我が家の庭シリーズ 山野草編 8

私は、近年『ヤマシャクヤク』に凝っています。
庭には牡丹(ボタン)や芍薬シャクヤク)は植わっているお宅はありますが、ヤマシャクヤクが植わっている家はあまり見かけません。
一般的に牡丹(ボタン)や芍薬シャクヤク)は園芸屋へ行けば、多種の品種が売られております。
特に牡丹(ボタン)は色の変化した物や花弁が変わった物が大変に多く出回っています。
実は、我が家にも牡丹(ボタン)と芍薬シャクヤク)が植わっています。


牡丹(ボタン)


芍薬シャクヤク

実は、それぞれを別々に植えてあるのでありません。
一般に売られている牡丹(ボタン)は、芍薬シャクヤク)の根っこに接ぎ木をしてあります。
どうも牡丹(ボタン)の根っこより芍薬シャクヤク)の根っこの方が強いのではないかと思います。
そんな訳で、春になると牡丹(ボタン)の根っこより脇芽が出てきます。
一般に脇芽は早くに摘み取りなさいと言われています。
私も最初は摘み取っていましたが、どうも葉っぱが多少に違うので放任させて於きましたら、なんと芍薬シャクヤク)が咲きました。
それから毎年、それぞれ咲かしています。
最初に牡丹(ボタン)が咲き、散り始めましたら花芽を切り取ってしまいますと芍薬シャクヤク)が
自分の番と思い、キレイに咲き始めます。


さて、話は本題に戻り『ヤマシャクヤク』(通称ヤマシャク)ですが


ヤマシャクヤクは、一般的に白花が普通ですが野山には希に赤花があり、山野草愛好家には貴重さもあり高値で取引がされております。
私は未だ自然界での、白花や赤花を見かけた事はありません。
この天然ヤマシャクヤクは不思議な物で南は九州〜北海道と全国的に自然界にある様です。
しかし近年では、山野草ブームもあり乱獲されており絶滅品種にされている県も多々あります。
今頃になると、根っこごと掘り返して持って来る人もいて、ネットオークションにも出回ります。
近年、山野草屋で繁殖の許可を取っている業者は、タネを採取して増やせて販売している様です。

ヤマシャクヤクはタネを植えてから5年以上してからの開花になります。
また、開花している期間は2〜5日程度と非常に短いです。
ですので、やっぱり野山へ行っても見る機会は少ない訳ですね!

秋になりますと写真の様に

真っ赤な粒と黒青した粒が見られます。
真っ赤な粒は、どうも野鳥達に発見されやすい為と言われていますが、これはタネでなく全くの偽物です。
黒青の粒が本当のタネです。

昨年に、このタネを入手し植え始めました。
白花は9割の確率で翌年には発芽しますが、赤花は2年以上掛かるので未だ発芽を見ていません。
それでは、昨年の植え付け状況をご案内します。

私も初挑戦ですので、ネット検索や文献を探して見よう見まねで挑戦しました。


これが、入手出来ました白花ヤマシャクヤクのタネです。


まず、用意した土は


安く上げる為に発泡スチロールを用意しました。

軽石鹿沼土、細赤玉の順に入れてました。


また、別の連ポットも用意しました。


どの程度に植えて良いものか判らないので、発泡は密に植えました。昨年8月27日に

その後、ある山野草屋へ出向き、発泡スチロールでの物を見ましたら、あんなに密に植えて無い事に
気が付き、後日植え替えるハメになりました。


連鉢は、1個〜2個のタネを植えました。


結局、この方法で植えた状態の物は後で植え替えるハメになりました。
所が、この植え替えをする事により発見がありました。
と言うのは、昨年10月9日に発泡スチロールの物を植え替える為に、掘り起こし見ましたら
なんと約1ヶ月でタネより芽?らしいモノが出ているではありませんか!

これには、私もビックリしました。


それで1個〜2個ずつに分けて黒いビニールポットに植え替えました。

結果的に、これが正解でした。


今年の植え付けも、ケチびる事や止めて黒いビニールポットを大量に用意して植え付けました。

もちろん、土の配合等を変えて挑戦していますが!


また、あるネット上の飼育例ではコケを乗せて植え付けると発芽率が高いありましたので
これにも挑戦しました。

そうなんですよ!長野の冬の季節は霜柱が立ち、深く植え付けても上に上がって来てしまうのです!!


来年の発芽が楽しみです。

さて、明日は今年の春の発芽状況と連ポットの植え替えについてご案内をします。