オークション落札者様のお陰で 今年、成った杏は
完売になりました。
杏畑も 今は 葉っぱだけです。

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ですが、あの最高傑作の イエローハーコットを残していた。
そう、昨日の段階では 未だ、堅かったのである。

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枝成り完熟は、無理して 採りません。

樹上で熟したのを 見計らって 採ります。

 

このイエローハーコットは まず、私の大きな手で軽く包みますと
果皮の感じが判ります。(堅さが)
それから、全体 特に 実の下を見ます。
少しでも 薄緑色が残っていると 未熟です。

 

今日も 5個は、採ったが

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一番下にある 1個だけに 薄緑が残っていたので 明日にした。

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同様に、平和や昭和、信州大実、新月などは、量が多いので
全てを こんな見方をする訳でなく 全体を見回して状態を見ます。


全体が 薄黄色から黄色に変わった時が シロップ漬け用に適します。

 

また、更に熟しが進むと 1つ、2つと落下が始まります。
数個の果実を掴み 果肉の柔らかさを見て 柔らかい物が多い時が
ジャム用としての いい状態になります。

 

そうは、言っても 実際に収穫をしますと、 

それより前の杏もあります。
なので、杏が届いたら 選別をお願いしています。

 

杏の果肉状態によって 用途が変わります。


全体が堅く、薄緑が残っている状態 = 杏酒用


薄黄色で若干の柔らかさがある = シロップ用


薄緑色と薄黄色で若干の堅さが残っている = シロップ用


薄黄色から黄色、うす赤色で柔らかい = 生食用、ジャム用


ただし、生食用は 個人差があり 酸っぱさと甘さのバランスが
熟すと甘さが先行します。

 

黄色、赤色で 果肉がフニャフニャ状態 = 腐る寸前
この様な時は、早くにタネを取り除き、煮沸をして
雑菌を殺してから、ビニール袋に入れて冷凍するか
そのまま、ジャムにする事をおすすめします。
この頃になると どこからか小バエが集まって来ます。


これから 杏畑では 夏の軽選定を行います。
今ですと、葉っぱもありますし つい先日まで実を付けていたので
枝の様子が判りますので

基本的に 要らない枝とは、枝から上へ直に伸びている枝は
切り落とします。
そのままにしておくと、下の枝に光が当たらないし 風通しも悪くなり
害虫の発生につながってしまいます。

杏に限らず 果樹って 多少とも 選定をして 驚かせないと
いい、実を付けません。

それに、お礼返し と言って 秋前に 肥料を与えます。


大陸の空気覆われている 当地、夜になると気温も下がる。
去年の今頃は、日々 暑くて 2階で寝てられず
1階の居間や和室へ避難をして 寝ていました。
去年は、例年と違って 異常に暑かったのでしょうね。


さて、今年は いつ頃に 梅雨が明けるのかな?
明けた頃に もっと暑い所への旅行が待っている。

 


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その度に、改訂番号が変わります。


じゃあ、またネ!


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