2022 枝成り完熟あんずの、こだわり!

昔から、善光寺の鐘の音が届く所で杏が収穫出来ると言われていた。

 

特に、長野県の北信地区は

杏の生産量が全国トップクラス。栽培面積は日本一を誇ります。

その6割を占める一大産地が千曲市です。

その中でも、森地区と倉科地区は、「あんずの里」と呼ばれ

標高380~450mのなだらかな傾斜地の一面にあんず畑が広がります。

 

2013年4月には今上天皇皇后両陛下が「初めての私的な旅行」で

森地区をご訪問されたので、名が知られるようになりました。 

 

私の住んでいる辺りにも杏畑が多くあります。

また、幾つかの親戚でも杏を作っています。

 

 

で、私は 杏農家 では ありません。

元々は、自宅の土地の境(その頃は畑)にお袋が杏を植えました。

 

でも、お袋も農家でもなかったので

消毒をする訳でもなく、剪定する訳でもないので

杏の木は、放任されており実もあまり取れなかった。

 

私が、この土地に自宅を建ててから、杏の面倒を見ることになる。

収穫の時期になると、落下した杏や熟した杏を集めて

お袋の所へ運んでいました。

 

お袋は、夜なべをして ジャムやシロップ漬けを作っていました。

なので、私は会社で出張する度に、加工された杏をお得意様に

差し上げては喜ばれていました。

 

ある時に、オークションに巡り合い出品をしました。

その時からのお付き合いしているリピータ様が、何人もいます。

 

ただ、杏と言う果物は 完熟した杏を収穫するのが難しいです。



杏が熟す頃は、梅雨の初めから梅雨明けの頃ですので

樹上で完熟して、風雨に遭うと 落下が始まります。

ヘタすると、全部なんて事もあります。

 

なので、農家は 絶対に こんな収穫は しません。

基本、落ちた杏は キズが付いたりするので

落ちた杏は 廃棄となり 畑の隅に埋めてしまいます。

 

では、農家は どの様な状態で 収穫をするのかと 言うと

杏が、色づき始めたら 収穫を 行います。(収穫のサイン)

 

元々、杏は 収穫する(親木から採ると、その途端に)と

追熟が 始まります。 

 

つまり、収穫して 選別して 出荷して 市場へ そして、お店へ

この間が 追熟期間となります。

 

現状では、これが最善の収穫、出荷なのです。

 

所が、そんな追熟した杏は 本当の美味しい杏ではありません。

樹上で未熟で収穫をするので 当たり前 かも!

 

 

 

しかし 私は、趣味と呆け防止の為に 

わざわざ、手間の掛かる方法で 完熟した杏を収穫しています。

なので 私が収穫した杏は、ひと味もふた味も違います。

 

ただ、全て完熟した杏ですと ジャム用にしか加工が出来ません。

そこで、用途に応じた状態での収穫を行っています。

 

なので、1本の杏の木でも 何回かに分けての収穫となります。

そして、即日に梱包して 追熟を遅らせる為にクール便を使います。

 

一般に、農家は 人海戦術で 一気に 収穫をします。




私は、こんな収穫方法をして、全てを1人で 行っていますので

あらかじめ 用途別の送り状を基にして収穫量を決めて 日々、杏の木の元へ行き

確かめてから 収穫をして 梱包して発送をしています。



( 時には、好天気となり一気に熟くすと大変な事になります。 )

 

 

では、枝成り完熟が 

用途別に収穫する 杏の種類とタイミングについて

 

シロップ用の杏

(対応品種:信山丸、新月、信州大実

収穫タイミング = 完熟一歩手前の果肉が硬い物

 

ジャム用の杏

(対応品種:平和、山形3号、信陽、昭和、信州大実

収穫タイミング = 完熟状態(果肉が柔らかい)

 

生食用の杏

(対応品種:ハーコット、イエローハーコット、ニコニコット

 おひさまコット、信州サワー

収穫タイミング = 完熟一歩手前(果肉が柔らかくなる寸前)



 

収穫は、

早生種で6月中旬前後 

晩生種で 7月初旬前後




本日での 山形3号杏


4月26日の 新月杏 

 

 

すでに、リピータさんはご存じの様に

硬め(シロップ用)の杏を常温で保管をしますと

日に日に、追熟(柔らかく)されて、

生食用に、ジャム用にと変化し最後には腐ってしまいます。

どこからか、小蠅が寄って来ます。

 

ですので、用途に応じた杏は お早めに加工をして下さい。

ジャム用にする時は、常温保管して 割って、煮込み加工を行い

密閉できる袋等に入れて、冷凍保存も可能です。

 

加工業者などでは、収容箱のまま 氷温保管をして

随時にジャム加工をします。

 

こちらから、送られた杏を使ってケーキ等を作る方も多々います。




毎年、1~2人ほどありますが

発送されて、受取が出来ない(旅行やお出掛け等)方がいます。

ヤマトから連絡が入り、その時点で 返却するかを決めます。 

こちらから、連絡をする場合があります。

 

返却された杏は、クールで48時間も経っていますので 

此方へ届いたら、地元でます。即ジャム杏が欲しい方を探します。

または、廃棄となります。

 

 

それから、良く こんなご依頼をされる方が居ます。

「シロップ漬けも、生食も、ジャムも」したい そんな杏を

何㎏欲しい と この場合は、少し硬めの杏を送りますので

そちらで、選別して 追熟をして もらう様になります。

 

 

枝成り完熟の杏は、全て 生で食べられます。

しかし、硬い杏は 酸っぱみが 強いです。

 

 

それから、送料に関して

私は、ヤマトと個人契約をしています。

一般に、5㎏とか10㎏の杏を依頼されても 

正味10㎏で梱包すると 10㎏を越えてしまい

15㎏の価格帯になってしまうので 

10㎏での依頼は受けません。

この所、受注を受ける量を制限しているので、そんな問題はない!

今年も、7㎏か8㎏で計画しています。

 

 

お支払いは、杏代+送料 で 82銀行 か ゆうちょ銀行になります。

もちろん、杏が届いたらの お支払いです。

 

 

毎年、何人か ありますが

数点のご依頼分を まとめてのお支払いをしてもらってますが

忘れられたり、手違い等により 数ヶ月遅れの支払いもありますので

この点を 宜しくお願いします。

 

 

今年の杏受注は、5月3日~5日にスタートの予定です。

巷では、杏が豊作の様ですが 枝成り完熟は、元々 杏の木が少ないので

受注量や用途の制限がありかも知れません。

 

また、用途別に 受注を開始する事もあります。

例として 

5月3日~ 生食用  4日~ シロップ用  5日~ ジャム用の様に

 

では、宜しくお願いします。

 

今回の写真は、全て2021年です。

 

 

 

このブログは、1日で 何回も追加編集を行います。

その度に、改訂番号が変わります。

 

 

じゃあ、またネ!

 

 

ブログを読んで頂きまして有り難うございます。

コメントも 適当な名前で お書き下さい。

お待ちしています。

 

 

枝成り完熟専用のアドレスは、

kanjuku107@apost.plala.or.jp です。