タネの植え付けに励んでいます。

この所、いい天気が続きますね。


このブログに四季を通して 何回も記事に載っているヤマボウシ

我が家には、

ウルファイ(斑入り)



常緑 ( 葉っぱに雪が! )




ミルキーウェー

最初は、薄黄色で 真っ白になる。




紅富士などの



親木が庭に植わっています。
 


元々は、ミルキーと紅富士だけでしたが

ヤマボウシの世界にハマってから 種類を増やして来ました。



紅富士は、植木として買い求めた時は、赤い色が目立っていたが


土壌が酸性になった事が原因なのか? 

薄赤になってしまった。


家の周りには、ヤマボウシハナミズキが20本近く植わっています。

しかし、全てを買い求めたのでなく

ほとんどは、タネから発芽させて 育成をさせた苗木です。

( 2008年の発芽 )



ヤマボウシに限らず ほとんどの植木から採取したタネを植えても

99%は、親の様な ブランドに近いヤマボウシにはなりません。


しかも、赤花の実からタネを採取しても 絶対的に白花が多い。

まぁ、ほとんどの赤花ヤマボウシは 台木に白花の苗木を使い

赤花の幹を接ぎ木しています。

タネからスタートさせて 売り物になるヤマボウシは 少なくとも3年〜4年生

つまり、苗木やで 3年〜4年も育成している訳に行かないので

ある程度に育った 白花の幹を切って 赤花を強制的に接ぎ木して

翌年に 販売をしています。



それから、もう一つの手は 剪定をした枝を挿し木して エサ(肥料)を与えて

大きな苗木に短期間で育てて 販売を


接ぎ木や挿し木ですと 親と同じ 性質になります。


所で、我が家では ミルキーと紅富士の親から

タネを採取して 増やしました。

つまり、白花と赤花が隣同士で咲いたので 花粉の交換があったのか?

白花に紅が混ざった花もありました。


現在では、その子供達から タネを採取しています。



ヤマボウシは、ハナミズキと同じで 前年度の今頃になると

来年の春に咲く 花芽を形成します。

( ヤマボウシの花芽 )

つまり、来春に咲くか! 判別ができる植木です。


ただ、

ハナミズキは 4月頃に 他の花々と同じ頃に開花をしますが

ヤマボウシは、ハナミズキなどの花が散った後に咲き始めます。

つまり、この時期になると 他の花も咲いた後なので

目立って 咲き誇ります。



また、

習性で面白いのは ハナミズキは、花が咲いてから葉が出て来ますが

ヤマボウシは、葉っぱが出てから 花を咲かせます。

つまり、そのまま 咲いたでは、花が目立たないので

わざわざ、目立つ様に 背伸びをして花を咲かせます!!


まぁ、面白いと言うか 不思議な花です。




そんな、花も 散った後に 丸い実を付けます。



そして、9月頃になると こんな赤い実になります。



野鳥に寄っては この実が熟す頃に食べに来ます。( 朝方、うるさい!! )


そして、樹上で熟すと 枝から自然落下します。


運が良かったら 翌年に芽を出します。

でも、ほとんどは 土壌の肥料に。。。


ハナミズキヤマボウシも 不思議なタネを作っています。

タネの回りにある果肉は、タネの発芽を阻害する成分があるらしく

そのまま(果肉を付けたまま)、植えても 発芽しません。


彼らの一番の理想パターンは、

野鳥などに食べられて 果肉は野鳥の体内で消化され タネだけを

親より遠い所で排出されて 落ちた場所での発芽を狙っています。



枝成り完熟では、今年もヤマボウシのタネを採取して


植え付けました。

その様子を ご紹介しますね。


私の様に 多くの苗木を作りたい場合は この様なプラ箱を買い求めて下さい。

スパー等で排出される ちょっと厚めの発泡スチロールも いいでしょうね。

また、5本以内でしたら 鉢でも 黒プラ鉢 でも可能です。


プラ箱の いい点  一般に売られている花用の長細いプラ鉢は

1〜2年も使うと 紫外線等で硬化してしまい 割れたりする。

このプラ箱は、プラ鉢より厚いので 5年は使える。

この程度の大きさで ホームセンターで¥298円でした。

本来は、道具箱でしょうか。


これの底を ドリルで 適当に穴を開けます。


この所 日射しが強いので 柿の木の下 特設会場で作業を


ただ、半日陰なので 田舎なので 蚊がいますので

蚊取り線香を焚いて います。  ローカルですね!。



こんな材料を使用して


鉢底石を 適当に入れる


隙間に、小さい軽石を詰める。


そして、炭を (割り箸で作った消し炭) 



適度の湿気、虫除け、肥料の備蓄


腐葉土を敷き詰める。


用土を敷き詰める (赤玉土、硬質鹿沼土、一般鹿沼土等)


この苗床で 発芽後 2年ほど育成させるので肥料を適度に




次に こんな細かな鹿沼土を適度に詰めます。


この状態で 一回、水を与えます。 下から水が出て来るまで


このままで 少し置く。




所で、ヤマボウシの実を採取に

ヤマボウシの木の下に落ちている物も良いが

枝に吊り下がってる実で 大きくて 柔らかい物を採取する。


次に、 この実を 水道を出しながら 網の上で潰します。


こんな感じに 網にタネが


タネの回りに 果肉があります。 

触ると 堅い物が それがタネです。


この果肉を取り除きますが

この様に 束子で擦ると バッチリ 取れます。


そして、日向で 乾燥します。



乾燥したタネで 出来るだけ大きいタネを選びます。


それを 苗床に 適度に 置きます。


そして、

その上へ 細かな鹿沼土か赤土を敷き詰める 厚さ、1cm以内


そして、もう一度 水を掛けます。


これで 終わりです。


一般には、この状態で 日陰に置きますが

当家では、外に置きます。 

でも、この時期には雑草のタネが舞っていますので

この様に 不織布を切り取り 


こんな様に テープ止めをして


柿の木の下 日陰へ置いて於きます。



冬になると この箱を重ねて置きます。( 雪が積もるので )


春になると 一面に置き換えます。

そして、水くれを行うと 発芽が始まり 小さな葉が出たら

不織布を取り除きます。


2年程経ってから 葉っぱが落ちたら 1本ずつ黒ポットへ植え替えて

成木へ育成を行います。



果たして、来春 芽吹くかな??!!







じゃあ、またネ!



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