枝成り完熟 嵐の前!

今年は、珍しく梅雨の前に台風がやって来た。

お陰で、梅雨前線が刺激され当地でも昨日の未明から大雨に

 

5月は、週末になると雨が降っていた。

でも、成長期の杏にとっては、小雨に感じました。

 

杏は、一雨一雨ごとに、実が太ってきます。

なので、ある意味、恵みの雨( 水 みず )です。

 

杏って、梅雨の時期( 暑くて、湿気が )に 熟します。

私はすれば、収穫の時期には 適度に晴れて欲しいです。

この時期に、降られると 正直、ヤバイです。

 

病気の発生! 落下! 一斉に熟し! 

所が、自然は 中々でして 果たして、今年は 如何なものか?!

 

 

今年も 多くの方から 杏頒布会に参加を頂き有り難うございました。

送り状の宛名書きも終わり、いま 杏の木を どの様に分配するか

練っています。

 

杏の開発時に用途を目論んで交配したものもありますが

基本、杏って 熟し度  用途 が決まります。

 

一般的に 果肉の硬さで完熟の具合をみます。

 

果肉の硬さが残る = シロップ漬け、杏酒用

硬さと柔らかさが均等 = 生食用

柔らかい = ジャム用

 

今年は、当家で用意出来る杏の種類(全て、限定量)

 

シロップ漬け用の杏信山丸、新月、信州大実、信州サワー

生食用の杏 ハーコット、おひさまコット、ニコニコット、イエローハーコット

ジャム用の杏平和、昭和、山形3号、信陽、信州大実、信州サワー

 

以前は、信州大実が少ない量でしたが 今年は、運良く

多くの木が、確保されますので期待したいと思っています。

 

先日(29日)夕刻から雨降りに 

でも、翌日の朝には晴れたので朝食前にカメラを持って杏畑へ

その様子をご案内します。( 杏の実に水滴が! )

この台風が持って来た雨で、更に太ると思います。

 

 

シロップ漬け用の杏

 

信山丸(しんざんまる)1本+4年目の木が1本(絶対量少ない)

基本、シロップ専用として供給の予定



 

新月(しんげつ)2本+今年、1本増えた。

基本、シロップ専用として供給の予定



 

信州大実(しんしゅうおおみ)親戚の畑での古株が3本に増えた。

今後、用途や収穫量に期待される。



 

信州サワー(しんしゅうサワー)5本に増えた。

今までは、生食用やジャム用として考えていたが

文献で、シロップ漬け用にも使えると



 

 

生食用の杏

 

ハーコット 日本とカナダの交配 小木が1本(限定量)

今までの杏と違う甘い杏で生食用の一番の人気です。

 

最近、ハーコットの中から糖度(12度以上)と

サイズ(120g以上)を選びプレミアム杏として

千曲市ブランド「杏月」となるものもあります。



 

おひさまコット 国産杏とハーコットとの交配 中木が1本(限定量)

開発時は、「サニーコット」として、その後改名した。



 

ニコニコット 国産杏と海外の交配 中木が1本(限定量)

高糖度が期待され、酸味が少ない、食味が優れている。



 

イエローハーコット ハーコットの変種 我が家オリジナル1本

ハーコットに似ているが、味はスッキリ爽やか



 

 

ジャム用の杏

 

平和 我が家には、古株が3本あり(一昨年に強剪定し収穫量が低下)

昭和の初期に千曲市内の杏畑で発見された。

戦後までは、これと昭和杏が主体でした。

未熟で収穫をすると酸味が強いか、完熟で収穫してジャムに

加工すると絶品な杏です。欠点は、熟すと風でも落下してしまう。



 

昭和 これも、昭和の生き残りの杏 我が家に1本 親戚に古株2本あり

長野県のアンズ園にて偶然発見された品種です。

果実の色は淡い橙黄色で、形は円形です。                          果肉は濃い橙黄色で、糖度は10%で酸味が強いです。                     果肉の締まりはよく、果実を二つに割ったシロップ漬けや                    ジャムなどに加工に優れる。



 

山形3号 我が家に中木が2本あり(限定量)

名前の通り、山形県原産の純粋品種です。                          果実の色は黄色がかった橙色をしており、熟すと良い色に                    大きさは1個60g前後です。形は綺麗な円形で、玉揃いがいい

果肉は僅かに淡い色で甘みがあるものの酸味が強いので                    ジャム加工に向いている。干しアンズにも加工されています。                 単独のジャムも良いが、他品種とのブレンドも良い



 

信陽 我が家に小木が1本、親戚の畑に古株が2本

今年は、成りが少ない様に見えます。

長野県農業関係試験場にて開発された品種で、                        「山形3号」と「甚四郎」の交配です。                            果実の色は赤がかった橙色をしており、                           陽が当たった部分はやや色づき果皮は凄い発色に                      大きさは1個60gほどで、形は楕円型です。                          果皮の特徴としてに果頂部突起があります。                             果汁を多く含む果肉の色は橙黄色で、                                糖度は10~12%と甘みが強く酸味は少ない。



  

信州大実 我が家には、中木が2本 

今年から親戚の畑にある古株3本が手に入りました。

今後、収穫量に期待が持てる。

果実の色は淡い黄色、橙色、朱色へと変わる。                         大きさは1個100g前後と他の品種と比べると大きいサイズです。               形は綺麗な丸型をし果実のサイズが大きい為厚い果肉を持ちます。               完熟したものを食べるときめ細かい繊維で抜群の食べ応えです。                  酸味はさほど感じず、糖度は10~11%と信山丸と同程度の甘さを持ちます。          熟すにつれてプラムのような甘くさっぱりとした香りが強くなっていきます。              生でも食べることができますが、果肉がしっかりしており実崩れしにくい為、           シロップ漬けがおすすめです。

 

 

信州サワー 我が家に3本 親戚に1本

今年は、去年と同様に、実付きが悪かった。

果形が楕円形、早生種である。信陽の交配なので果頂部に突起がある。

果実の大きさは80gである。                                    果皮の地色は橙、陽光面の着色は中、果肉の色は橙で、果肉繊維の多少、                          果肉の粗密及び甘味は中、酸味は多である。                               糖度は13%で「平和」「信州大実」と比べて1~2%高い。                                       酸度は「平和」「信州大実」と比べて少ない。                          生食のほかシロップ漬けやジャムの加工に適する。

 

 

こんな感じです。

 

収穫に際して こんな様に 送り状をまとめました。

送り状を束にしても 内容が判る様に表紙に記載をしました。

 

 

用途別に この束を基にして 日々、杏畑を見回り

翌日の収穫する杏を定めますが

一番は、天候ですね!

 

たとえば、シロップ漬け用の杏を採る予定をしていたが

数日間も 雨降りになると、杏は熟してしまい

皆、ジャム用 になってしまう事もあります。

 

この場合は、

シロップを希望した方は ジャムに変更するか!

今年は、なしにするか! 

判断してもらう 事もあるかも?!

 

皆さんで、てるてる坊主を 宜しくお願いしますね。

 

 

また、生食用の杏が 足りるのか、足らないのか? 心配です。 

多く、受注をしてしまった! 頭の痛い所です。

 

 

じゃあ、またネ!

 

 

このブログは、1日で 何回も追加編集を行います。

その度に、改訂番号が変わります。

 

 

 

 

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