あんず情報 9  にオマケ写真 追加改訂版

リピターの皆様へ この15日より「 2008年度 の あんず予約 」のメールを

お送りしまして、多々の皆様より 多くの予約を頂きまして有り難うございます。

また、


ヤフーオークションの落札者様へ、

19日より出品を開始し、多くの方にアクセスを頂き、落札を頂きまして有り難うございます。



現在、必死で集計作業をしておりますので

ご送金を頂いていますが、未だ入金確認作業まで達していないのが

現状です。 誠に恐れ入りますが、確認メールは遅れますので

宜しく、お願いを致します。


リピター様及び落札者様で、秘蔵のレヒシーを早めに欲しい方は

メールにて添付しますので、お申し付け下さい。

但し、ワード仕様ですのでご注意を!!


さて、あんずの木も今の所は、順調に育っております。

これから、収穫までの間は そのあんず達の様子等をブログに随時、載せていきますのでご覧下さいね。



丁度、今頃の季節は、適度な雨により 実を大きく成長させている頃です。

葉っぱを大きく広げて、光合成を活発にしています。

通常、あんずの収穫される時期は、初夏の陽気と梅雨のジメジメした暑さが一緒になった頃です。


この梅雨が、乾梅雨(からつゆ)なのか! それとも、だらだら梅雨なのかに寄り

大夫、収穫の様子が変わって来ます。


何年か前の年は、梅雨が長引きまして、ガッパを着て雨の中での収穫をしました。


何しろ、樹上完熟しますと、少しの風でも落ちてしまいます。

落ちれば、商品価値は無くなってしまいますので

農家は、樹上完熟はさせないでの収穫をするのです。


本当の美味しいジャムを作る場合は、完熟して落下したあんずの実を使います。

よく、お袋が言っていましたよ 「 落ちた杏を拾って於いて!」 


落下したあんずは、割れたりしているので、タネも取りやすいのです。

これを集めて、汚れを取り、さーっとお湯で熱湯消毒してからジャム作りに使います。


落下した傷あんずは、1日も経つと腐敗が始まりますので

集めて、廃棄しています。


でも、草の陰などに落ちている杏は、蟻やナメクジの恰好の餌になります。

やっぱり、彼らは美味しい物を知っていて待っているんですよ。


また、残った杏のタネは、条件が良いと翌年に発芽をします。


まあ、実を着けるまでに、5年以上は掛かりますが。。。


樹上完熟 」の杏は全て、私が1個1個、手で収穫しています。


つまり、親戚の農家で収穫した物を横流ししているのではありません。


親戚の杏畑へ行き、「 この木とこの木を! 」って言って、管理をしているのです。

ですので、良く言われます!  もう、収穫しろやって!ね。

その位に、農家の収穫時期と違うのです。



収穫されるまでの間は、当家や親戚にある杏の種類について書きます。

私の持っている文献よりですが!

第1回目は、 平和(へいわ)種 について


この平和は、大正時代に長野県埴科郡(現:長野県千曲市)の杏畑で発見され、

第一次世界大戦終結を記念して命名された品種です。

現在、長野県内でも最も多く栽培されています。 準昔杏でしょうかね!


一般的には、酸味が強く甘みが少ないので、主に加工用に栽培されていますが

実は、これも「 樹上完熟 」させると、甘みが増し酸味とのコラボが良いのです。


たぶん、一般の農家でも、この味は知らないでしょうね。


だって、「 樹上完熟 」させる前に収穫をしてしまうのでね。


果実は橙色の円形で、果重は50〜70g前後。6月下旬から7月上旬に出荷され

杏の中では、早生種になります。
 

つまり、最初に収穫され、最初に店頭に並びます。


この杏の欠点は、収穫時期の梅雨の雫が悪さをします。

それは、果実にヒビが入ってしまいます。

つまり、杏の表面に小さな割れが生じてしまいます。

ここから、更に雫が入り、腐ってしまいます。


そんな、こんなで、農家にとっては早くに出荷すれば、最盛期より値が高いので

切るに切れない杏の種類なのです。


昨今では、あんずの専業農家では、やはり新品種の生食用への杏へ移行中なのですが

やはり、あんず農家でも高齢化で新品種への移行が出来ずに

この種の杏の木が沢山未だ残っているのです。


当家では、お袋が昔から この平和と在来を混ぜてジャムを作っています。

もちろん、両方ともに「 樹上完熟 」ですが!



平和種は、自宅の回りに4本と親戚に1本だけしかありませんので

どちらかと言うと、限定量になってしまいます。


今年は、 3月28日に花が咲き始めました。

やはり、陽の当たる場所からの開花になります。

ご覧の様に、4月5日には、満開になり

枝いっぱいに! 見事な咲きぷりですね。


花が散ると、今度は葉っぱが出てきます。


そして、4月の末頃になると着果し、咲いた分だけ実を着けます。


当然に、生食用に出荷する農家は摘果を行い、1枝に1個程にしてしまいます。

まあ、当家の平和種は摘果を行いませんので、大小の粒があります。


5月の連休頃には、長細かった実も丸くなります。


この写真は、今日(25日)のお昼頃です。

昨日の未明からの梅雨?の雨を受けましたが、午前10時頃に止み

あんずの木の葉っぱも、新緑で中々のものです。

10円玉と比較してね。

これから、もっと大きく成長して、6月の中旬以降に熟し始めます。


それでは、またネ!  次回は、昭和種 を紹介したい思います。


現在も、樹上完熟 では 『 樹上完熟 の あんず 』の 予約を 承っております。

詳しくは、今年の杏に関するブログを

最新のタイトルや記事一覧より、捜して見てね!




オマケ写真は、いま当家の庭で雨にも負けずに元気に咲いている

礼文スカシゆり 」と

エゾスカシユリ

をご紹介しました。


では、又ネ!