あの峠は「カタクリの大群落峠」だった!

午後になって高速(上信越自動車道)で更埴ICから乗り

豊田飯山ICで降り飯山市から新潟県妙高市(新井)へ抜ける、

通称飯山街道(富倉峠、国道292号線)を通り、

新潟県側の長沢地区から平丸峠へ向かいました。

つまり、長野県から一端、新潟県へ(富倉峠)抜けて

長野県へ(平丸峠)戻って来るコースに行きました。


この富倉峠付近を「北陸新幹線」が通るらしいので

トンネルの工事現場がありました。


この地区は、例年ですと

冬には数mの積雪があり、泥岩地帯で地滑りの多発地帯でもあります。

もちろん冬季の平丸峠は通行止めとなりますが、

たぶん通れるだろう?!と思い出掛けました。



ここは、自然が多々残っており、山野草や山菜の宝庫と言われていますし

峠の頂上付近の「 黒岩山 」は、天然記念物の「 ヒメギフチョウ 」の生息地として

保護されています。


昨年の10/3に、ここを訪れており

来年の春に、是非とも山野草等を見に行きたいと思っていた場所です。


この北信州の新潟県県境の峠で車が可能な所は

今回の富倉峠、平丸峠、関田峠、牧峠、野の海峠、深坂峠があります。

これらの峠には、ブナ林が多くこれからの新緑に掛けて

森林浴には最高です。


峠の途中に「 山桜 」が満開でした。


案の定、この地滑り地帯に「 二輪草 」の大群落地を発見!


しかも、道路脇で撮影も容易でした。


また、そんな群落地の脇には

山菜の「 こごみ 」のオバケ(開いてしまったもの)もありました。


こんな地滑り地帯でも、珍しく堅い岩があります。

屏風岩 」と呼んで、景勝地になっています。


また、その脇には面白い滝があります。

なんと! 崖をくり抜いて川がありいきなり、落ちています。

頂上近くの草むらには、

アズマイチゲ

エンレイソウ

キクザキイチゲ

が、咲いていました。


それでも頂上近くには、多少の雪が残っていました。


また、ちょっとした小さな湿地帯には

ミズバショウ 」が小さな群落を作って咲いていました。


頂上にある桂池の畔にも雪が残っていました。


峠の頂上から長野県側を見ますと

正面に「 野沢温泉の集落 」が右の山は

毛無山1649mです。


峠を長野県側に越えたら、道の両側に「 カタクリ 」が一杯!満開でした。

この道路は、道幅も少し狭くて舗装はされていますが

舗装の切れた両側にカタクリ群落があります。

もちろん、雑木林の中にも!!

結構、下の方まで見事に咲いていました。


これを下ると、集落へ出て右に行けば

高速(上信越自動車道)の豊田飯山ICへ行けます。


近日に最北の深山峠へ行きます。

ここのブナ林は最高です。

この写真は、昨年のものです。


また、ブログに載せますのでお楽しみに!