ヤマシャクヤクが満開中!!

私のヤマシャク馬鹿は、このブログを見ている方は、ご存知と思うが

元々、野山への登山等は 昔から好きでしたが

40代頃に、友人T君に誘われて 近隣の山野草屋へ連れてもらってから

山野草に目覚めてしまったのです。


山野草屋へ行く度に、幾つかの種類を買い求めては、鉢に植えて楽しんでいたが

やはり、山野草を地植した方が山野草も活き活きしているので

自宅の庭に、山野草畑を作ってしまった。


今では、その山野草畑も 4号まで増設する程ハマってしまった。

今年も5号畑を作る事を構想しています。


市販品及び野山にある山野草を自宅の山野草畑へ植え替えても

やはり、自然環境の違い等で、数年するとトボって(無くなって)しまう事が判り

タネからスタートしますと、植物は その場所に適用する能力がある事に目覚めました。



そんな中、インターネットでタネの購入手づるを覚えてしまい

一番可憐な花を咲かせる ヤマシャクヤクに惚れてしまいました。


所が、 このヤマシャクヤクと言う 山野草は、白花の物でもタネを植えてから

咲かせるまで、4〜5年以上掛かります。 そして、その咲いた花は 天候にも寄るが

中3〜4日で散ってしまうと言う、短い花なのです。


そんな、ヤマシャクヤクにハマってしまい、ここ数年は 子守をしていますが

その ヤマシャクヤクが 今年 初めて 開花する苗が出て来ましたので

もう、感激と言うが 嬉しくて! 嬉しくて! 毎日、朝夕に 写真を撮ったりして

楽しんでおります。



そんな、我が子と思うくらいの ヤマシャクヤクの 子育てを ご紹介します。

ヤマシャクヤクとは、私の持っている文献では、
北海道から九州の山地等の日射しが差し込む広葉樹林下等に生える多年草で、白く美しい花をつけますが
3〜4日で散ってしまいます。花は完全に開きません。
また、紅花もありますが別種類となります。
http://www.google.co.jp/search?source=ig&hl=ja&rlz=1G1GGLQ_JAJP292&q=%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%82%AF%E3%83%A4%E3%82%AF&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&meta=lr%3D&aq=f&oq=

自然界のヤマシャクヤク( 県内の某山で見る )


05年に 九州 阿蘇山麓から 白ヤマシャクヤクのタネを数百個入手しました。


最初は、信州より暖かい地方なので心配はしましたが、

自生地でも冬季にかなり冷え込みがあるとの事でした。


タネを植え付けますが 入手したタネが多かったのと

タネを植え付けるなんて、経験がなかったので

黒ポット植えでなく、苗専用のプラを買って来て 1〜2個植えとしました。( 2005.8.27 )


また、発泡スチロールへ過密数での植えもしたが

やはり、植え返す時に根を切ってしまうのが、可哀想だったので 後で 黒ポットへ植え替えを

始めたら 何と! タネから根?が。。 ( 2005.10.9 )

この時に、ひょんな事で習性を発見しました。

つまり、植えて数ヶ月で 適度の湿気と温度があると タネは目覚める事が判りました。 



そして、翌年に 芽が出た!  感激!! ( 2006.4.12 )


当年の9月に、最初の植え替えをする。 ( ちょっと早すぎた! 上部が枯れてからが望ましい )


こんな立派な、多くの根が 少し大きめな黒ポットへ ( 2006.9.19 )

小さい割には太い根っこを作っていた。



翌年の3月には、雪が積もったし かなりの冷え込みが ( 2007.3.12 )


それでも、3月の20日過ぎには、去年以上太い芽が出始めた。( 2007.3.24 )


4月になったら 4枚〜5枚の 葉っぱが 

葉は、最初は赤黒しているが、日射しを受けると 緑色に変化します。


9月頃になると、地上部も枯れ始める。 今年の光合成も終わり 根が太くなっている様です。( 2007.8.31 )



翌年( 2008 )になると、何と 1鉢から2芽も発芽する物も現れる( 2008.3.19 )


同年の5月頃になると 立派な葉も出ています。 ( 2008.5.11 )


この年の秋は、成長の良い株を幾つか7号の駄鉢へ植え替えました。( 2008.9.3 )



そして、今年の初芽は ニョキ ニョキと 芽が

こんな太い芽が出て来ました。 もしかすると 花芽があるかも と 期待をする。( 2009.3.14 )


3月20日過ぎには、こんな立派な芽達が そして、中心に丸い物が! ( 2009.3.23 )


所が、何と 3/27に 雪が降り その芽に積もったのです。 ( 2009.3.27 )


その雪は、春の雪だったので 重かったが やはり春の日射しは強く 早く溶けてしまいましたが


4月に入って 何と! 今度は 遅霜の到来です。

可哀想な この姿! さぞかし 寒かったのだろう と 思います。( 2009.4.3 )

折角、広げた葉っぱにも 氷の結晶が 自然のアートですね。


それでも、10日過ぎには 何も無かった様に こんなに元気になりました。( 2009.4.11 )

そして、幾つかは 葉の近くに 花芽が! 段々 膨らんで来ました。

この頃になると、あの赤黒の葉っぱも 緑色へ変化を始めました。


いよいよ、06年に発芽した 白ヤマシャクヤクが 初めての花を咲かせる為に

花芽を膨らませ始めました。 4年間 待ちました。 感激です。 ( 2009.4.15 )


それでは、幾つかの花芽が開花する直前をご紹介します。 この時が一番 素敵です。( 2009.4.16 )

はなびらの端が、少しピンク色していますね。


最初は、薄黄色しています。

 


開花が始まりますと、少しだけ開きます。

中には、こんな感じで 中を見せてくれるもの も あります。 素敵ですね。


朝は閉じていますが、日が射し始めると 少しずつ開き始めます。

そして、夕刻になると また 閉じてしまいます。

最初は、薄黄色で 段々と白くなります。

この動作を2日ほど 繰り返すと 花びらは散ってしまいます。

今日は、風が強いので 最初に咲いた花は散ってしまうかもね?!


今年は、数百鉢の内 約1割が花芽を持ちました。

来年は、もっと 花を咲かせてくれると 楽しみにしています。


もし、読者で こんな素敵な ヤマシャクヤクが欲しい方には 格安に頒布をしますので

私のプロヒールをクリックして メールを下さいね。

但し、発送は 地上部が枯れた 9月過ぎとなります。



この他に、紅ヤマシャクヤクの繁殖、育成も行っていますが

紅は、白と違って 発芽に2年を要し 見た目は似ていますが 全く違い 苦慮しています。


過去のブログでの特集記事
http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/20061008
http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/20070306
http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/20070411
http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/20070901
http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/20080321
http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/20080507
http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/20080904
http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/20081108



では、またネ!!