あんず便り  1

と、言っても 

未だ、杏の花が咲こうか咲くまいか迷っている時期なのです。

でも、もう時期にやって来ますので


枝成り完熟ブログでは 杏ちゃんの知識をおさらいから

開花状況−果実の生長記録−収穫状況−発送状況を

何回かに分けて編集して載せますね。



まずは、杏ちゃんの豆知識編を知ってね。

日本全国でも 杏の採れる所は そんなに多くありません。

ネットで 「 あんず祭り 」検索をしてみたら

広島県福山市田尻地区 
http://www.urban.ne.jp/home/diresu21/apricot.html
http://www.fukuyama-kanko.com/kankophoto/cat08/cat08/

広島県広島市佐伯区
http://saeki-hiroshima.mypl.net/event/00000072834/

福岡県宗像市
http://www.geocities.jp/town_munakata/munakata_guide/anzunosato.html

福岡県福津市
http://www.maff.go.jp/kyusyu/kikaku/mura/3hai/17kai.html

http://oftree.co.jp/fukutsu-parks/anzu/index.html

神奈川県横須賀市追浜区
http://www.oppama-town.com/town/kaiyama.htm

埼玉県児玉郡美里町
http://www.town.saitama-misato.lg.jp/event/anzu.html

栃木県小山市
http://www.oyama-kankou.jp/member/364

結構、都心の近くにもあるのですね。

知ってました??!!



私の住んでいる千曲市にも 杏 があります。


もちろん、我が家にも


観光協会のHPにも 専用サイトがあります。
http://www.chikuma-kanko.jp/anzu/



まずは、千曲市での杏の起源については

この地にあんずがもたらされたのは元禄時代といわれています。
一説によれば、伊予宇和島藩伊達宗利候の息女 豊姫が、
第3代松代藩主真田幸道候にお輿入れの折、
故郷の風情を偲ぶかと、 あんずの種子を持参したのが始まりとか?



昔から、善光寺の鐘が聞こえる所は 杏がなると

昔から言い伝えがあります。

確かに、現在でも千曲市(更級、戸倉、森、倉科等)や

長野市(松代、若穂、綿内、安茂里等)近郊に

杏の木が残っており農家があります。

まあ、この辺でしたら鐘の音は 風の便りに聞こえたかも?!


杏の里で撮る(2009.4)



その昔は、養蚕やお米が中心だったと思いますが

副業として 自宅の周りに杏の木を植えて 

収穫された、杏は庭先で干して 干しあんずに(貯蔵加工品)

本来、加工中に廃棄されるタネは、漢方薬屋(アンニン)に高値で

引き取られたと聞いています。

この為、タネを採る目的で収穫して、そのまま土に埋めて、腐ってから

タネを取りだした? とも聞いています。



確かに、その昔は今の様な物流形態と違い

生ものでの出荷は出来なかった。

( 杏は収穫して 3日と持たない代物の果実なのですよ! )

加工業者へ運ばれて ジャムに加工されたりしていました。

私の親戚でも、その昔にジャム工場をやっていた?

なんて話も良く聞きました。


昭和40年代頃から、生食用杏が物流に載る様になりました。

この頃になると 昔杏(酸っぱい杏)は切られて

新しい品種(生食を意識した杏)を植える農家が増えて来ました。

その代表的な杏は、 平和  昭和  と言う品種です。

時代を物語っている名前ですね。


しかし、

生食用として収穫しても 3日で柔らかくなってしまう杏なので

やはり、収穫時期を早める事が肝心となります。

物流期間も見て 早期に収穫を行うのです。

農家では 緑色した杏が薄黄色になった頃が収穫時期となる!


つまり、未熟で収穫を行います。

これでは 本来の杏の味ではありませんね。


野菜や柑橘類も、生食を意識しているので

味の傾向は、甘い物へ変わりつつあります。

昔、子供の頃に 夏みかんというミカンを剥いて 砂糖をかけて食べた

しかし、昨今では そんなミカンは誰も買わない。

もっと、甘いミカンが多々 増えましたね。 ポンカン、デコポン。。


杏もその世界へ変身しつつあります。

甘くて美味しい杏へ  ハーコット、ゴールドコット、ニコニココット。。

(写真はハーコット)


一般に生食用は値が張ります。


農家は、やはり 単価の高い杏を目指します。




そんな、こんなで 

杏の世界でも 昔ながらの甘酸っぱい杏の木は減って来ました。

でも、加工用となれば やはり、甘酸っぱい杏が喜ばれます。


加工業者も以前は、シロップや高級ジャムは作りませんでしたが

昨今では、この分野の製品も高値になるので

参入している業者は多々あります。




枝成り完熟では、

用途に応じて 適度に収穫をして 皆様へお送りを致します。


これがお得意様の手作り品の一部です。



毎年、お得意様に喜ばれております。



もちろん、杏ちゃんの様子は リアルタイムで載せます。


一応、これからの予定

4月末までに 新規のお客様を募集します。

5月中旬  お得意様を含めて メールにて予約開始

6月中旬〜 収穫、発送の予定

となります。



今週中に、新規のお得意様の募集案内を行う予定です。



昨日から、暖かい空気が入って来ております。

お陰で、里山の雪融けも早い様で、日に日に雪が消えています。

2日朝   最低気温 0度  日中の最高気温 +16度

3日朝   最低気温 6度 

昨日、そんなに暖かかったので 庭の梅が咲いていました。


品種は、 花香実 と言う  

ほかの梅は未だ蕾状態 でも、蕾は膨らんでいる様だ!

春が近くまで来ているらしいが。。。



肝心の杏ですが

未だ、こんな感じだ!



千曲市では、本日 〜 15日まで あんずの里で あんず祭が


予定されているが、

今年は寒暖の差が激しくて遅れている様です。



そして、低気圧の南下と通過に寄って

現在、凄い風が吹いている。

また、どんよりとした雲が 午後は、降るらしい

とうとう、雨が降って来た。



そして、明日は 雪が降るらしい。

これでは、いつ杏の花が咲くか 見通しがつかない。






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