今年も、文旦が届いたよ！

果実王国の長野県に在住していますが、柑橘類は生育や収穫は出来ません。

当たり前か！な？

所が、当地にない果実ほど、欲しがるもので

私は、むしろ　長野の果実より　南国の柑橘類が大好きなのである。

私が、子供の頃は　正月になると　お祖母ちゃんの家へ行くと

木箱に入った　大きな温州みかんがあり　これを食べるのが楽しみでした。

昔は、今の様な物流システムがなかったので、当然に長野の山の中まで

みかんは、高級品で　我々　子供が買える果物ではなかったと記憶をしています。

そして、東京の学校へ行った時に　高知県より来ていた親友に実家から送られた

見たことも無い　柑橘類を　もらって感激をしました。（　こんな旨い、みかんが。。。　）

そして、彼の結婚式に高知へ行った時に、初めて「文旦」を知りました。

確か、高知城の近くでの朝市で、大きな木箱に入ったデカイみかんでした。

そして、値段も高かった事を記憶しています。

その後、私が年末に長野の林檎を送り、彼が春に文旦を送ってくれる様になりました。

まあ、文旦って　不思議な　美味しい味ですね。

外皮と中皮が厚く、大きな文旦も　皮を剥くし　これ又　小さくなってしまい

そして、中の果肉は　グレープフルーツの様に果汁が多くて、しかも果肉に分けても

手が濡れないのである。　外皮がシワシワになっても、中身はジュシーなのですし

甘みが強くなる　不思議な柑橘ですね。

私は、こんな風に　食べています。

そんな、旨いものなのですが、長野で入手となると　困難なのです。

つまり、毎日　食べられる　みかんとは違うのです。

そんな中、　昨今のインターネットオークションで　文旦を見つけました。

ネットでの調達をした方は、ご存知の様に　果実等の購入ルートは

大きく分けて、２通り程ありますね。

１．　物流系から　（　問屋やＪＡ、八百屋の出品者　）　

２．　生産者から　（　自分で生育し、収穫、発送をしている農家　）

所が、これらは　一応一旦があります。

１　ですと、商品の等級化が決まっており、良い物が多いが、欠点として、価格が高いのである。

２　は、自家選果なので、市販の等級に準ずる程度であるが、利点としては、価格が安いのである。

但し、ちょっと悪質な業者も多々ありますし、文旦は他の柑橘類に比べると大きいので

１箱でも、送料がバカになりませんね！

そんな中、私は　高知県の　ある農家を探し出し　毎年　この時期に　購入をしています。　

その方は、高知県須崎市の出間さん宅です。

色々と柑橘類を生育させて、ご自身で収穫し　発送も行っています。

もちろん、「旨い」　「安い」　「送料も」の三拍子揃った農家です。

今年も「文旦」の注文がメールで来まして、即　発注をした商品が届きました。

そこで、私が惚れ込んだ！出間さん宅の「文旦」を皆さんに紹介をしたいと思います。

場所は、高知県須崎市安和　となります。

但し、私は行った事はありませんが機会があれば、是非に行きたい所です。
http://map.yahoo.co.jp/pl?p=%B9%E2%C3%CE%B8%A9%BF%DC%BA%EA%BB%D4%B0%C2%CF%C2%A3%B1%A3%B0&lat=33.36964417&lon=133.27314889&type=&gov=39206.6.1

今回もご紹介に当たり、出間さんより写真をお送り頂きました。

まず、「文旦」についてご紹介しますと、

みかんの分類では、

みかん亜科のカンキツ属で初生カンキツ亜属の仲間となりザボン区に入っています。

この仲間には、ザボン、文旦、晩白柚（ばんぺいゆ）、ハッサク、グレープフルーツです。

こんな花が咲きます。

そして、摘果後に　こんな感じで成る様です。

高知県で文旦と言えば、『土佐文旦』を指します。

昭和の５年頃に、小型の法元文旦として鹿児島県より高知へ導入され定着しました。

その特長は、４００ｇ前後で皮に切れ込みを入れると剥きやすく、

肉質は固め、酸甘の淡い調和が持ち味で

海岸に近くて温暖な、日照時間が長く潮風が当たるところの柑橘はおいしいといわれます。

１２月〜１月頃に収穫して、「野囲い」をして追熟成させます。

もちろん、この時は畑から収穫した物を未選別で行います。

そして、追熟成された物を、大きさや見てくれの選別を行います。

選別後に、農家の方が一個一個、丁寧にタオルで拭きます。

この磨きを機械化する事もありますが、出間さんの家では昔ながら手で仕上げているとの事です。

『土佐文旦』は、見かけ等で秀品（一級品）、優品（Ｂ級品）、家庭用に選別され

その中に、４Ｌ、３Ｌ、２Ｌ、Ｌ、品があり、５ｋｇや１０ｋｇの箱へ入れて出荷されます。

もちろん、秀品（一級品）の４Ｌが一番高価な物となります。　

今季の文旦の価格表を記載しますと、

秀品（　１級品　）として

４Lタイプ　１箱　￥４５００円　（　１５玉程度　）

３Lタイプ　１箱　￥４０００円　（　１６〜１７玉程度　）

　　　　　１箱　￥３５００円　（　１８〜１９玉程度　）

２Lタイプ　　１箱　￥３０００円　（　２１〜２３玉程度　）

優品（　B級品　）

３L：２５００円（１８〜１９玉）

上記の金額は１０キロのお値段です。５キロはこれの半額になります。