里山へ ヤマシャクヤク探索

9日の雨上がりの好天気の中 市内の有識者と共に山深い里山へ向かう事になる。


3/8に戸倉での千曲市レッドデター観察会の時に、ある市内の人が

千曲市の山奥に、「 ヤマシャクヤクの大群落 」があると情報を聞く
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/yama-shakuyaku.html

そして、その時に居た 人達で 行こうと言う事になり その 実行日 となりました。 
 


その情報をくれた人の話では

6 〜 7年前に 山菜採りで この場所へ迷い込み その姿を見て 感動をした との事でした。

また、山野草に興味がなかったので その後は、行っていないとの事でした。



前日に、あの時のメンバーより 午前に電話があり 「 明日 」!言われた。  

もちろん、即 OK を出した。

所が、午後に その情報をくれた M氏が 自宅に訪れて 明日の決行を

3月から ワクワクして( 自生地を想像 )いたので、もう 嬉しかったです。



実は、この話を聞いた後で 3/16に 話の話しとして 探索に出掛けていたのである。

もちろん、話の話しなので 全く 判らず! また、林道も雪で通れずに敗退していた。


市内のある所に、集合したら その探索メンバーは 6人でした。

そして、6人乗りの乗用車に乗って 車で行ける林道へ向かう

所が、何と 下より向かう林道は、途中で工事をしており 通行止めとなっていた。

約30分のロスをしてしまった。 しょうがないので、上から林道を下る事にした。

そして、車が止まった所は あの雪で敗退した場所だった!


車から降り、6人は 旧道と思われる 荒廃した道らしき道を進む


そして、10分程進んだ 半日影の所に ヒトリシズカの群落があった。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/hitorisizuka.html
( クリックして見てね )

尚、山野草の世界では、一人に続き フタリシズカと言う品種もあります。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/futarisizuka.html


また、乾かして食べる 高価な ゼンマイ がありました。 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%82%A4

私は、存在は知っていましたが コレって言うのは 始めてでした。


この延びる前の物を採り、周りの繭状の物を取り除き、もんで、乾燥させて作るらしい?!

乾燥したゼンマイは、g/¥10円前後の世界らしい!

私は、未だ このゼンマイを採って加工したり、食べたことはない。

山の中を歩いていると、これに少し似た( 一回り大きな ) 鬼ゼンマイと言う物もある。 

これは、食べられないとか?!


それから、ゼンマイには オス と メス があると聞いた事を思い出しました。

これが、オス

そして、メス です。


また、私は始めてだったが こんな珍しいスミレが咲いていました。

フイリシハイスミレと言う様です。 葉っぱに特長があります。



更に進むと その荒廃した道も無くなり 倒木もあったりする ヤブを通る事になりました。


そしたら、パッっと 視界が開けて 向かいの斜面が見えた!


里山も こんな様に 雑木林 と それを切り落として 杉等を植えた 植林に化けています。

結局、このご時世では その植林した杉などの子守が出来なくなり

山林も荒廃が進んでいます。 


奥へ 奥へと 進むと、こんな 薄暗い 沢筋に来ました。


ここで、一休みとなりました。


一緒に行った人が、この僅かな流れで ハコネサンショウウオを採取しました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%B3%E3%83%8D%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%82%A6%E3%82%AA

このサンショウウオは、こんなに小さくても ちゃんと 前後に足があり


それぞれの足には、があります。 そして、よく見ると 前足には4本の指が

後ろ足には、5本の指があるのです。 知らなかった!

しかも、それぞれの指の先には があり この爪で 流されない様にしている との事です。

可哀想だったので沢へ逃がしてやりました。



休憩後、こんな沢筋を登って


ジュラシックパークの様な シダがある 坂を上りあげました。


そして、足下に ヤマシャクヤクの幼木を発見しました。

これで、大体 3〜4年生 と思われます。


この辺り との事で 散会して 探し始めましたら この斜面の上部 と

左斜面に ヤマシャクヤクの大群落を 発見しました。


そして、これから( 1週間前後で )咲こうって感じの花芽が沢山ありました。


この場所を、教えてくれた方は 「 その昔は、こんなもんでは無かった 」と言っていました。

あれから、何年かして ヤマシャクヤクの周りにある木々も成長してしまい

周辺の光の射し具合が変わって来ている様です。


それでも、ヤマシャクヤク達は、世代交代を繰り返して 

明るい場所へ移動している様に思えました。


上部の明るい場所では、花が丁度 咲き始めていました。


皆で、歓声を上げて 写真撮りに没頭していました。


そして、帰るのですが 前日まで雨模様でしたので この坂は 滑るのです。

へっぷり腰で ゆっくりと下るのですが、 やっぱり 転びます。


こんな、山奥へは 人が入って来ないので 今まで 生き延びていたのでしょう。

秋に、タネを頂きに 再度の訪問をしたいと思っていますが

はたして、もう一度 あの場所へ 行けるか 内心 心配をしています。

そんな 探索日記 でした。

 

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