明けましておめでとうございます。
本年も、宜しくお願い申し上げます。
元旦に、起きて見ると やっぱり 積もっていました。
朝食後に 雪かきを 行いました。
約8㎝ ここ数日で 20㎝程かな?!
でも、終日 青空となり 大夫、溶けました。
杏畑では 枝に積もった雪が溶けて 凍って 氷柱が多々ありました。
里山にも たっぷり雪が積もったので 今晩は、冷えますね。
当地 この程度なので 未だ、いいですが これからが本番でして
さて、ここ数年 毎年の様に
杏や他の果物も収穫量が減っています。
その原因は、春の温度変化 が極端なのです。
3月の初旬頃から 日射しも暖かく感じて 蕾も膨らみ
そして、開花となりますが
杏の場合 雄しべの花粉が 雌しべに吸着して 受粉が行われます。
一般に、 雌しべの蜜を吸いに虫たちが花弁に近づきます。
雌しべは、花の中心にあり その周りに、沢山の雄しべがあります。
雄しべの花粉が虫たちの体に付着し 蜜を吸う時に花粉を付着します。
また、天気の日に 風などで雄しべの花粉を蒔きちらして
その花粉が 雌しべに付着して 受粉される事も
所が、去年は 順調に花が満開となったが
その時に、大陸から大寒波が訪れて 気温が一気に下がり
オマケに 冷たい霙(ミゾレ)が降りました。
お陰で、花粉も舞わなくなり 寒いので虫たちの行動もなく
肝心な 受粉が出来ませんでした。
また、早くに花を咲かせた 杏ちゃんは 当然に受粉も終わり
花殻の中に 小実が見えていましたが
氷点下となり 雨の滴も凍ったりしました。
当然、無防備の小実達は凍傷となり 枯れて 落下しました。
逆に この時に 未だ、花を咲かせていない杏は セーフで
開花して、受粉も成功して 小実が 順調に大きくなりました。
杏も 1個単位での 販売が出来る様な果物でしたら
ハウス栽培なんて芸当も可能ですが 現状では無理でしょうね。
当家の杏 種類が多いので 当然に開花時期もズレますので
全滅は、少ない様です。
我が家の杏畑には、こんな種類の杏があります。
早生種( 一般に、早く熟す杏 )
一番早く採れるもの
信陽(しんよう)杏 6月中旬
お尻に突起がある。 完熟させると 生食やジャムに最高
果肉が荷崩れしやすいのでシロップ漬けは不可
信州サワー(しんしゅうさわー)杏 6月中旬
信陽と山形3号等で交配し 平成20年に登録
親が信陽なのでお尻に突起あり
親より多少大きく、山3譲りで陽光面は橙色に
完熟させると生食やジャムやシロップ加工も可
平和(へいわ)杏 6月下旬
第1次大戦の終結を記念して大正8年に登録
昔杏の部類で、酸味がある。干し杏やジャム加工に適す。
昭和(しょうわ)杏 6月下旬
昭和15年頃に千曲市の杏畑で偶発的な実生苗の発見
平和より大きく、シロップ漬けやジャム加工に適す。
山形3号(やまがた3ごう)杏 6月下旬
名前の様に、山形県で昭和初期から植えられていた。
昔杏の部類で酸味がある。干し杏やジャム加工に適す。
完熟させて、他の杏とコラボすると美味しいジャムが
信山丸(しんざんまる)杏 6月下旬
長野県果樹試験場で山形3号の実生選別され昭和55年登録
小粒系で果肉が堅いので丸ごとシロップ漬けに適す。
ハーコット杏 6月下旬
カナダの国立農試で交配育成した品種
粒は大きめで、陽光面は赤橙色になる。糖度が高く酸味がない。
生食用品種 熟す頃に実割れがあり、滴が入り種周りにカビがあり
おひさまコット杏 6月下旬
果樹研究所で国産杏とハーコットとの交配品種
糖度が高く酸味がないので生食用
イエローハーコット杏 6月下旬
当家のオリジナル杏 元々、ハーコット杏苗として購入したが
いよいよ、成り始めた頃に ハーコット杏と比べても見た目の形状や
果皮の色が違っていた。(黄色)味も、甘いが サッパリした甘さでした。
晩生種(一般的に遅めに熟す)
信州大実(しんしゅうおおみ)杏 7月初旬
長野県果樹試験場で新潟大実と外産の杏と交配し昭和55年登録
杏の中では一番大きい、完熟させての生食は最高かも!
割りシロップ漬けやジャム加工に 多用途に可能
ニコニコット杏 7月初旬
果樹研究所で国産杏とハーコットとの交配品種
開発当初は、サニーコットと呼ばれていたが、
生産者も食べる人も喜ぶとして 名称変更となる。
中粒で糖度が高く酸味がないので生食用
新月(しんげつ)杏 7月中旬
長野県果樹試験場で新潟大実と外産の杏と交配し昭和36年登録
中~大粒で割りシロップ漬けに適す。
今後も 枝成り完熟では リピータ様の用途に応じた
杏を 収穫して お送りをしますね。
ただ、杏の出来で お一人様辺りの量を制限する事もありますので
その辺は、宜しくお願いします。
予定として、5月の連休前後に 用途別の予約を開始します。
生食用 シロップ漬け用 ジャム用 です。
また、一旦 収穫が始まりますと
受注伝票を見ながら、その日の収穫量を定めて収穫を行い
即日の発送を行います。
杏は、収穫後の日持ちが悪いので クール便 扱いで
基本、午前中着指定 となります。
午前中に収穫して、遅くとも午後にはヤマトの冷蔵庫に搬入します。
杏って 不思議に 梅雨の初めになると熟します。
湿気を知っているのか? なので、降雨との勝負となります。
基本、雨が降ったら 果実と葉っぱに着いた滴がのこっていれば
収穫は、行いません。
どうしてもの場合は、収穫して 新聞紙の上で扇風機を使って
乾かしてから発送となります。
( 水滴が残っていると 早く腐敗してしまいます。 )
用途別の収穫をして 受注引当をしたら 余った場合は
即、ブログ上で 緊急募集を 行います。
( これを見たら、即 依頼をして下さい。 〒 住所 電話 )
予約時の量制限に関係はありません。何㎏でも可能!
杏に続いて 完熟ブドウ
そして、完熟りんご も
儲けなしでの 転売を考えています ので 宜しくね。
このブログは、1日で 何回も追加編集を行います。
その度に、改訂番号が変わります。
じゃあ、またネ!
ブログを読んで頂きまして有り難うございます。
コメントも 適当な名前で お書き下さい。
お待ちしています。
枝成り完熟専用のアドレスは、
kanjuku107@apost.plala.or.jp です。