今週から 『庭の花木』 へ変わります。

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先週まで 『庭にある果実』 について写真を交えて紹介しましたが、今週から 『庭の花木』へ変わります。

1回目は、私の大好きな『ヤマボウシ 山法師』を紹介します。
これは、日本固有の花木です。文献では ミズキ科に属します。落葉樹で樹高は3㍍以上になりますが剪定して高さを押さえます。
似たもので『ハナミズキ』があります。これは、日本がアメリカへ『桜』を進呈したお礼にもらったものです。
ハナミズキ』と『ヤマボウシ』の解りやすい違いは、『ハナミズキ』は、花が咲いた後に葉っぱが出ます・
ヤマボウシ』は、葉っぱが伸びた後に花が咲きます。

当家の庭には、今から15年位前に近隣の植木やで幹がマッチ棒程の太さで、丈が50㎝程度の苗(実生苗で2〜3年生と思われる)を
10本¥1.000円で購入したのが、初めての出会いでした。
これを適当間隔で庭の周りに植え、存在を忘れた5〜6年後に始めての開花をした時の感激が忘れられませんでした。
その後、『ヤマボウシ』にハマリ、Sタネと言う苗木屋(通販)から園芸種を2種類購入しました。
赤花のベニバナヤマボウシ
白花のミルキーウエイです。
やはり、これも毎年咲いてくれます。

ヤマボウシ』の面白い所は、
冬に花芽が解ります。 ので冬の剪定で花芽を残せる事と
開花の頃は他の花木の花が咲き終わり緑一色になった頃に咲き始めます しかも写真の様に伸びて開花しますし、結構沢山の花を付けて見事です。 
また、秋には実がなるのです。
この実は、食べられますが焼酎で漬ける人もおります。

タネを収拾して発芽をさせて育てるキッカケは、秋になると野鳥がこの実を食べに来ます。
そして大体、決まった所の電信柱に止まり糞をするのです。
その下で、発芽しているのを見つけ移植をこころ見ましたが、枯れてしまう場合が多いので苗床を作り本格的に始めました。

この赤花と白花を隣り同士に植えましたので、この2種類の『ヤマボウシ』から秋にタネを採り植え付けますと当然に混合花になりますし
変わった所で、今年初開花した木では 
の様に、花びらが2枚多い変種もありました。
但し、発芽から開花まで5〜6年は掛かります。気長になりますが、楽しみは倍増します。

さて、この実の中にはタネが5〜6個ありますので、
これをきれいに洗い苗床に植え付けますと
翌年に発芽します。写真は今年の発芽苗です。

また、私は登山も趣味ですので秋に野山へ行った時に『ヤマボウシ』を見つけては、タネを収拾して苗床に植えています。
昨年、富山県の白鳥山の山麓で収拾したタネは見事に発芽しました。

写真は3年物です。
この位になって、毎年春頃にネットオークション出品をしております。

気長に開花を待てる方はメールを下さい。