セツブンソウ観察日記 4 

セツブンソウ の 群生地へ ハシゴ!

いつもの様に、セツブンソウについての おさらいを

スプリング エフェメラル( 春の短い命 )の仲間で、早春の一時期だけ現れて、花を咲かせ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%83%AB

周りの木々の葉が生い茂る頃に、地上から全く姿を消してしまう山野草の仲間です。

彼らは、春の暖かさを感じると 一目散に芽吹き 回りの木々の葉が開いてしまうと

太陽の光が届かなくなってしまい、生長する事が出来なくなるので

その数ヶ月の間に、大きな花を開花させて受粉や葉で栄養を作り、根っこに栄養を貯めて

地上部は枯れても、地下部では来年の芽吹きに向けて長い眠りに入る山野草です。


この仲間には、アズマイチゲキクザキイチゲニリンソウセツブンソウ等があります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%BA%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%81%E3%82%B2
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%82%AF%E3%82%B6%E3%82%AD%E3%82%A4%E3%83%81%E3%82%B2
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%82%A6
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%84%E3%83%96%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%82%A6


私は、先日(3/8)に、群生地へ訪れているが

昨日、早朝に 友人のT君より 『 自在山のセツブンソウ 』へ行けや!と 

お誘いの電話が  一昨日に行ったから と 言いたい所だが 好きだし

やっぱり、行きたいので( 山野草が好きだので ) 一つ返事で!  自宅で待っていると 答える。


私のセカンドカーに乗り換えて、セツブンソウ大群落地へ車を走らせました。


この場所は、 しなの鉄道 「 戸倉駅 」 裏手の 自在山( じざいさん )と言う山の

天狗公園入口の右奥斜面にあります。   私の自宅からは、車で5分程度の場所です。

さすがに、有名になったのか 駐車場は もう 一杯 でした。


そして、ギャラリーも 沢山 いましたし、「 セツブンソウを守る会 」の役員の方々も 

頑張って、説明 や チラシを配っていました。 いつも ご苦労様です。

 

私の持っている 数冊の文献では

「 白い5弁花を付けます 」と書いてありまして( 実際は花弁ではないよ! )

 

つまり、白い花びら が 5枚 が標準の様です。


また、多少とも 薄黄色気味の 花びらのもの


今回、再発見した セツブンソウ を 撮りました。

それが、コレ です。 花の下にある 襟巻きの様な 葉 に注目です。


葉 だけ 見れば 全く 別物の様な セツブンソウ に 思えますね。


これには、ちょっと 興味が沸きましたので

後日、更に 念入りに 現地に出向き 調査をしたいと思っています。

 

戸倉地籍のセツブンソウを観察した後で、 もう一箇所の群落地へ向かいました。

それは、この自在山の裏手の 杏の森地区 の 隣りにある 倉科( くらしな )地籍になります。


ここへは、一旦 戸倉駅の向こう側へ行き 国道18号線を下り

千曲市 粟佐(あわさ)の信号を右に折れて、直進しますと

しなの鉄道の踏切を渡り、長野新幹線のガード下を潜り 直進しますと

Y字の信号のない交差点を直進します。

一般に、ここを右へ行くと あの 杏の故郷 森地区 となります。

そして、直進をしますと 倉科に入ります。


または、戸倉のセツブンソウの駐車場の道を山へ登って行きますと

宮坂峠と言う 峠へ行き これを下りますと 杏の里 森地区へ 出ます。

但し、宮坂峠は 公式には 未だ 冬の通行止め となっていますが

多少とも、舗装された林道に 若干の落石はありますが

注意して行けば、問題が無いと思います。

また、対向車が来ると道路幅が狭いので、低速で注意して走行して下さい。


もちろん、我々は この 宮坂峠越えで 向かいました。


峠から見た 手前が戸倉 そして千曲川 その奥が 上山田温泉


そして、左手前の半分ハゲた山が 愛犬モコと散歩に行く 八王子山です。


やや中央右の高い山が 冠着山(かむりきやま)となります。


峠を下り、前に書きました道路へ出て 倉科地籍へ入りますと

道路には、所々に セツブンソウは  という標識があり それに従って進むと

三滝川沿いに来ます。

なな、何と! 冬期の通行止めが解除されていませんでした。


しっかりとカギが掛けられたクサリで通行は不可でした。


解除は、15日と書いてありました。


折角、ここまで来たので 車を止めて ザックにカメラを入れて 登って行きました。


近くに車が数台止まっていました。 ここから、林道を20分ほど登ります。


途中には、この様に 目印の標識があります。


10分程 行きますと 三滝への道(右) と 樽滝(左)の分かれ道となります。 左に残雪が!


これを 左の方へ進みます。

更に登って行くと こんな 看板も あります。


20分程で 群落地に到着しました。 流石に ギャラリーの姿は見えませんでした。


やはり、戸倉地籍より 多少とも北の位置なのか セツブンソウ が 見あたらない!

それでも、目を大きく開いて 良く見ると チラホラ 1本 2本 と 咲いていました。


この倉科地籍の セツブンソウは 戸倉地籍の物と比べると

どうも 小さい様に見えます。 栄養が少ない様な気がします。


また、戸倉地籍と比べても 群生とはいかず あっちに数本 こっちに数本って感じでした。


それでも、写真を撮っていると チラホラ 観察者が登って来ました。

「 どちらから? 」と 聞くと 上田から  「 戸倉 」へ寄ってから こちらへとの事でした。

やはり、皆さん ハシゴして楽しみに 来ているのですね。


今年は、千曲市セツブンソウ群落地では 天候の不順により イマイチの開花状況です。

やはり、1月や2月は 積雪があって寒い日々が続いて

3月に一気に暖かくなるという気候ですと、去年の様に 素晴らしいセツブンソウの大群落が

見えますが、今年は 2月、3月が暖かかったり、寒かったりしたので  

セツブンソウ達も 発芽 や 開花 に 困ったのではないかと思います。


このまま、21日の休日頃に暖かくなると それぞれの群落地は見頃となるでしょうか?!


では、後日に また載せますね。


今年の関連ブログです。

『 セツブンソウ観察日記 1 』 2/15
http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/20090215

『 セツブンソウ観察日記 2 』 2/26
http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/20090226

『 セツブンソウ観察日記 3 』 3/8
http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/20090308


昨年の約1ヶ月間 セツブンソウ関連のブログです。 クリックして見てね。
http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/20080223
http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/20080227
http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/20080303
http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/20080306
http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/20080311
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http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/20080323
http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/20080328


尚、今週末の15日には 戸倉の群生地周辺で植樹会が

9時〜11時頃まで開催されます。

では、またネ!