暑中見舞い申し上げます。

7月の2週目以降から、当地でも連日35℃を越える気温に

そして、オリンピックが始まる頃から集中豪雨が

蒸し暑い日々が続いていますね。

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こんな時期ですが

加工した杏ちゃんパワーでコロナに負けない様に頑張って下さい。

 

夏の花木 サルスベリも咲き始めました。

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後は、平和杏です。
 

 

 

今年のあんず戦争は、6月16日から始まりました。

この頃は、早朝の清々しい時での収穫でした。

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早生種(一般の杏に比べて早く熟す品種)の 信陽(しんよう)

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収穫から始まった。

 

それまでの小粒系の杏は、昔からある在来種と呼ばれる杏が多く

生食と言うよりもジャムや杏干し等の加工が中心だった。

その後、中粒系の平和杏が登場して、生食が始まったが

未だ未だ、酸っぱい杏が中心でした。

 

この信陽杏は、山形3号の血筋を引いた杏なので 

熟し始めた頃は果皮の色がオレンジ色になり、

遠くから見ると美味しそうに見えるが 

 

色で判断して採ると 堅くて渋くて酸っぱいだけです。

この杏、一般の農家より一週間程経って熟した頃に収穫をすると

絶品の杏になります。

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そう、あの渋く酸っぱい杏が 甘みと酸味が丁度いい感じに変身します。

 

この収穫時期が 実は、難しいのです。

この頃の天気が重要でして、雨に降られてしまい

収穫が遅すぎると、落下が多くなりますのでね!

 

ジャム用の杏を希望された方達にこの信陽杏

補欠の18番まで充当されました。

 

その後、ジャム用の杏は 平和、山形3号、昭和、平和へ続きました。

 

ジャム用の杏を配分する為に、1本の木で2用途の収穫をしたりして

皆さんに、行き渡る様に頑張りました。

 

 

そして、6月25日頃になると 雨降りの日もあり

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熟す杏の種類も多くなり、巷でも収穫が増え始めました。

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近くのJA集荷場にて


当家では、ジャム用の山形3号、シロップ用の昭和、生食用の信州サワー

 

その後、生食用の杏が熟し始めた。

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今年は、4種の生食キットが沢山出来た。

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そう、一気に採らず 毎日、熟し具合を見ては 採っていた。

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約15名様が 4種類の生食杏を堪能出来ました。

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4種をご用命した 東京都の Fさん からのコメントを紹介しますと

 

ハーコット  

とても上品で誰からも喜ばれそうですね。

香り、甘み、大きさからひとつでも満足感が得られ、

もう高級スイーツの域です。

「 ん~美味しいっ 」と毎回 言ってました。       

 

イエローハーコット 

確かにハーコットとは少し違いますね!

なんと表現したらよいのかわかりませんが、私は好きです。

家族はこれだけでも売っているのかしら、

とかなりのファンになったようです。      

          

おひさまコット 

はじめの2、3日くらいは、皮の部分に独特の香りがあり、

利き杏の決め手になるかと思いましたが

あまり感じないものもありました。

皮の酸味と果肉の甘みのバランスが絶妙です。

しっとりとした果肉も美味しいです。力強さを感じました。

 

ニコニコット 

4種類の中では一番小ぶりのようですが、

酸味と甘みがぎゅっとつまっていて、

果肉がしっかりとしているように感じました。

酸味の強さも感じましたが、甘みが強いものはとても美味しかったです。

 

20年くらい前に、飲食店で隣にいた韓国人のグループが、

美味しそうに橙色の果物を食べていて、

何かと聞いたら「サルグ」だといって分けてくれました。

後で、調べてみたら杏だったのですが、初めて生で食べた杏は、

甘酸っぱくてとても美味しかったのです。

ニコニコットは、その時のことを思い出させてくれる杏さんでした。

 

 

生食用杏の収穫集計を見たら 

1番採れたのは、イエローハーコット杏だった。

2番がニコニコット杏、3番がハーコット杏、

一番少ないのは、おひさまコット杏だった。

 

イエローとニコニコット、おひさま いずれも成木であるが

春の嵐で、おひさまの成木は全滅に近かったが、数年前に植えた小樹2本が

ようやく収穫が出来たのでカバーが出来た。

 

ハーコット杏の小樹も、今年始めて3個の実を付けた。

来年は、幾つ採れるか? 楽しみである。

 

 

 

7月に入ると 当地でも雨が多くなった。

雨が降れば、当然に 杏ちゃんの熟すスピードが上がります。

 

かと、言って 熟していないのに採る訳にもいかず

また、熟していても 葉や果皮が濡れているのに採る訳にもいかず

天気との睨めっこの日が 多かったです。

 

でも、今年は ある意味 ラッキー日が多かったです。

と、言うのは 夕刻から降り出して 夜半に止み 朝方には、露のなく

熟した杏だけを収穫が出来ました。

 

そして、また 午後から降り始めて。。。。と

中々、いい感じに 収穫が出来ました。

 

ただ、前日に降ったので 朝方でも 湿気はあります。

収穫して、戻って来ると もう、下着はビッショリでして。。。

 

でも、濡れて採るよりは 絶対に良かったです。

7月5日から 晩生種(最後に収穫する杏)の 新月の収穫が始まった。

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そう、この新月 シロップ漬け用として開発された杏です。

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                         リピータ様の作品 2021.7.11

 

今年は、この新月 接ぎ木も含めて 100kgを越える程採れた。

( 全て、シロップ用でなく ジャム用としても )

 

 

7月9日に 最後の杏を収穫した。

翌日に杏戦争が終わったので 「 気が抜けてしまい! 」

何もする気にならず、録画したTVドラマを見入っていました。

 

 

この所、リピータさんから 

今年の杏についての仕込み感想やシロップ漬けの味見感想が届き始めています。

 

これが、楽しみで 毎年、頑張っています。

是非とも、写真やコメントのメールを下さい。

 

待っていま~すよ!!

 

 

このブログは、1日で 何回も追加編集を行います。

その度に、改訂番号が変わります。

 

 

じゃあ、またネ!

 

 

ブログを読んで頂きまして有り難うございます。

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お待ちしています。

 

 

枝成り完熟専用のアドレスは、

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