行きはよいよい、帰りは? 改訂 3

北海道での登山で遭難騒ぎがあった、その日(16日)に私も単独で八ヶ岳へ登っていた。


八ヶ岳へは、この所は久々の登山であったが

独身の頃から、何回も登っており 親しみのある山です。


友人のT君が、先先週に登って 私に、ウルップソウ が 咲いていた!と
http://www.plantsindex.com/plantsindex/demo_html/demo_db/result51590.htm
http://www.wildplants.sakura.ne.jp/goubenkarui/uruppusou.htm


実は、何回も八ヶ岳へ登っていますが、この時期としては始めてでしたので

その 花の存在すら 知らなかったが 春先に、山野草やで この苗を手に入れたので

どうしても、自然界での咲いている姿を見たがったのです。


この為に、デジカメ2台( スナップ用と望遠用 )とフィルムの一眼カメラを持参する程力を入れて、意気込んで向かいました。


とは、言っても 愛犬モコとの散歩をしないで、出掛けるのも気が引けるので

5時に起きて、いつものコースを 朝から いい天気であった。 期待が出来そう!


5時半前には自宅を出て、上山田温泉から48曲がり峠を抜けて、筑北を抜けて、麻績インターから高速に乗り、松本 諏訪を越えて

諏訪南で降りて 美濃戸 へ

我が、軽のセカンドカーでは 90kmが目一杯だったが、7時半には登山口へ


ここを右(南沢)に登って行き、帰りは左(北沢)から帰って来ます。


こんな、林の中(日影道)を2時間程登ると、

八ヶ岳の真下 行者小屋 に到着した。


主峰 赤岳(中岳、阿弥陀岳も)は右へ 私は、いつもの正面の 地蔵尾根を一気に

1時間半程で 登り上げると、稜線へ出ます。
 

とは言っても 最初から こんなハシゴが  つまり、ハシゴの連続なのです。


その変わり 途中から 茅野市内(中央)や諏訪湖(右)が見えるし


横岳の大同心や小同心(岩山)や、これから向かう 硫黄岳 が望めます。


もちろん、主峰の赤岳(左)、中岳(中央)そして、阿弥陀岳(右)もバッチリとね。


それにしても、ハシゴが  その昔は、こんな いい ハシゴは無かった様に思います。


かなり、高度を上げたので 蓼科山(中央)が見えて来ました。


そんな、ハシゴや崖の連続を上から見ると 流石に怖い!!


確か、これが 最後の崖 と思います。 上に 標識が見えますね。


この上に お地蔵さんが ( 地蔵尾根の由縁かも?! )

 

そして、反対の佐久側 正面が 川上村辺りでしょうか 一面に高原野菜畑が


右は、主峰 赤岳 手前に 山小屋 山頂にも そして、左に 富士山 が


左は、横岳(右中央)、硫黄岳(中央)、蓼科山(左)が見えました。


また、北アルプスを見ると 槍ヶ岳の槍がクッキリと見えた。


ご覧の様に、汗がダラダラ出る様な暑さは無く、清々しい天気でした。


そして、目的の ウルップソウ は この横岳と硫黄岳の間と聞いています。


こんな過酷な、稜線の瓦礫や岩肌に花が咲いています。

コマクサ


チシマギキョウ




いつも、感心するのは

こんな環境下( 土も無く、肥料も少ないのに )で育つのが不思議に思います。


この横岳も 実は、くせもので こんなクサリが多々あるのです。


振り返ると、赤岳のインパクトが凄いですね。


ここで、昼食タイムになったので 風の陰を探して ガスでお湯を沸かす。

本日の スペシャルメニューは、メイン(カップラーメン)、サブ(メロンパン)

そして、デサート(ミカンの缶詰)とドリップコヒーである。 これ又 最高!!



見っけ!! 谷底へ向かう ガレ場に いっぱい咲いていましたし


日当たりの良い崖に他の植物と一緒に


なかなか、インパクトのある 青い花 ですね。


何回も来ているのに、初めて見る光景で 感激しました。

もちろん、デジカメ や フィルムカメラ で 撮る 撮る。


またまた、変なクサリ場が △状(キレット)を通過した。


そして、3時頃に 硫黄岳の手前に来る。

ここから、約4時間程で 車まで 戻れる勘定だが 意外に風が強い!

どうも、天候が変わる気配を感じた、それに夜の7時に車では

あまりにも暗すぎる。



ので、この稜線に 硫黄岳山荘 があるので


ここで、1泊する事にしました。


昨今の山小屋は、シティーホテル並の料金を


でも、ここまで 進化 しています。 ウォシュレットの水洗トイレ ですよ!!


山小屋って、午後の5時半が夕食で 8時消灯 早朝5時半に朝食って感じなのです。


これが、その 晩飯です。 味噌汁があるのに、シチュー付きです。


夕食中の頃(6時頃)から、外が怪しくなって来た。 雨 と 風 が強くなる。

それにしても、寒い! 長袖のシャツの着込む、フリースの長ズボンを履く もちろん、靴下も


なんと、廊下には ストーブも炊かれていた。 これには、感激でした。


今晩のお泊まりは、10名 ほど でした。

消灯時間が過ぎた頃より、風雨が強くなり 台風並みに聞こえた。


それでも、疲れていたので 何とか寝たが 隣の隣りに イビキを掻くヤツがいて

熟睡は出来なかった様に思えます。


翌日は、4時頃に目を覚ましたが、相変わらず 風雨が強いのだ!

これでは、風雨の中 カッパを着て の 下山かな?

予定通り、5時半に 朝食となる。

まあ、こんなもんかな!?


朝食後に、覚悟を決めて 雨降りの対応をした服装で 6時40分頃に 単独で 山小屋を飛び出す。

同方向へは、何人か居たが もう少し天候を見ているらしい?


振り返って、山小屋を見る

こんな感じに、霧もまいていた。


硫黄岳は、稜線も頂上も 石ガラガラで 何も障害物が無い つまり、目印がないので


この様に、要所 要所にケルンがあります。 これを目標に進みます。


もちろん、外れれば こんな  が 待っています。

ちょっと、怖い所なのです。


そんな 霧の中でも キバナシャクナゲ が咲いていました。


時より、八ヶ岳の稜線が 霧の中から 見えました。


雨が降ると、 当然に 登山道は 川に変身します。( 当然ですが。。)


8時10分に 赤岳鉱泉小屋へ到着  この頃になると、何と 雨が上がった!!


この時に、 もう少し我慢して小屋に居れば なんて、思いました。


川は、雨で増水していましたが、下山には支障はありませんでした。


9時50分に、ようやく 登山口の小屋の屋根が見えた。

無事に 生還!!


どっと 足が疲れた!! 着替えをして、早々に 下界へ戻る。

 
      

では、 またネ!