長野県の最北端の峠( 深坂峠 ) へ 

長野県の地図で一番右上に「 栄( さかえ ) 村 」があります。
http://www.vill.sakae.nagano.jp/kankou/kankou_map.html

飯山市から国道117号線を十日町市方向へ向かいますと

この村に来ます。

 

JR平滝駅近くから左に曲がり、三方岳方面へ登って行くと

新潟県十日町市(旧松之山町(まつのやままち))へ抜ける

深坂( みさか )峠 (海抜1090m)があります。



この峠の手前に、野々海(ののうみ)と言う人工湖があります。


実は、この湖周辺は 天然のブナの木 が残っていて

残雪新緑がコラボする場所で、毎年 この時期に行きます。


当家からは、いつもの様に高速の上信越自動車道で更埴ICより乗り

豊田飯山ICで降ります。ここから一路117号線を北上します。


今までに

2004年は5/15に訪れています。

2005年は5/17と6/5の2回来ています。

2006年は5/21と6/10の2回も来ています。

2007年は 4/27 と 5/16 の2回も来ています。

 

この時期にわざわざ来る魅力は

ブナ林の自然が残っており、山奥まで車で行けるし

多少の山菜もあるし、訪れる人が少ない事かな!


その年の積雪具合によって除雪が間に合わない時もあります。

今年も雪が多くて連休前に来ても、雪で通行止めでした。


最近の栄村のHPを見ると、6月中旬まで通行止めになっていましたが
http://www.vill.sakae.nagano.jp/koutsu/koutsu.html#road


今日は、あまりにも天気が良かったので、向かってしまった。


この村道を登って行くと、右側に苗場山(なえばさん)、鳥甲山(とりかぶとやま)が

見えるのですが、今日はイマイチで霞んでいました。


そして、村道の脇には、タニウツギが満開でした。

また、ヤブツバキも咲いていました。


その途中には、いつも寄る山野草のポイントがありまして

ブナ林の中に、イワウチワ と

イワガガミ が咲いていました。


そして、更に林道を進むと やっばり、雪が残っていました。


残雪とブナ林と、その若葉が美しいですね。


段々と雪が、


野々海の湖が近くでは、未だ こんなに残雪が


そして、湖の氷がやっと溶け始めた所です。


野々海キャンプ場の手前で、車は全く進めません。 除雪中!でした。


栄村の役場職員なのか、委託業者さん ご苦労様ですと言いたい。


ここで、車から降りて 登山靴にアイゼンを着けて

残雪の残るブナ林へ入る事にした。


ブナの木は、春が近くなると地中の水を木の上へ持ち上げます。


この為、木の根元は その水の暖かさで雪が溶けます。


そんな訳で、根元が丸く溶けているのです。


中には、こんな面白いブナの木があります。


これは、最近にキツツキなどに掘られたのでしょうかね?


雪原行進を約30分程したのか、やっとこ深坂峠へ来ました。

これが、今年の深坂峠の標識です。


2004.5.15は、

2005.6.5は、

2006.6.10は、

そして、2007.4.27は、愛犬モコと訪れています。


この写真は、峠より新潟県側を望みました。


12時15分、やっと昼食になりました。( 大きなおむすびですね! )


食事後に、近くを見回しましたら

ショウジョウバカマが咲いていました。


こんな御坂峠を満喫して、下山を始めました。


林道の近くに タムシバ と言うコブシに似た花が咲いていました。

タムシバは小木(2〜3m)で、コブシは10m以上になります。


林道を下り、中間くらいの所で 地元の人が山菜を採っていたので

何を?と 聞いたら、ゼンマイ、山ウド、ワラビだそうです。


所で、ゼンマイって皆さん知っていましたか?

ゼンマイには、オス と


メス があり

メスを採り、回りの毛?の様なものを取って

揉みながら、乾かし 保存食にする様です。


乾燥ゼンマイは、100g ¥1000円もするらしいです。


117号線に戻って来て、舞う様に自宅へ戻って来ました。

そんな、慌ただしい一日でした。


去年のブログ
http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/20070517


では、又ネ!