ジャム用あんず 順調に育っている Ⅳ   改訂5

 プレミアム杏のファンの皆様へ 

「 ジャム用杏の生育状況 」

 

 

今年度も 多くのリピータ様より 

ジャム用杏を注文頂き有り難うございます。

 

やはり、何と言っても ジャムは定番の加工品でしょう。

なので、今年も楽しみにしていると思います。 写真:リピータ様

 

一般の物流杏と枝成り完熟杏との違いが判るのは、

ジャムを作った時です。

 

枝成り完熟の杏は、香りも、味の濃さ も違います。

 

 

皆さんは自宅で食べるより ご親戚、友達等に配る方が多かったりして

 

また、作るのも 楽しいですね。




余談ですが、

先日、夏ミカンで ジャムを作りました。

そして、これが

5個も 出来ました。 

パン朝食時に たっぷと塗って頂くが 甘酸っぱくて しかも

自分が作ったジャムなので なおさら美味いです。

 

 

ジャム杏をご希望の方へ

もう、暫く お待ち下さいね。 

瓶と砂糖は? 用意出来たかな!

 

 

この所、枝成り完熟杏は、

毎年の様に 豊作とはなりません。

お陰で、皆様に多くの杏をお届け出来なくて申し訳ないと思っています。

 

 

ジャム用の杏って、実はリスク高いです。

どうしても、樹上に長い間 置いて置くので落下のリスクがあります。

また、完熟近くとなりますと 当然に、果重も増えるし 

ヘタ(枝と杏をつないでいる部分)も 弱くなり 強風に遭うと落下します。

特に、雨風には弱いです。

一般的に、農家でも 落下した杏は 出荷しないで埋めてしまいます。 

もちろん、収穫時に落ちた杏も キズがあり 使い物になりません。

 

私も、落ちた杏は 集めて「廃棄」 しています。



しかし、ながら 勿体ないです。

実は、樹上で完熟した杏が 落下した物ほど 美味な杏はありません。

だって、完熟 ですからね!

 

 

昔 よく、亡くなったお袋が 今頃になると

「 落ちて、キズがついた杏を拾って、届けろよ!」と言っていました事を

この時期になると思い出します。

 

そんな杏を届けると 深夜に1人、台所で格闘をしていました。

私の「秘蔵レシピ」に書いてあります様に下加工を行えば

全く、支障のないジャムが作れます。

そう、そんな杏で ジャムを作ると 絶品なジャムが出来ます。

 

何年か前に(収穫の頃)遠方から車で訪れたリピータがいました。

信州への観光目的でお越しになり、当家に寄ったのです。

その時に 奥さんが、「 落下した杏を頂戴!」と 一言

 

ん、ん! その変わりに 自分で拾ってね!

 

と 言ったら 喜んで畑へ 拾いに行った。

その時は、注文した杏より多い杏をゲットし喜んで

早々に、舞い戻って帰りました。

 

 

例年ですと ジャム用としての用途樹は

平和、昭和、山形3号、新潟大実、信陽 

で対応をしていました。

所が、今年は 成りのバラツキが多くて 絶対量が少ない様です。

ので、一部 生食用として育成している「信州サワー」

ジャム用で 収穫する つもりです。

 

 

そんな訳で、品種でも 成っている量が少ない杏があります。

それも、熟して来ましたら 当然に収穫をしますが

受注番号の早いリピータからの依頼量が多い場合は、当然に引当が出来ないので

受注番号に関係無く、少量でのご希望者に引当し 発送をします。

もちん、この時に 他の杏があれば 2品種として引当もします。

 

例として 

平和杏を収穫し計量したら 3㎏+  

この場合、2㎏や3㎏を依頼している方への引当をします。

 

また、信陽杏を収穫したら 20㎏あり 6㎏希望の方3人に引当し

残りの2㎏を 2㎏の希望者へ引当します。

その辺を、ご理解 お願いします。

 

たぶん、予想では 今月の25日頃に 平和杏が採れると思う

しかし、この杏 想定量が少ない(約10㎏程度)

続いて、信陽杏 と 信州サワー かな?!

 

去年より熟すのが遅れている様に思います。(去年が早すぎた!)

 

 

それでは、肝心のジャム用の杏状況を

 

平和

これは、昔杏の部類で 第一次世界大戦の終結を記念して名付けられた。

日本の杏で代表的な種類ですが、近年 新しい品種に変えるために

伐採されていて、市場でも量は少なくなっている。

 

果肉はきめ細やかな繊維を持ち締まりがよく、

鮮やかな橙黄色をしています。

酸味と香りがほどよい味わいで、完熟すると甘くなる。

 

まぁ、それなりに成っているが 昨年、古枝を切ったりして

絶対量は、少ない。

果皮に シミの様な斑点がある。 ジャム加工には、問題ない



信陽

果汁を多く含む果肉の色は橙黄色で、平均的な肉質を持ちます。

糖度は 10%~12%と甘みが強く、酸味は少ないです。

加熱処理をすると果肉が崩れやすいのでジャムには良いかも。

 

もう、こんな感じに 色づいている。

この色に騙されて採ると エラい事になる。果肉は、硬く、未熟です。

 

これも、枝により 成りが違う。

成っていない枝は、見事に 全く ない。

 

で、こんなに成る枝もあり

 

本来、多くの量が見込めるが 今年は、少ない。

 

お尻に 突起があるのが特徴です。

 

完熟をさせると 果皮が素晴らしい色になる。 (写真は、去年)




信州サワー

信陽と別品種との交配で生食を目的生まれた。

なので、信陽と 見た目は似ている。

 

これも、ご覧の様に 果皮の発色が始まっています。



完熟にすると 素晴らしい色になります。(去年の写真)




昭和

昭和15年頃に 長野県の杏畑で発見された。

果肉は濃い橙黄色で、糖度は9~10%です。

酸味が強いですが果肉の締まりはよく加工に適している。

 

現在、古木と成木、

幼木の 3本で対応している。

これも、昔杏の部類で 果皮に、斑点がある。

 

平和同様に 熟すと落下の危険度が高い(去年の写真)




新潟大実

新潟県原産の純粋品種で、昭和初期から生産されています。

果実の色は淡い橙色で、大きさは1個50g前後の中粒と呼ばれるサイズで、

形は球形で玉揃いはよくありません。

果肉は橙黄色で緻密な肉質を持ち締まりがよく、

酸味がやや強く生でも食べられますが、ジャムに適しています。

 

珍しい苗を買い求めたが、イマイチだったので

半分に、信州サワーを接ぎ木したので 量は、見込めない。

果皮に、斑点がある。

 

 

 

山形3号

昭和の初期に山形県の原産純粋品種です。

果実の色は黄色がかった橙色をしており、大きさは1個60g前後です。

形は綺麗な円形で、果実が裂けることはほとんどなく、

果肉は僅かに淡い色で肉質はやや粗いです。

甘みがあるものの酸味が強く、ジャムなどに加工されています。

 

これも、昔杏の仲間です。

今では、花粉量が多い為受粉木として植えています。

杏としては早い6月下旬から熟し始め、7月初旬頃まで収穫となる。

 

割合、多産系の杏です。

我が家には、2本あり 毎年、ジャム用として完熟させています。

 

完熟すると いい色になります。( 写真は、去年 )

 

これも、果皮に騙されて収穫すると 硬くて 何も出来ない。 

まるごと焼酎漬けかな?!


また、完熟させても 酸味があるので 単独のジャムや

他の杏とブレンドしてジャムを作りますと 更に美味しくなるよ!

ジャム用として人気が高い杏です。

 

これも、落下の多いあんずです。


果たして、今年は どれだけ採れるかな?

 

 

以上が ジャム用の杏達でした。 もう、少し お待ち下さいね。

 

次回は、シロップ漬け用の杏を特集します。 ご期待を!

 

 

 

このブログは、1日で 何回も追加編集を行います。

その度に、改訂番号が変わります。

 

 

じゃあ、またネ!

 

 

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