プルーン便り 4

サブタイトル

今年もプルーンを頒布しますが。。。


昨日、親戚から 今年も

数本のプルーンを分けてもらう事になりました。


早朝に、愛犬の散歩を ちょっと、ごめん! して

プルーン畑へ向かいました。



隣の農家では、初採りをしていました。 バーバンク種を








プルーンは、杏ちゃんと違って 栽培している木が極端に少ない。

しかも、1本の木に成る量も少ない。


オマケに 樹勢が弱い(成木になっても枯れる事が多い)


そんな訳で、頒布量も 杏ちゃんに比べれば 1/50 以下です。

私の地区でも、プルーンを栽培している農家は 4軒だけです。


全国での栽培県は、長野県がダントツで、以下 青森、北海道と

でも、長野県で一番の栽培地は 軽井沢の横にある佐久地方です。



それでは、

頒布に際して プルーンについての能書き を


分類 バラ科サクラ属のスモモ亜属に属する果実です。

スモモの原産地によって ユーラシア系、東アジア、北アメリカ系の3タイプ

欧米では、このうち ユーラシア系をプルーンと呼んでいます。

日本では、日本スモモ(季)が多く栽培され 

ヨーロッパスモモをプルーンと区別をしています。


プルーンは、乾燥気候を好み 夏に雨の少ないアジア西部から

ヨーロッパ南部やアメリカ西海岸の地中海性気候が適している。

日本では、明治時代初期にヨーロッパ、アメリカから

イエローエッグなど8品種が導入されて栽培された。

しかしながら、日本の高温多湿の気象条件よって 裂果、病気の発生が多く

全国的な普及にはならなかった。


それでも、雨が少ない東日本の一部で栽培されていたが

自家用として、庭先や果樹園の片隅に植えられていた。


長野県でも、昭和45年頃から本格的な栽培が始まりましたが

なかなか、物流機構等にも問題があり

生食のプルーンは、極一部の地域への出荷だけでした。


また、海外から 半乾燥プルーンが格安で輸入されたり

生食プルーンも入荷されたりして、なかなか国内のプルーンは

出荷量が伸びませんでした。

それでも 長野県佐久地方では、コメの転作用として

早くから導入され、昭和50年代に 健康果実として人気が出て来て

栽培が広がった様です。


所が、このプルーンは なかなか、生育が難しい果物なのですよ!

プルーンの果実は、成熟期になると表面に微細な亀裂が

糖度の上昇に伴って果実内の浸透性が高まる特徴がある。

つまり、この時期に雨に降られると、実が膨張して

裂果してしまいます。

裂果を防ぐ為には、雨避け施設を設置となるが

これを実施するには、金銭的な問題もあります。


この雨による要因は、杏ちゃんのハーコットに似ていますね!

そう、ハーコット杏は 
日本の杏をカナダのスモモ系との混血なのです。


また、プルーンの栽培に於いて、自家和合性と自家不合性の品種が

つまり、1本 もしくは同品種で受粉可能なものと

違った品種を必要な品種があります。

確かに、自宅に植わっているイエローエッグ?は、近くに他品種が

ないので、花は沢山咲きますが 実際に成る実は


10個以下と少ないです。


また、逆に スタンレーなどは ぎっしり受粉されて実り

摘果をしないと小果しか成らない。


次に、難しいのは 収穫時期です。

杏ちゃんの様に、果実の表面が色づく事によって(果実を握る事も)

完熟度が判る果実と違って

プルーンは、発色が早いのです。 


特に、スタンレーなどは 完熟度100%色をしているが 堅くて


この色につられて、収穫をしたら とても 食べられないです。

やはり、杏ちゃんと同様に 握って感触を確かめる事になります。



農家では、教科書通りに 受粉から何日と言う収穫歴で

収穫をしています。 堅い状態でね。

そして、物流で 追熟をさせます。


それから、最近人気となった健康ブームの要因は、

別紙の様に、他の果実に比べて ミネラルが多い様です。



さて、能書きはこれ位にして  これからが勝負となります。

いかに、枝成り完熟をさせて収穫を行うか!   難しい!!

狙っているのは、 例のカラスの一軍なのです。


彼らも、本当のプルーンの味を知ってしまったので

枝成り完熟プルーンは、一番に狙われる!! でしょね。


今年、やっとの交渉で配分されたプルーンは

バーバンク種( 横長な大きめのプルーン )  2本

くらしま種( 丸い甘みのあるプルーン )  2本

スタンレー種( 中粒で紺色の晩生種プルーン )  2本 


これらプルーンは 全て 生食用として収穫をします。

もちろん、購入者が 何に使うかは、関知はしませんがね。


所が、問題は 未だある。

この成っている状態で 推定収穫量を決めるのが難しいのだ!

一応、例年通り あのハーコット杏を入れた箱に約3.5kg詰める。



明日、再度 
プルーン畑へ行って 推定収穫量を確かめて来ます。


そして、頒布要領詳細は、お明日のブログにて知らせしますが

一昨年と違い、 

今年は、2点ほどの改訂があります。 ごめんね。

1. 価格の訂正   2. 抽選で頒布者を決定


以上です。





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