裏口入山  冠着山 4

この所、当地でも暖かい日々が2日も続いています。


杏の花も散り始めましたが、その代わりにプラムの花は満開です。


また、ジュンベリー( 6月のベリー )の花も咲き始めました。


そんな中、あまりに気温が高いので、メタボ殺しに里山へ出掛けました。

聖山へ向かうべき、千曲市桑原( くわばら )地区から

佐野川渓谷を遡り、樺平へ出て県道の501号を経て

聖パノラマスキー場へ出ます。 このルートが最短かもね。


里では、桜が満開なのですが、501号線脇には雪が残っていました。


聖パノラマスキー場の脇道より、聖山へ登り上げる林道は両側に雪が!!


そして、何と! 雪で、ここまででギブアップして下りました。


そして、501号線 三和峠経由で聖湖まで行き、突っ切って一本松峠経由で

冠着山へ行くことにしました。  今回は、愛犬モコはお留守番です。

http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?id=54385055&slidex=800&slidey=0


丁度、一本松峠近くの沿道にはヤナギの仲間のバッコヤナギ( 別名ヤマネコヤナギ )が


咲いていました。


また、アブラチャンも満開でした。


冠着山の裏口駐車場には、3台も車が止まっていました。

聖山での道草で、昼飯時間が過ぎていましたが、

登山靴に履き替えて、リックを背負って登り始めました。



今年になって4回目の裏口入山でしたが、もう登山道には雪も無く快適でした。

そして、この時期には 山野草の芽吹きや花の開花があり

楽しませてくれました。


こんな所にって感じで、アズマイチゲが、ちょっとした群生で咲いていました。


頂上へ着いたら、誰も居ませんでした。 駐車場の3台の車の人達は?って感じ!!


ちょっと遅い、昼飯タイムを おにぎりにインスタントワンタンとドリップコヒーを

頂上近くで、おにぎりを食べながら山野草を散策しました。


キバナノアバナ ユリ科  初めて見ました。


正式な名前は不明ですが、白いスミレも


北側の斜面には、未だ雪が残っていました。


昼食を食べてから、一旦 急坂を坊平側へ下りました。

目的地は、「 坊抱岩(ぼこだきいわ) 」 へ

http://www13.plala.or.jp/s-kimoto/new_page_750.htm

この地区では、子供の事を ボコ と言います。

この岩は、初心者のクライマー達が登る岩で

冠着山の山頂から、少し下った所( 結構、下った!! )にある( あるはずの! )。


実は、その場所へは私は初めてなので、行って見たかった場所です。


その昔は、大きな岩に子供を抱いた様に見えた岩でしたが

例の松代地震の時に、その子供岩が崩れてしまったので、現在は母岩のみです。


分岐点まで降りて来ましたら、坊抱岩(ぼこだきいわ)がやっと見えました。


その途中で、エンレイソウを見かけました。


また、アズマイチゲ大群落地を発見しました。


段々と、坊抱岩近くへ来ると 雄大な岩が


結局、坊抱岩の直下へ


なかなか、素晴らしい大岩でした。  感動!!


そして、近くで この地区では珍しい 雪割草の原種の ミスミ草 も発見しました。


http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/ranunculaceae/misumisou/misumisou.htm

今回の裏口入山の冠着山は、この時期でしたので

私としては、色々な発見があり面白かったです。

尚、環境省レッドデータブックで絶滅危惧?B類、長野県版レッドデータブックで絶滅危惧?A類に

分類される希少種も発見しました。


車は反対側にあるので、こんな急な登り道を登って、冠着山頂上へ


そして、裏口の駐車場へ戻りました。 それにしても疲れた!!


今年の裏口登山のブログ
パート 1 http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/20080115

パート 2 http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/20080126

パート 3 http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/20080325


じぁあ、またネ!