ヤマボウシの天下到来か!?

我が家の回りには、花木で人気の高いハナミズキと共に

ヤマボウシの木を一杯に植えてありますが

今日、この頃から開花の準備に入っています。


これらのヤマボウシは日本の固有の花木であり

最近、人気の高い花木となりました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%9C%E3%82%A6%E3%82%B7

一般的には、白花が多いですが、昨今の植木ブームで赤花も人気がありますが

赤花は白花に比べて多少とも高価になります。

一般的に売っている赤花ヤマボウシは、ハナミズキと同様に

白花の台木に接ぎ木をした物です。

ヤマボウシ赤花もタネを採取して植えても、白花となってしまいます。



白花ヤマボウシの花芽は、ハナミズキと似ていて

開花直前には 薄黄色 です。  開花直前は、もっとも美しく可愛いですよ!


また、ハナミズキと違い 開花する頃は、花芽が一段と高く延びます。


何か、自分の存在をアピールしている様に見えますね。


一方で赤花の開花直前は、私はあまり好きにはなれません。


現在、我が家の回りには20本以上も植えてあります。

種類としては、こんなものがあります。

ミルキーウェイ
http://www.c-i.co.jp/nkc/hp/book_view.cfm?book_id=77&search=on
緑から黄色へ、そして白へ変身します。


紅富士
http://www.yamabousi.co.jp/cgi-bin/yamabousi/sitemaker.cgi?mode=page&page=page1&category=5
今年は少し、色が薄いかな?


ウルフアイ
http://www.pref.saitama.lg.jp/A06/BQ30/J5/J5_yamaboushi_wolf.htm
花芽が判りづらい


常緑ヤマボウシ
http://www.ishiguro.cc/ueki/ueki/yamab/index.html
あまり、パっとしないが冬でも葉っぱがあります。



それに、実生から育て上げたヤマボウシです。 これが 可愛い のです。


ハナミズキと同様に秋になると 紅葉 をします。

ミルキーウェイ


紅富士


ウルフアイ
面白い紅葉をします。 葉っぱが赤くなります。


それに赤い実を沢山付けます。 ( 食べられるらしい、ほんの少し甘い?! )


この実を、そのまま植えても翌年には芽を出しません。

私も、最初は知らずに植えましたが、やっぱり発芽しませんでした。


この実の中には、発芽を抑制する物質があり発芽はしません。

彼らの理想パターンは、秋に小鳥等に赤い実を食べられて

何処かの電信柱等で、糞と一緒に排出されて、地上に落ちて枯れ葉等に隠れる事が

ヤマボウシ達とすれば子孫繁栄として最高なのです。 

生えている地域の拡大が出来るし、糞が栄養にもなります。


自宅のヤマボウシの実を食べた鳥たちが、自宅脇の電信柱で

糞をしまして、毎年 春になると 其の下に芽が出ていましたが何か判らず抜いていました。  

所が、抜き忘れた若芽が大きくなり、初めてヤマボウシと判りました。


それ以来、私も毎年 この実を採取して


回りの果肉を取り除きますと中にタネが5〜8個程あり、

良く洗ってから 黒ポット等に植えています。

翌年には、8割程度は発芽をします。

これは今年に発芽したヤマボウシの赤ちゃんです。


これは、3年目の苗です。


また、2005年に富山の白鳥山へ秋に登山に行った時に、

ヤマボウシの木を見つけて、タネを採取して植えました。

翌年(2006年)に発芽しました。


そして、これが現在です。


ヤマボウシは実生から育てて、開花までは5年程もかかります。


ヤマボウシハナミズキと同様に、赤花の実を植えても9割は白花となります。

ただ、時には混ざりの赤花も出て来ます。


これは、1998年長野オリンピックの年に発芽した実生苗ですが

ご覧の様に、花びらの淵が赤い色をしていますね!


また、同じ木の枝に こんな変種の花芽が着きました。

2枚、中側に花びらが多いのです。


この様な、タネから育て上げた若木は、人に差し上げたり

オークション出品をして楽しんでおります。

今までにオークションで 60本程、全国へお送りしています。


更に、親戚や友人宅の新築祝い等に数十本程、お嫁に出しています。

すでに、実生の苗は親戚や友達宅で素晴らしい白花を付けて咲いています。


ハナミズキは、花が咲いて散る頃に葉っぱを広げますが、

ヤマボウシは青々した葉っぱが出てから花を咲かせます。


丁度、この頃は 他の花木も散ってしまい 緑一色 の頃に咲き始めます。

こんな性質なのでしょうか、花が目立つので人気があるのでしょうね。


ただ、似ているのは、前年度に花芽を形成するので、翌年に咲くか判ります。


この記事をご覧の方で、ご希望の人にはお分けしますよ。

但し、自宅へお越し頂けるか、送料を持って頂ければ頒布をします。

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昨年の同様タイトルのブログです。
http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/20070519



じゃあ、またネ!