只今、ヤマシャクヤクのお守り中

私のヤマシャクヤクに対する情熱は、皆さんもご承知と思います。

このブログ誌上でも、時々載せています。( 興味のある方は、過去をご覧下さいね! )


その昔に、友人に連れられて 山野草や へ行き

友人がヤマシャクヤクを買ったので釣られて買い込み、庭へ植えたのが

始まりでした。


そのヤマシャクヤクも数年後に 真っ白な花を付けて楽しませてくれました。

そのヤマシャクヤクも咲いてから、数年でトボって( 消えて )しまった。


しかし、その子供が 現在、頑張って毎年 花を見せてくれます。

( ヤマシャクヤクは、タネから約5年後に初開花をします。 )

その、2世が誕生した頃から ヤマシャクヤクに興味を見せて

今日の様に、ハマってしまった。


2005年の初秋に、白花のタネを大量にネットから入手して

その秋に、黒ポットやら 色々な鉢( 発泡スチロール )等に植え込みました。


タネを植え込んでから、色々と情報を集めたら 植え込み方での失敗があり

その鉢をひっくり返して見たら、ヤマシャクヤクのタネの最初の発見がありました。

 

と、言うのは 写真の様に 植えて、半月程で タネから 根を出していました。

この手の植物は、 最初に根を出してから、芽を地上に出します。


つまり、前年度の秋に 根を出してから 冬眠に入るのです。

翌年(2006年)に、そのヤマシャクヤク達が8割強程、始めての芽を出しました。

それは、壮大でしたし 感激でもありました。

  

この時には、これからの「 お子守 」は想像もしていませんでした。
 

その苗達も 初夏の頃になると 親の葉の様に 緑 緑になりました。


それと、同時に 植え込んだ小ポットでは、これ以上生育が出来ないので

少し、大きめな黒ポットへの移植作業が始まりました。


まあ、300鉢は越えたと思います。  そして、寒い寒い、冬を迎えます。


2007年の春には、その移植された鉢にも慣れたのか

前年より、大きな芽を出して 6月頃には こんなに大きく成長しました。


ヤマシャクヤクには、赤花(紅花)が存在する事にも目覚めました。


一般に、赤花は白花に比べて 山野草やの世界では、3 〜 5倍の値段で売られています。

もちろん、自然界では まず見ることが非常に少ない品種です。


植物図鑑等では、白色とは異植物で登録されているが、一般では 赤花ヤマシャクヤクとして

親しまれています。 この時点では、私も白花や赤花を自然界で見た事はありませんでした。

当然に、自然界で見たいと言う気持ちが高ぶって来ましたので

各地(県内)への探索が始まりました。


最初に、見たのは 当然に白花です。 

今の時点での感想は、結構 近隣の山に存在している事が、判りました。

それでも、やはり人目に着く場所では、盗掘に寄って少ない様です。


今年、生まれて初めて 自然界での赤花を見ました。 大感激でした。


そんな訳で、私もネット上から 赤花のタネを入手して植え込みが始まりました。


所が、赤花のタネは 発芽まで 2年を要するのです。

それも、5割が2年後で 残りが3年以降の発芽なのです。

まあ、気の長い お付き合いになってしまいました。


また、白花と違い 赤花には、産地に寄って 色々な特長を持った品種が多々ありまして

これ又、高値で取引されています。


そして、愛好家に寄って 白花と赤花の交配種も誕生しています。

花弁が少し赤みがかっていますね。

ただ、白花の咲く時期と赤花の咲く時期が違いますので、簡単には交配が出来ないのです。

私も、いつかは挑戦したいと思っております。



さて、丸3年目(2008年)も経った、白花も 今年の3月には、太い芽を出し始め

こんなに立派になりました。


所が、ヤマシャクヤクの黒鉢は、栄養と水、太陽の光等 環境が良いので

その鉢には、当然に雑草達も生えて来ます。


私は、6月、9月、11月に この雑草達を取り除いています。 つまり、栄養を取られない様に!


11月の この時期は、更に大変な作業になります。

雑草を取り除き、今年の枝を払い、昨年の末に 上に載せて置いたモミガラを除きながら


来年の芽を確認して、新しい土を被せて 肥料を載せます。


この時に、トボってしまった苗を確認し、除きます。


また、苗に対して 小さくなったポットは、大きなポットへ植え替えます。


こんな作業をしていると、ヤマシャクヤクの根に対する 新しい発見も多々あります。

ある程度、大きなポットで栄養等の環境が揃うと、小根が充実して 上部にも出て来ます。


また、ポットの下穴にも小根が顔を出して来ます。


ヤマシャクヤクは、涼しくなった この時期に 根を充実させている様ですので

多少とも、水くれが必要となって来ます。 但し、夏の様にはやってはダメよ!


一般に、ネット上で取引されている様な、大きな根の物は

地植した物と思われます。(細根も多い)

細根や根っこが切れた物は、たぶん自然界よりの盗掘品と思われます。

ポット品は、根が手のひらに載る程度です。 このポットでの物流が多い様です。


今回、面白い発見がありました。

それは、土の下での 白花の芽は 赤い のですが

赤花は、 不思議に 白い のです。


それと、良く 生育した幹の色を見て 赤色でしたら 赤花 だと思うのは違う様に思います。

私の家の 赤花 は、緑色でした。

花が咲いて見ないと、判別が難しい様です。


やっと、この作業も 中3日も掛かりました。


次は、鉢植え品に取りかかりますが

これまた、大変なのです。 鉢なので 重い のですので

鉢品は、結構な名品が多いので 慎重なる作業となります。


でも、今日は朝から冬型な気候で 外での作業は止める事にしました。



また、ネ!